AWS Marketplace の製品を活用する #AWSSummit

2018.06.29

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Guten Tag!ベルリンから伊藤です。 今更ですが6月の始め、ベルリンオフィスのインターン、土井さんが誕生日を迎え、オフィスメンバーでお祝いしました!(他のメンバーは別の地でのリモートやお休みで不在につき、ほぼ女子会)

ベルリンにしてこのフランス系の繊細なケーキを取り揃えた Du Bonheurはイチオシです!

そんなハッピーバースデー土井さんにも先日ブース訪問記事を書いてもらった、AWS Summit Berlin 2018 について、遅くなりましたが今回は参加したセッションの内容をご紹介します。

参加した下記のセッションは主に弊社のようなリセラーに向けた情報だったため、今回のエントリでは後半の Marketplace について紹介します。 Re-selling update for AWS: AWS Solution Provider Program & AWS Marketplace; Hennig Paulke & Alejandro Canonero, AWS; Christoph Waschkau, Vintin

セッション一覧はこちら

なお、前半の AWS Solution Provider Program は、今年4月にAWSブログで発表された新しいプログラムですが、詳細を知りたい方はこちらのフォームより応募しましょう。

AWS Marketplace とは

  • 2012年4月に提供開始
  • サードパーティソフトウェア製品の厳選カタログ
  • 160,000 以上の利用中の顧客
  • 1,280 以上のソフトウェアベンダー
  • 4,200 以上の製品
  • ほとんどの AWS リージョンにてデプロイ可能

ベンダーには、下記のように様々な人気ベンダーが網羅されており、お客様がオンプレで使用している環境を AWS 上で Marketplace 製品に移行することができます。

特にセキュリティ系が人気のようです。

製品デプロイのオプション

AWS EC2 で AMI を使用してデプロイする場合と、SaaSを利用する場合があります。

AWS EC2 で AMI を使用してデプロイする場合

  • Open Source: サポートが必須でなければ、大概ソフトウェアのコストはかかりませんが、AWS基盤の分は費用が発生します。
  • BYOL (Bring Your Own License): 購入済みのライセンスを導入でき、既存の投資を無駄にしません。その際、ライセンスキーが必要となります。
  • Utility: ユーザ数、帯域幅、ホスト数等に応じた従量制の価格体系です。新規のスケールする負荷に対してTCOを抑えられます。各種製品ではフリートライアルも提供されています。

SaaSを利用する場合

(少なくとも現時点では)サービスは完全にSaaSプロバイダにより管理・提供され、AWS基盤を管理するリソースは不要です。SaaS契約は、1年単位か複数年単位で利用可能です。各種製品ではフリートライアルも提供されています。

AWS Marketplace: 価格体系

利用量に応じて柔軟なオプションがあります。

価格タイプ 詳細
Free Trial 初期の試用として、様々な製品で無料での利用分が提供されています。
Hourly 時間ごと、ユーザ数、データ転送などによる課金です。短期利用向けで、開発やテスト環境、またはトラフィックの急増の場合に適しています。
Monthly 月額払いで月額費用に割引が得られます。一時的なプロジェクトや通常の負荷レベル向けです。
Annual/Multi-Year 一度の支払いで大きな割引が得られます。数年単位でのオプションあり。長期利用や断続的な負荷レベル向けです。
Private Offers 顧客とISV間で交渉してカスタム料金を設定できます。

電話したり、詳細な情報を伝えて申し込みしたりする必要はなく、これらを画面で選択するだけでデプロイができ、使用した分だけ(※製品の価格モデルによる)課金がされる簡単な仕組みです。

このようにMarketplaceを使用して簡単にソフトウェア製品を試用・評価したり、購入したりできます。 弊社ブログでも、 Alteryx や Tableau を Marketplace の AMI から導入している記事がありますのでぜひご参考ください。

Tableau ServerをAWS Marketplaceから構築してみる

Alteryx ServerがAWS Marketplaceから従量課金制で利用できるようになりました!

参考

AWS Summit Berlin 2018 シリーズ


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