Alteryx10.0がリリースされました!
はじめに
こんにちは、yokatsukiです。本日、Alteryxのバージョン10.0がリリースされたとの情報が入りました。
- ブログ記事: Alteryx Analytics 10.0 Delivers Analytic Independence
- 製品情報ページ: Alteryx Analytics 10.0 Delivering Analytic Independence
という訳で、早速Alteryx Designer 10.0をインストールしてみたので、所感と共にお伝え致します。
Alteryx Designer 10.0インストール
上記ブログ記事によると、既にダウンロードページの製品は10.0にアップグレードされているとのことなので、まずはそちらから入手しました。
追記:ダウンロードページにも10.0が表示されました。
ダウンロード後のインストールや、体験版のアクティベーションについては9.0の時と一緒でしたので、下記エントリでご確認下さい。
参考までに、下記にインストール時のスクリーンショットを載せておきます。
インストール初期画面("Previous Version Unilstallation"の記述に注意)
10.0のインストール周りで確認できた事象を幾つか挙げます。
インターネット接続必須
本バージョンから、ホームページからダウンロードするインストーラはプログラム本体を含まなくなりました。インストーラからプログラム本体(予測ツール込みのインストール構成で約166MB)をダウンロードしてインストールする方式に変わっているので、インストール前に、高速なネットワークに接続している事を確認しておいてください。 (ちなみに私はテザリング状態かつ移動中に何度も再実行してしまい、今月の通信許容量にダメージを受けました…。)
旧バージョンとの共存不可
10.0をインストールしたPCには事前に9.5をインストールしていたのですが、インストールフォルダとログ以外は(セットでインストールしたRランタイムも含めて)全て自動的にアンインストールされました。旧バージョンとの共存はできないようです。
ライセンス&設定引き継ぎ
ライセンス情報は自動的に引き継ぎされました。既に同じPC上でアクティベーション済みの場合は、インストール後のアクティベーションは不要です。 また、全バージョンで変更していた画面レイアウト等の設定情報もそのまま引き継がれていました。
変更点所感
10.0で追加、変更された点を、個人的に確認できた範囲で幾つか紹介します。
メニューの変更
ファイルメニューに、オープンなワークフローリポジトリであるAlteryx Gallaryが追加され、開発した独自ワークフローをGallaryに公開できるようになりました。
ワークフローをより積極的にオープン化し、利用者全員で活用していこうというAlteryx社の方向性が感じ取られます。
サンプルはHelpの方に移動していました。サンプルを利用される方はご注意下さい。
ツールの変更
ツールのラインナップに変更がありますが、あまり多く変わった印象はありません。また、9.5で実験的に導入されていた(Laboratoryグループ)ツールに、正規のツールとして昇格したものがあります。
以下、目視で確認した範囲での追加、削除されたツールの一覧です。
- 追加されたツール
- MB Affinity
- Network Analysis
- Dynamic Input
- Dynamic Output
- Macro Input In-DB
- Macro Output In-DB
- 削除されたツール
- XDF Input
- XDF Output
- Business Listng Matching
- Household Matching
- Non Overlap Drivetime
- HDFS Input(HDFS ConnectionとしてInput Dataに統合)
- HDFS Output(HDFS ConnectionとしてInput Dataに統合)
- Canada Geocoder
- US Geocoder
- Report Comparison
- Report Detail
- Report Rank
- Gnip Input
- Datasift
In-DBツール群対応のデータベース追加
9.5の新機能として登場した、「データベース内部で処理を行う」In-DBツール群ですが、対応するデータベースが追加されました(いずれもODBC接続を使用)。
- Amazon Redshift
- Impara
- Teradata
- Spark
これで、より多くのデータベースで大量のデータを高速に処理することができるようになります。個人的にはRedshiftに対応したのが嬉しいです。
その他の新機能や変更点についての詳細は、ダウンロードページのKey FeaturesやAdditional Changesをご参照下さい。
今後、これら新機能などを随時試したエントリを書きたいと思いますので、お楽しみに!それでは、また。