08: 詳説 Intel Edison Arduinoボードの入出力端子【その他編】

08: 詳説 Intel Edison Arduinoボードの入出力端子【その他編】

Clock Icon2014.12.08

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よく訓練されたアップル信者、都元です。昨日のエントリーはこちらです。本日は、Arduinoボード上の残された端子・スイッチ類を全部追いかけます。

電源及びUSB端子類

IMG_4370

J1 DCジャック

こちらは説明するまでもないでしょう。電源供給のためのDCジャックです。Arduinoボードには最初からついてるんですねー。で、このジャックの内径は2.1です! 2.5じゃないです!

J2 バッテリー

ブレイクアウトボードにもありましたJ2は、リチウムイオン充電池を接続するピンです。

J3, J16 及び J6 USB端子

さて、問題はこいつです。

まず、ブレイクアウトボードにはJ6はありませんでした。Arduinoボードには、標準Aタイプの端子が1つ付いています。

そしてJ16はブレイクアウトボードにある端子と同じかなーと思いきや、マイクロABタイプではなく、マイクロBタイプとなっています。実はArduinoボードのJ16は、コネクタによるhost/device自動判定ではなく、SW1とセットで動くようになっています。SW1のスイッチが向かって右(つまり標準Aタイプ側)に設定してある場合、J16はホストモードで動きます。逆に向かてt←(つまりマイクロ側)に設定してある場合はデバイスモードで動きます。

Bコネクタを挿しているのにホストになるって、混乱を招きそうな気がするので、USBの仕様上あまりやっちゃいけない感を感じますが、こういうことって普通にやっちゃうんですねぇ。。

しかし、Hardware Guide内を検索しても、J3J6って単語が一言も無いってどういうことなの…。Intel Edison Arduino Board Schematicの中の図(下記)で推測するっきゃないですね。

2014-12-08_1427

ここから素人の推測なのであまりアレなんですが、J6(標準A)とJ16(右側のマイクロB)はHUBをかました同じUSB端子だと思って良さそうな気がします。なので、この両者とも、SW1による設定の影響を受けそうです。そしてJ3は、ブレイクアウトボードと同じく、シリアル通信の端子な気がします。

Arduinoボード特有の端子類

この辺りもHardware Guideにほとんど説明がありません。

J8

j8

恐らく、アナログ入力の基準値にAREFによる入力を使うか、それとも動作電圧(工場出荷時5V)を使うか、という選択に見えます。

J9

j9

恐らく、ボードの基準電圧を5V(工場出荷時)にするか、3.3Vにするか、という設定に見えます。

J13

j13

そろそろ限界です。よくわかりません。J2に関連したサーミスタ絡みの何かであるという不確定情報しか見つかりませんでしたorz

スイッチ類等

IMG_4371

J5 SD

SDカードスロット。これもHardware Guideに細かい説明はありませんが…。恐らくLinux内でマウントできるのでしょう。

SW1UI1 (SHLD RST)

シールドリセットボタン。ブレイクアウトボードにもあるリセットボタンと同じ、PCのリセットボタンのようなイメージです。押すと再起動します。Edison本体や、ピンのI/O設定には影響を与えません。

SW1UI2 (PWR)

電源ボタンです。長押しすることによって、電源OFFとなります。電源OFF状態で単純に押下すると、再起動します。電源ON状態で単純に押下すると、低電力(スリープ)モードになります。低電力モード状態で単純に押下すると、フルパワーモード(= 電源ON状態)となります。

こちらもPCと同じような感じですね。

SW1UI3 (FW) 及び SW1UI4 (RM)

ファームウェアのリカバリ時に使うスイッチのようです。ブート時にこれらのボタンを組み合わせて押下することにより、リカバリ処理が走るようです。

詳しくはこちらに解説がありました。

SW1UI5 (RESET)

システムリセットボタン。こちらは、Edison本体や、ピンのI/O設定を含めて初期化します。I/Oピンは全てハイインピーダンス状態(入力)となり、プルアップ無しの状態となります。

まとめ

さて、以上で、Intel Edisonの本体・ブレイクアウトボード・Arduinoボードそれぞれについて、ハードウェア概要を押さえられましたね。

明日のエントリーはこちらです。

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