
Claude Code v2.1.152 の主要アップデート
クラウド事業本部の石川です。Claude Code の v2.1.152 が 2026 年 5 月 26 日に公開されました。コードレビュー結果の作業ツリーへの自動適用やスキル管理まわりの新機能に加え、多数の不具合修正が含まれるアップデートです。
アップデートサマリー
v2.1.152 では 33 件の変更が入りました。/code-review --fix やスキル管理(/reload-skills・disallowed-tools)などの新機能が 8 件、操作性・安定性の改善が複数、そして 16 件の不具合修正が中心です。破壊的変更や非推奨に該当する項目は含まれていません。
なお、v2.1.151 は公開されず(スキップ)、直前の v2.1.150 はユーザー向けの変更を含まない内部改善のみでした。そのため、直近で実質的な変更が入ったのは本 v2.1.152 になります。
注目のアップデート
- 新機能:
/code-review --fixが、レビュー後に再利用・簡素化・効率化の観点での指摘を作業ツリーへ直接適用するようになりました。あわせて/reload-skillsコマンドや、スキル/スラッシュコマンドのdisallowed-tools指定も追加され、スキルまわりの運用性が高まっています。 - 不具合解消: モデルやログインを切り替えた後に、セッションが応答しなくなることがある問題が修正されました。
アップデート内容
新機能
/code-review --fixの作業ツリー適用:/code-review --fixが、レビュー後に再利用・簡素化・効率化の提案を作業ツリーへ直接適用するようになりました。あわせて **/simplifyは内部的に/code-review --fixを呼び出す形(エイリアス)**になりました。disallowed-toolsフロントマター: スキルとスラッシュコマンドのフロントマターでdisallowed-toolsを指定でき、そのスキルが有効な間はモデルから特定のツールを除外できるようになりました。/reload-skillsコマンド: セッションを再起動せずにスキルディレクトリを再スキャンできる/reload-skillsコマンドが追加されました。SessionStartフックでのスキル再読み込み:SessionStartフックがreloadSkills: trueを返すと、フックがインストールしたスキルを同一セッション内で利用できるようになりました。SessionStartフックでのセッションタイトル設定: 起動時・再開時に、SessionStartフックがhookSpecificOutput.sessionTitleでセッションタイトルを設定できるようになりました。MessageDisplayフックイベント: 表示されるアシスタントメッセージのテキストを変換・非表示にできる、新しいフックイベントMessageDisplayが追加されました。pluginSuggestionMarketplaces管理設定: 管理者が、コンテキストに応じたヒントで提案されるプラグインの組織マーケットプレイスを許可リスト化できる管理設定です。- OpenTelemetry 属性
app.entrypoint: セッションのエントリポイントを OpenTelemetry メトリクス属性として追加できるようになりました(OTEL_METRICS_INCLUDE_ENTRYPOINT=trueでオプトイン)。
改善
--fallback-modelへの自動切り替え: プライマリモデルが見つからない場合に毎回リクエストを失敗させるのではなく、設定済みの--fallback-modelへセッションの残りを切り替えるようになりました。- Auto モードのオプトイン不要化: Auto モードが、事前のオプトイン同意なしで利用できるようになりました。
/usageの大きなセッションファイル対応:/usageの内訳に大きなセッションファイルが含まれるようになりました。ファイルはストリーミング読み込みされるため、メモリ使用量は一定に保たれます。- 思考サマリー表示の改善: 折りたたみグループ内の思考サマリーが、最低 3 秒は読める状態を保ち、マークダウンとして描画され、10 行で打ち切られるようになりました(
Ctrl+Oで全文を表示できます)。 - 「Thinking for Ns」のライブ表示: フルスクリーンモードで思考時間の表示が思考中はライブでカウントアップし、途中で中断してもその値を保持するようになりました。
- Workflow ツールの進捗表示の簡素化: ライブのエージェント数は、プロンプト下の常設ワークフローステータス行にのみ表示されるようになりました。
- バックグラウンド処理の待機表示: 応答後タイマーが、バックグラウンドのエージェント/ワークフローが実行中のときは待機中である旨を表示し、結果が処理されたあとに累計時間を報告するようになりました。
marketplace removeの--scope対応:claude plugin marketplace removeが--scope user|project|localを受け付けるようになり、add/install/uninstallと整合がとれました。- Vim モードの履歴検索: NORMAL モードで
/が(Ctrl+Rと同様に)逆方向の履歴検索を開くようになり、bash/zsh の vi-mode と一致しました。
修正
主な不具合修正は次のとおりです。
- セッションが応答しなくなる問題を修正: モデルやログインの切り替え後に古い思考ブロック署名が履歴に残り、セッションが停止する問題を修正しました(署名をプロアクティブに除去し、リトライのセーフティネットを追加しています)。
- 長時間セッションでの端末表示の劣化を修正: レンダラーのスタイルプールを再利用することで、長時間のセッションで端末スタイルが劣化する問題を解消しました。
- サンドボックス有効警告の非表示を修正: 簡易起動表示でサンドボックス有効の警告が表示されない問題を修正し、すべてのレイアウトで表示されるようになりました。
- プラグイン MCP サーバーの誤った重複排除を修正: 同一コマンドでも環境変数が異なるプラグイン MCP サーバーが、誤って重複排除される問題を修正しました。
- git ブランチ追従プラグインの更新停止を修正: プラグインレジストリの再構築後に、git ブランチを追従するプラグインが更新を受け取らなくなる問題を修正しました。
- リモート MCP の接続失敗を修正: イグレスプロキシ有効時に、Claude Code Remote セッションでリモート MCP サーバーが接続に失敗する問題を修正しました。
claude agentsのバックグラウンドクラッシュを修正: サブエージェントのキャンセル後に古い権限プロンプトを受理した際に、バックグラウンドワーカーがクラッシュする問題を修正しました。cache_creation_input_tokensが 0 になる問題を修正: API がキャッシュ書き込みをネストしたcache_creation内訳でのみ報告する場合に、トランスクリプトや結果の使用量でcache_creation_input_tokensが 0 と表示される問題を修正しました。- このほか、ローディングスピナーの表示、マークダウンテーブルの描画、
/doctorの誤報告、effort 変更確認ダイアログ、PushNotification の通知判定など、多数の細かな不具合が修正されています。
最後に
v2.1.152 は、/code-review --fix の作業ツリー適用やスキル管理機能の追加といった新機能に加え、セッションの停止や MCP・プラグインまわりの修正が入ったアップデートです。破壊的変更や非推奨に該当する項目は含まれないため、既存の運用への影響を気にせずアップデートできます。スキルやプラグイン、コードレビューを日常的に使っている方は影響範囲が広いので、アップデートして試してみてはいかがでしょうか。
参考文献








