
Claude Code v2.1.182〜v2.1.183 の主要アップデート
クラウド事業本部の石川です。Claude Code の v2.1.182 〜 v2.1.183(2026-06-18 〜 2026-06-19)のアップデートをまとめてご紹介します。
アップデートサマリー
対象は 2 バージョン(v2.1.182 〜 v2.1.183、2026-06-18 〜 2026-06-19)です。v2.1.182 は CHANGELOG に独立した記載がなく(npm には公開済み)、文書化された変更はすべて v2.1.183 に含まれます。今回は auto モードの安全性強化が目玉で、破壊的な git コマンドやインフラ破棄コマンドのブロックが追加されたほか、サブエージェント・チームメイト・MCP・TUI 表示まわりの不具合修正が中心です。
Claude Fable 5 の再開が、待ち遠しいです。
注目のアップデート
- 新機能:
attribution.sessionUrl設定が追加され、コミットや PR から claude.ai のセッションリンクを省略できるようになりました(v2.1.183)。 - 不具合解消: モデルが thinking ブロックのみを返したときに、出力なしでターンが静かに完了してしまう不具合が修正されました(v2.1.183)。
- セキュリティ: auto モードで
git reset --hardなどの破壊的な git コマンドやterraform destroyなどのインフラ破棄コマンドが、明示的に依頼していない限りブロックされるようになりました(v2.1.183)。
対象バージョンと期間
| バージョン | 公開日 |
|---|---|
| v2.1.182 | 2026-06-18 |
| v2.1.183 | 2026-06-19 |
なお、v2.1.182 は npm 上には公開されていますが、CHANGELOG には独立した変更項目の記載がありません。リリース/ビルドのみのバージョンと考えられ、以下で紹介する変更点はいずれも v2.1.183 として文書化されたものです。
新機能
attribution.sessionUrl設定を追加しました。Web セッションおよび Remote Control セッションで、コミットや PR に付与される claude.ai のセッションリンクを省略できます(v2.1.183)。/config --helpを追加しました。/config key=valueで利用できるショートハンドキーの一覧を確認できます(v2.1.183)。
安全性・セキュリティ
auto モードの安全性が強化されました。読者の作業内容を意図せず失わないための重要な変更です。
- auto モードで、ローカル作業の破棄を依頼していない場合は破壊的な git コマンド(
git reset --hard、git checkout -- .、git clean -fd、git stash drop)をブロックするようになりました。あわせて、当該セッションでエージェントが作成していないコミットへのgit commit --amendをブロックし、terraform destroy/pulumi destroy/cdk destroyも対象スタックを明示的に依頼していない限りブロックします(v2.1.183)。 - スケジュールタスクや Webhook トリガーの配信がキーボード入力として扱われていた挙動を修正しました。これらはタスク通知として分類されるようになり、auto モードで保留中のアクションを承認したり、セッションタイトルを設定したりできなくなりました(v2.1.183)。
改善
- リクエストしたモデルが非推奨、または新しいモデルへ自動更新された場合に警告を表示するようになりました。print モード(
-p)では stderr に表示され、エージェントの frontmatter で指定したモデルも対象になりました(v2.1.183)。 /configのトグル操作を変更しました。Enter と Space のどちらでも選択中の設定を変更でき、Esc はこれまでの「変更を破棄」ではなく「保存して閉じる」挙動になりました(v2.1.183)。- 起動時にロゴ下へ表示していた「setup issues」行を削除しました。設定の問題は
/doctorの実行、または--debugで確認できます(v2.1.183)。
修正(主要なもの)
安定性・操作性に関わる修正を中心に抜粋します。
- 出力なしでターンが静かに完了する不具合を修正: モデルが thinking ブロックのみを返した際にターンが何も出力せず終わってしまう問題を修正し、Claude が一度だけ再プロンプトするようになりました(v2.1.183)。
- サブエージェント起動時の 400 エラーを修正: 特定の設定でサブエージェント起動時とセッションタイトル生成時に発生していた
thinking.disabled.display: Extra inputs are not permittedの 400 エラーを修正しました(v2.1.183)。 - サブエージェント内 WebSearch の空結果を修正: サブエージェント内で WebSearch が空の結果を返す不具合を修正しました(v2.1.183)。
- Windows Terminal でのフルスクリーン TUI 崩れを修正: 多数のサブエージェントをネスト実行した際に、ステータスラインが画面途中に出る・スピナー行が重複する・テキストが混ざるといった表示崩れを修正しました(v2.1.183)。
- MCP 認証スタブツールのモデル露出を修正: 認証が必要な MCP サーバーが、headless / SDK モードで認証用のスタブツールをモデルに露出してしまう不具合を修正しました(v2.1.183)。
- tmux チームメイトペインの起動失敗を修正: シェルの rc ファイル初期化が遅い環境で tmux のチームメイト用ペインが起動に失敗する不具合と、エージェント起動中に入力したキーが新しい tmux ペインへ漏れる不具合を修正しました(v2.1.183)。
- チームメイト起動のバックグラウンドタスク強制終了を修正: チームメイトが起動したバックグラウンドタスクが、そのチームメイトのターン終了時に強制終了されてしまう不具合を修正しました(v2.1.183)。
- このほか、vim モードのカーソル位置、スラッシュコマンド補完でのユーザースキル重複表示、focus モードのフックタイミング行表示など、多数の細かな不具合が修正されています。
最後に
v2.1.182〜v2.1.183 は、auto モードでの破壊的コマンドのブロックという安全性の強化が中心のアップデートでした。あわせて、サブエージェントやチームメイト、MCP、TUI 表示まわりの不具合も幅広く修正されています。特に auto モードを活用している方や、サブエージェント・チームメイト機能を使っている方には影響が大きい内容です。気になる変更があればアップデートして確認してみてください。
参考文献






