Claude Code v2.1.187〜v2.1.191 の主要アップデート

Claude Code v2.1.187〜v2.1.191 の主要アップデート

Claude Code v2.1.187〜v2.1.191のアップデートをまとめてご紹介します。サンドボックスの認証情報保護、`/rewind`の強化、そしてストリーミング応答中のCPU使用率約37%削減など、実用性の高い改善が揃っています。
2026.06.25

クラウド事業本部の石川です。Claude Code の v2.1.187 〜 v2.1.191(2026-06-23 〜 2026-06-24)のアップデートをまとめてご紹介します。

アップデートサマリー

対象は 3 バージョン(v2.1.187 / v2.1.190 / v2.1.191、2026-06-23 〜 2026-06-24)です。サンドボックスからの認証情報読み取りをブロックする sandbox.credentials 設定の追加や、/clear 実行前まで巻き戻せる /rewind の強化といった新機能に加え、ストリーミング応答中の CPU 使用率を約 37% 削減するパフォーマンス改善、そして多数の不具合修正が中心です。なお、この範囲に破壊的変更・非推奨はありません。

注目のアップデート

  • 新機能: サンドボックス内のコマンドから認証情報を保護する sandbox.credentials 設定の追加(v2.1.187)//clear 実行前の会話まで巻き戻せる /rewind の対応(v2.1.191)/組織レベルのモデル制限(v2.1.187)/フルスクリーンモードでのセレクトメニューのマウスクリック対応(v2.1.187)
  • 不具合解消: カンマ区切りマッチャーを指定した hooks が無警告で発火しない不具合の修正(v2.1.191)/停止したバックグラウンドエージェントが復活する不具合の修正(v2.1.191)/構造化出力(--json-schema / workflow)の不具合の修正(v2.1.187)/VSCode 拡張が大規模セッション再開時に無応答になる不具合の修正(v2.1.187)
  • セキュリティ: sandbox.credentials により、サンドボックスで実行されるコマンドが認証情報ファイルやシークレットの環境変数を読み取れないようブロック可能に(v2.1.187)
  • パフォーマンス: ストリーミング応答中の CPU 使用率を約 37% 削減(v2.1.191)

対象バージョンと期間

バージョン 公開日
v2.1.187 2026-06-23
v2.1.190 2026-06-24
v2.1.191 2026-06-24

なお、v2.1.188 / v2.1.189 は npm に該当バージョンが公開されておらず、この範囲の実体は上記 3 バージョンです。また v2.1.190 は CHANGELOG が「Bug fixes and reliability improvements」のみで、個別の変更内訳は公開されていません。

新機能

  • /rewind/clear 前の会話再開に対応(v2.1.191): これまで /clear を実行すると以前の会話には戻れませんでしたが、/rewind/clear 実行前の状態まで巻き戻して再開できるようになりました。タスクが一区切りついたときや、コンテキストが膨らんできたときに初期状態にするために使いますが、 /clear して新タスクに移ったあとで「さっきの作業の続きが要る」「直前の変更を取り消したい」となっても、巻き戻して再開できます。
  • 組織が設定したモデル制限を各所に適用(v2.1.187): モデルピッカー・--model/modelANTHROPIC_MODEL に組織のモデル制限が反映されます。制限されたモデルを選ぶと「組織の設定により制限されています(restricted by your organization's settings)」というメッセージが表示されます。
  • フルスクリーンモードでセレクトメニューをマウスクリック対応(v2.1.187): 権限プロンプトや /model/config などのセレクトメニューを、フルスクリーンモードでもマウスクリックで選択できるようになりました。

セキュリティ

  • sandbox.credentials 設定の追加(v2.1.187): サンドボックス内で実行されるコマンドが、認証情報ファイルやシークレットの環境変数を読み取れないようブロックできる設定が追加されました。サンドボックス実行時の情報漏洩リスクを抑えられます。

このほか、/permissions の承認まわりの修正(後述)や、サンドボックスのネットワーク権限ダイアログの改善(後述)など、権限・認可まわりの細かな改善も入っています。

改善

  • /install-github-app のワークフロー設定を任意化(v2.1.187): GitHub Actions のワークフロー設定が任意になり、GitHub App のインストールだけを行ってワークフローやシークレットの手順をスキップできるようになりました。
  • サンドボックスのネットワーク権限ダイアログを改善(v2.1.191): 「はい」で許可したホストがセッション中は記憶され、接続のたびに再確認されなくなりました。
  • MCP サーバーの信頼性を改善(v2.1.191): capability discovery(tools/listprompts/listresources/list)が一時的なネットワークエラー時に短いバックオフで再試行するようになりました。
  • MCP OAuth を改善(v2.1.191): discovery とトークンリクエストが一時的なネットワークエラー後に 1 回再試行し、ヘッドレス環境ではブラウザのポップアップをスキップして URL 貼り付けプロンプトへ直行します。
  • MCP のエラーメッセージを改善(v2.1.191): HTTP 404 エラー時に対象 URL を表示し、MCP 設定の確認を促すようになりました。
  • /btw でキーボードナビゲーションを追加(v2.1.187): ←/→ キーで過去の回答をたどれるようになりました。
  • /plugin で未使用プラグインを表示(v2.1.187): 最近使っていないプラグインを表示し、整理しやすくなりました。
  • vim モードのプロンプト履歴検索を改善(v2.1.191): NORMAL モードの / 検索時に、スラッシュコマンドへの到達方法をヒント表示するようになりました。

パフォーマンス

  • ストリーミング応答中の CPU 使用率を約 37% 削減(v2.1.191): テキスト更新を 100ms 単位にまとめる(coalescing)ことで、応答のストリーミング中の CPU 使用率を約 37% 削減しました。
  • 長時間セッションのメモリ増加を抑制(v2.1.191): ターミナル出力キャッシュに起因する、長時間セッションでのメモリ増加を抑えました。

修正(主要なもの)

安定性・操作性に関わる修正を中心に抜粋します。

  • --resume の「No conversation found」エラーを修正(v2.1.187): 元の -p 実行がモデルのターンを生成しなかった場合に --resume が失敗する不具合を修正しました。
  • 構造化出力(--json-schema / workflow)の不具合を修正(v2.1.187): 成功後にモデルが StructuredOutput を無限に再呼び出しすることがなくなり、後続ターンでも構造化出力が確実に返るようになりました。
  • リモート MCP ツール呼び出しの 5 分ハングを修正(v2.1.187): 応答が無いままハングする呼び出しが、無期限にブロックする代わりにエラーで中断するようになりました(CLAUDE_CODE_MCP_TOOL_IDLE_TIMEOUT で上書き可)。
  • 韓国語・CJK 貼り付け時の文字化けを修正(v2.1.187): ペーストを 1 バイトずつの拡張キーイベントとして配信するターミナルで、貼り付けたテキストが文字化けする不具合を修正しました。
  • エージェントジョブが「working」のまま止まる不具合を修正(v2.1.187): エージェントが構造化出力を生成せずにターンを終えた際、バックグラウンドジョブが無期限に停止する不具合を修正しました。
  • VSCode 拡張の大規模セッション再開時の無応答を修正(v2.1.187): 大きなセッションを再開すると拡張機能が応答しなくなる不具合を修正しました。
  • ストリーミング中のスクロール位置の飛びを修正(v2.1.191): ストリーミング応答中に過去の出力を読んでいると、スクロール位置が最下部に飛んでしまう不具合を修正しました。
  • 停止したバックグラウンドエージェントの復活を修正(v2.1.191): タスクパネルからの停止が恒久的に効くようになりました。
  • カンマ区切りマッチャーの hooks 不発を修正(v2.1.191): "Bash,PowerShell" のようにカンマ区切りで指定した matcher の hooks が、何も警告されないまま一切発火しない不具合を修正しました。
  • /permissions の承認が破棄される問題を修正(v2.1.191): 「最近拒否したもの」タブで拒否を承認に変えても、画面を閉じると黙って破棄されていた問題を修正し、承認が保存されるようになりました。
  • マネージド設定(forceRemoteSettingsRefresh)の不具合を修正(v2.1.191): MDM やファイルポリシー経由でも有効になり、取得時に Cache-Control: no-cache を送ってプロキシが古い応答を返すのを防ぐようになりました。
  • このほか、Claude Code Remote の起動遅延、チャネル接続の切断、Ghostty / Windows Terminal でのリンク・URL 表示、claude agents の表示まわり、スプラッシュアートのはみ出しなど、多数の細かな不具合が修正されています(v2.1.187 / v2.1.190 / v2.1.191)。

最後に

今回の範囲は、サンドボックスの認証情報保護(sandbox.credentials)や /rewind/clear 前対応といった新機能と、ストリーミング中の CPU 使用率 約 37% 削減というパフォーマンス改善が目を引きます。あわせて hooks のカンマ区切りマッチャー不発や停止エージェントの復活など、実運用で影響の大きい不具合も解消されています。破壊的変更・非推奨は含まれないため、比較的安心して取り込めるアップデートです。気になる変更があればアップデートして確認してみてください。

参考文献

https://github.com/anthropics/claude-code/blob/main/CHANGELOG.md

https://code.claude.com/docs/en/changelog


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