
Claude Code v2.1.202 の主要アップデート
クラウド事業統括本部の石川です。Claude Code の v2.1.202(2026-07-06 公開)がリリースされました。動的ワークフロー関連の新機能とテレメトリ強化に加え、Remote Control やセッション再開、スキル読み込みまわりの不具合修正が中心のアップデートです。
アップデートサマリー
v2.1.202 では 18 件の変更が入りました。新機能・改善が 4 件、不具合修正が 13 件で、修正が大部分を占めるメンテナンス性の高いリリースです。あわせて /review <pr> のレビュー方式が変更されており、既存の利用者は挙動変更に注意が必要です。
Claude Code 公式のXで、「ループ(Loops)」の概念と、それを活用して開発を自動化するための方法を解説した公式ガイドを簡潔に紹介しています。

注目のアップデート
- 新機能:
/configに「Dynamic workflow size」設定が追加され、動的ワークフローで生成するエージェント数の目安(小/中/大)を制御できるようになりました(v2.1.202)。 - 不具合解消: Git worktree が多数あるリポジトリでセッション再開に数分かかり大量のメモリを消費していた問題、
claude agentsからチャットを開く際のワーカークラッシュループ、Ctrl+R 履歴検索中のクラッシュを、それぞれ解消しました(v2.1.202)。 - セキュリティ: クライアント証明書のインプレースローテーション中に発生する mTLS ハンドシェイクの一時的な失敗を修正しました。また、
/remote-controlセッションでモバイル・Web アプリに誤ったパーミッションモードが表示される問題も修正しています(v2.1.202)。
アップデート内容
新機能
/configに「Dynamic workflow size」設定が追加されました。動的ワークフローで Claude が生成するエージェント数の規模(小/中/大)を指定できます。ただしこれは強制的な上限ではなく、あくまで指針としての設定です。- ワークフローから起動されたエージェントが出力するテレメトリに、OpenTelemetry 属性
workflow.run_idとworkflow.nameが追加されました。これにより、OTel データからワークフロー実行の活動を再構成できるようになります。
改善
- MCP のエラーメッセージを改善しました。サーバー設定に
urlがあるのにtypeが無い場合、これまでの誤解を招く「command: expected string」ではなく、"type": "http"を提案する明確なエラーを表示します。 /workflowsのエージェント一覧レイアウトを改善しました。タイトル幅の拡大、専用の時間カラムの追加、モデル名の短縮を行い、行ごとのツール呼び出し数の表示を廃止しました。
修正
- worktree 多数リポジトリでのセッション再開の遅延・メモリ肥大を修正: Git worktree が多数あるリポジトリで、セッションを名前で再開したり再開ピッカーを開いたりする操作に数分かかり、大量のメモリを消費していた不具合を修正しました。
claude agentsのクラッシュループを修正:claude agentsからチャットを開く際に「currently running as a background agent」で失敗し、その後ワーカーがクラッシュと再起動を繰り返す不具合を修正しました。- Ctrl+R 履歴検索のクラッシュを修正: インラインの Ctrl+R 履歴検索で、履歴ファイルのスキャン中に確定・キャンセルするとクラッシュする不具合を修正しました。
- スキルの重複読み込みを修正: すでに読み込み済みのスキルを再度呼び出すと、その指示のコピーがコンテキストに重複して追加される不具合を修正しました。
- mTLS ハンドシェイクの一時的失敗を修正: クライアント証明書のインプレースローテーション中に設定が再適用された際、mTLS ハンドシェイクが一時的に失敗する不具合を修正しました。
/remote-controlのパーミッションモード誤表示を修正:/remote-controlセッションで、モバイル・Web アプリに誤ったパーミッションモードが表示される不具合を修正しました。- このほか、バックグラウンドセッションの
/rename、Remote Control からのコマンド送信や無キャプションの画像・ファイル送信、SSH 越しのサインイン URL 表示、ワークフローのパースエラー表示、音声ディクテーションのリトライ、インストーラー/アップデーターのダウンロードリトライなど、多数の細かな不具合が修正されています。
挙動変更
/review を利用している方に影響する挙動変更があります。
/review <pr>のレビュー方式変更:/review <pr>が 高速なシングルパスレビューに戻りました。 任意のエフォートレベルでのマルチエージェントレビューを行いたい場合は、/code-review <level> <pr#>を使います。これまで/reviewでマルチエージェントレビューを期待していた場合は、コマンドの切り替えが必要です。
最後に
v2.1.202 は、動的ワークフローのサイズ制御という新機能とテレメトリ強化を加えつつ、worktree の多いリポジトリでのセッション再開やスキルの重複読み込みといった、日常的に効いてくる不具合を数多く解消したリリースです。/review のレビュー方式が変わっている点だけ確認のうえ、アップデートして試してみてはいかがでしょうか。
参考文献




