Claude Code v2.1.233 の主要アップデート - Todo ツールの既定無効化

Claude Code v2.1.233 の主要アップデート - Todo ツールの既定無効化

Claude Code v2.1.233がリリースされました。GitLabのマージリクエスト対応、Linux のメモリ制限設定、複数の重要な不具合修正が含まれています。特にWindows・Linux ユーザーとGitLab利用者は確認おすすめです。
2026.08.15

クラウド事業統括本部の石川です。Claude Code の v2.1.233(2026-08-14 公開)がリリースされました。モデルによっては Todo ツールの既定無効化の破壊的変更が入っているため、影響の確認をおすすめします。

前回のアップデート記事はこちらです。

https://dev.classmethod.jp/articles/20260814-cc-updates-v2-1-232/

アップデートサマリー

v2.1.233 では 20 件の変更が入りました。内訳は新機能が 4 件、改善・開発者体験まわりが 6 件、修正が 8 件、セキュリティが 1 件、破壊的変更が 1 件です。Windows と Linux それぞれに固有の不具合修正が目立ち、2.1.232 で入った変更のリグレッション対応と取り消しも含まれています。

注目のアップデート

GitLab のマージリクエスト URL に対応しました

--worktree フラグと claude agents ビューが、GitLab のマージリクエスト URL に対応しました。claude agents ビューでは、マージリクエストが !N の形式で表示されます。

GitLab を使っている組織では、マージリクエストごとに worktree を切って並行作業する流れがそのまま使えるようになり、GitHub 前提だった導線の差が縮まったと感じます。

Linux の Bash 実行にメモリ上限を設定できるようになりました

Linux 上の Bash ツール実行に、メモリ cgroup によるオプトインの上限設定 CLAUDE_CODE_TOOL_MEMORY_LIMIT が追加されました。暴走したビルドがセッションを止めてしまうことを防げます。

CI や自己ホストランナー、共有の開発サーバーで Claude Code を動かしている方は、押さえておく価値のある設定だと感じます。

Linux でアイドル時に CPU が張り付く不具合が解消されました

Linux でサンドボックスを有効にしている場合に、アイドル状態のセッションが CPU コアを 1 つ 100% 使い続けることがある不具合が修正されました。

Linux でサンドボックスを有効にしたままセッションを開きっぱなしにしている方は、放置中もファンが回り続ける症状に心当たりがあれば、更新する価値があると感じます。

Windows で auto モードが承認を求め続ける不具合が解消されました

Windows で、cd <dir> && <command> > file のような通常の Bash コマンドに auto モードが繰り返し手動承認を求めてしまう不具合(2.1.232 のリグレッション)が修正されました。

Windows で auto モードを常用していて、2.1.232 から承認を求められる場面が増えたと感じていた方は、この修正で解消しているはずだと見ています。

Windows のパス検証を回避できる問題が修正されました

NT デバイスプレフィックス \??\ で記述された Windows パスが UNC パス検証を回避できる問題が修正され、NTLM の資格情報漏洩につながる経路が塞がれました。

Windows で、外部から取得したリポジトリやファイルを Claude Code に扱わせる機会がある方は、優先度を上げて更新を検討したいところだと感じます。

アップデート内容

新機能

  • --worktree フラグと claude agents ビューが GitLab のマージリクエスト URL に対応しました(claude agents ビューでは MR が !N 形式で表示されます)
  • Anthropic upstream 向けの apps gateway に、サインイン中ユーザーの identity をヘッダーとして送信するオプトイン設定 forward_user_identity が追加されました。ゲートウェイ配下のプロキシがユーザー単位で利用量を割り当てられます
  • Linux 上の Bash ツール実行に対して、メモリ cgroup によるオプトインの上限設定 CLAUDE_CODE_TOOL_MEMORY_LIMIT が追加されました
  • WebFetch のセッション URL キャッシュ TTL を設定する環境変数 CLAUDE_CODE_WEBFETCH_CACHE_TTL_MS が追加されました(既定値は 15 分で変更なし)

改善

  • claude self-hosted-runner のセッション開始が速くなりました。セッションブランチはワーキングツリーを書き換えずに作成されるようになり、2 回のサーバーラウンドトリップがエージェント起動をブロックしなくなりました
  • apps gateway のエラー転送が改善され、Vertex・Foundry・Claude Platform on AWS の upstream が返す 400/413 エラーが upstream 自身のメッセージを保持するようになりました。あわせて apps gateway 経由での auto-compact の不具合も修正されています
  • claude plugin validate が素の .claude/skills ディレクトリも検査するようになり、frontmatter のパースに失敗する SKILL.md を報告します
  • スクリーンリーダーモードが改善され、/effort セレクターが番号付きリストと番号入力プロンプトで表示されるようになり、ヒントやダイアログのテキストが見切れなくなりました
  • print モードの診断が改善され、Claude Code が認識しないモデル ID でリクエストが送られた場合に [claude-code:unrecognized_model] の行が stderr に出力されるようになりました。modelOverrides でマッピングすれば抑止できます
  • origin リモートが gitlab.com や bitbucket.org のリポジトリでは、GitHub app セットアップの案内が表示されなくなりました。エンタープライズマーケットプレイスの案内は GitHub 以外の社内 git ホストもカバーします

修正

  • Linux でのアイドル時の CPU 張り付きを修正: サンドボックスを有効にしている場合に、アイドル状態のセッションが CPU コアを 1 つ 100% 使い続けることがある不具合が修正されました
  • Windows の auto モードでの不要な承認要求を修正: cd <dir> && <command> > file のような通常の Bash コマンドに対して auto モードが繰り返し手動承認を求めてしまう不具合(2.1.232 のリグレッション)が修正されました
  • MCP v2 のストリーム再オープンの繰り返しを修正: 長時間保持したストリームを固定タイムアウトで切断するサーバー(サーバーレスホストなど)に対して、subscriptions/listen ストリームを延々と再オープンし続ける不具合が修正されました
  • クラウドセッションの lost 判定を修正: 権限確認プロンプトの待機中に環境がシャットダウンした際、クラウドセッションが lost 扱いになることがある不具合が修正されました
  • 同梱スキルのエイリアスの Unknown command を修正: ユーザーやプロジェクトのスキルが同梱スキルを覆い隠している場合に、/checkup/review などのエイリアスが -p モードやプラグイン・MCP 読み込み時に「Unknown command」となる不具合が修正されました
  • スキル・コマンドの引数展開を修正: 引数の値がテンプレートマーカーとして再展開されないようになりました
  • Bash 権限まわりの 2.1.232 の変更を一部取り消し: Windows の Cygwin 形式シンボリックリンクと入力リダイレクト(< file)に関する変更が取り消されました。より範囲を絞った版が後のリリースで再導入される予定です
  • 地味に嬉しい修正: Claude Desktop や VS Code 上での実行時に、権限確認プロンプトで Notification フックが発火しない不具合が修正されました。フックで作業の区切りに通知を飛ばしている方には、地味ながら効いてくる修正だと感じます

セキュリティ

  • NT デバイスプレフィックス \??\ を用いて記述された Windows パスが UNC パス検証を回避できる問題が修正され、NTLM の資格情報漏洩につながる経路が塞がれました

破壊的変更・非推奨

  • Todo・タスク追跡ツール(TaskCreate/Get/Update/List、TodoWrite)が Opus 4.8・Sonnet 5・Fable 5・Mythos 5 および以降のモデルでは利用できなくなりましたCLAUDE_CODE_ENABLE_TODO_TOOLS=1 を設定すると再び有効化できます。

    # 対象モデルでは既定で利用不可。従来どおり使いたい場合は環境変数を設定する
    CLAUDE_CODE_ENABLE_TODO_TOOLS=1 claude
    
    1. Claude がタスクリストを作成しない

      TaskCreate / TaskGet / TaskList / TaskUpdate が呼べないため、長い作業でも進捗のチェックリストが提示されません。代わりに文章で段取りを説明して進める形になります。多段の作業で「今どこまで進んだか」を一覧で追いたい場面では、見え方が変わります。

    2. 往復とコストの削減する

      実測では同じ作業で 7 ターン → 5 ターン、出力 2,286 → 1,373 トークン、$0.405 → $0.323(約 25% 減)でした。タスク登録・更新に費やされていた 10 回のツール呼び出しがなくなるためです。

    3. サブエージェント関連は影響を受けない

      Task(サブエージェント起動)・TaskOutput・TaskStop は既定でも残っています。名前が似ていますが別物で、/workflows やバックグラウンドエージェントの運用はそのままです。

最後に

v2.1.233 は破壊的変更が 1 件ありますが、全体としては修正と足回りの改善が中心の回だと感じます。Todo ツールに依存した運用がなければ、素直に上げてよい内容ではないでしょうか。

Windows・Linux で Claude Code を使っている方、GitLab でチーム開発をしている方は特に確認しておきたい内容だと感じます。アップデートして試してみてはいかがでしょうか。

参考文献

https://github.com/anthropics/claude-code/blob/main/CHANGELOG.md

https://code.claude.com/docs/en/changelog

https://dev.classmethod.jp/articles/20260814-cc-updates-v2-1-232/


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