
Claude Code v2.1.247 の主要アップデート - /claude-api cost-optimize ツール追加と Sonnet 5 の auto-compact 1M 化
クラウド事業統括本部の石川です。Claude Code の v2.1.247(2026-08-26 公開)がリリースされました。新しく追加された /claude-api cost-optimize ツールに目が留まったリリースでした。/claude-api cost-optimizeを試してみました。
前回のアップデート記事はこちらです。
アップデートサマリー
v2.1.247 では 33 件の変更が入りました。内訳は新機能 4 件、改善 5 件、セキュリティ関連 4 件、パフォーマンス 1 件、修正 19 件です。修正が全体の半分以上を占め、セッションが操作不能になる・設定ファイルが失われるといった実害の大きいものが並んでいます。破壊的変更・非推奨の明示はありません。
注目のアップデート
SendFeedback ツールの追加
セッション中に問題が起きたとき、Claude がフィードバックレポートの下書きを作成し、/feedback から内容を確認して送信できる SendFeedback ツールが追加されました。下書きが不要な場合は feedbackDrafts 設定で無効化できます。
不具合に遭遇したときの報告先が /feedback に集約されるため、これまで報告まで手が回らなかった軽微な不具合も拾いやすくなると感じます。
/claude-api cost-optimize の追加
/claude-api cost-optimize が追加されました。既存プロジェクトの Claude API の利用コストをプロファイルしながら、キャッシュ・トークン量の整理・バッチ・effort・モデル選択といったコスト要因を 1 つずつ計測しながら見直せます。あわせて /claude-api スキル自体も Admin API(組織メンバー、招待、ワークスペース、API キー、レート制限レポート、workload identity federation、CMEK)に対応しました。
Claude API を直接使うアプリケーションを運用している方にとって、コスト削減の当てをつける最初の一歩として使えると感じます。
Sonnet 5 の auto-compact が 1M コンテキスト全体に
Sonnet 5 の既定の auto-compact ウィンドウが 1M コンテキスト全体に変更されました。1M ウィンドウのセッションでは、約 934K トークンではなく約 967K トークンで auto-compact が実行されます。
1M コンテキストで長いセッションを回している方には、圧縮が入るまでの余裕が広がる変更として体感しやすいのではないでしょうか。
セッションが止まる不具合の解消
hook やバックグラウンドエージェントが数 MB 規模のエラー出力を出した際に会話があふれ、「Prompt is too long」でセッションが操作不能になる不具合が修正されました。あわせて、サブエージェントが最初の呼び出しでモデルの 404 エラーを受け取ると停止してしまう不具合も修正され、セッションのフォールバックモデルチェーンを使うようになりました。親エージェントに返るエラーには、エラー種別・ステータス・リクエスト ID・モデル名が含まれます。
出力の大きい hook を仕込んでいる方や、サブエージェント・バックグラウンドエージェントを併用している方ほど効いてくる修正だと見ています。
プラグインとターミナル表示のセキュリティ強化
プラグインマーケットプレイスの堅牢化が進み、制御文字や不可視文字を含む名前が拒否されるようになりました。また /plugin と claude plugin の出力に含まれるマーケットプレイス由来のテキストがエスケープ処理されます。ターミナル側では、レンダリングされた Markdown 内のハイパーリンクのうち、ネットワークパスやオートマウンターのパスを指すもの、制御文字を含むもの、不可視文字で始まるものが、プレーンテキストとして表示されるようになりました。
サードパーティのマーケットプレイスからプラグインを導入している方や、ターミナルに流れてくるリンクを気軽にクリックしている方にとって、地味ながら効く防御だと感じます。
アップデート内容
新機能
SendFeedbackツール: 前掲のとおり、セッションで問題が起きたときのフィードバックを/feedbackから確認・送信できます。/claude-api cost-optimize: 前掲のとおり、Claude API のコスト要因を計測しながら見直せます。- 組織独自の Tips 表示:
spinnerTipsOverrideに{id, text, cooldownSessions, priority}形式のエントリとtipsFile・labelが追加され、組織が独自の Tips を組み込みの Tips と併せてローテーション表示できるようになりました。 - Bash 権限プロンプトの auto モード案内: Bash の権限プロンプトに auto モードを案内する Tip が追加され、「Yes, and switch to auto mode」をワンキーで選べるようになりました。
改善
- MCP サーバーの接続失敗を Claude に伝達: Bedrock・Vertex・Foundry のセッション(およびテレメトリを無効化しているセッション)で、MCP サーバーの接続に失敗したことが Claude に伝えられるようになり、ツールが存在しないと判断してしまう挙動が改善されました。
/claude-apiスキルの Admin API 対応: 組織メンバー、招待、ワークスペース、API キー、レート制限レポート、workload identity federation、CMEK を扱えるようになりました。- Sonnet 5 の auto-compact ウィンドウ: 前掲のとおり、1M コンテキスト全体が既定になりました。
- ピアメッセージの折りたたみ: セッションをまたぐピアメッセージが、既定で
Message from @<sender>: <first line>の 1 行プレビューに折りたたまれるようになりました。Ctrl+O で全文を展開できます。 - PR バッジの再チェック抑制: プロンプトフッターの PR バッジが、直近のチェックから 1 分以内であればターミナル再フォーカス時の GitHub への再問い合わせをスキップするようになりました。
- ゲートウェイサインインの識別: Claude apps ゲートウェイへのサインインリクエストが Claude Code からのものだと識別できるようになりました(device-authorization の
surface=claude_codeパラメータとclaude-code/<version>User-Agent)。
セキュリティ
- プラグインマーケットプレイスの堅牢化: 前掲のとおり、制御文字・不可視文字を含む名前の拒否と、出力のエスケープ処理が入りました。
- ターミナルハイパーリンクの安全化: 前掲のとおり、ネットワークパス・制御文字・不可視文字始まりのリンクはプレーンテキストとして表示されます。
- 起動時からの analytics 無効化: マネージド設定でゲートウェイ経由のログインが強制されている場合やカスタム OAuth デプロイが構成されている場合に、ログイン後だけでなく起動時から分析情報(analytics)が無効のままになるよう変更されました。
- サインイン強制の挙動変更: 管理者のマネージド設定を読み取れない場合、ホスト側が提供する設定やユーザーごとの Windows レジストリ設定が存在していても、組織のサインイン強制によって起動時に終了するよう変更されました。
修正
- hook・バックグラウンドエージェントの巨大出力によるセッション停止を修正: 数 MB 規模のエラー出力で会話があふれ、「Prompt is too long」でセッションが操作不能になる不具合が解消されました。
- サブエージェントの初回モデル 404 での停止を修正: セッションのフォールバックモデルチェーンを使うようになり、親エージェントに返るエラーにエラー種別・ステータス・リクエスト ID・モデル名が含まれるようになりました。
- Bash サンドボックスによる
settings.jsonシンボリックリンク削除を修正: コマンド実行後のクリーンアップが、dotfile 管理(nix/home-manager、stow)によってサンドボックスの書き込み可能領域の外に向けられた~/.claude/settings.jsonのシンボリックリンクを削除してしまう不具合が解消されました。 /terminal-setupによる Zed のkeymap.json全体上書きを修正: キーバインドをマージせずファイル全体を上書きしてしまう不具合が解消されました。- hook 出力ファイルの書き込み失敗時のメモリ増加を修正: メモリ使用量が際限なく増加する不具合が解消され、出力が失われた箇所がファイルに記録されるようになりました。
- 矢印キー+Enter の高速操作による誤選択を修正: 履歴検索・
/config・/mcp・/skills・バックグラウンドタスク・/modelで、1 つ上の行に対して操作が実行されてしまう不具合が解消されました。 - 地味に嬉しい修正: エスケープ接頭辞の直後でマウスレポートが分割して読み込まれた際に、
<35;150;7Mのような文字列がプロンプトに入力されてしまう不具合が修正されました。原因が分からないまま黙って消していた方も多いのではないでしょうか。 - このほか、クラウドセッション、バックグラウンドセッション、Remote Control、非ラテン系キーボードレイアウト、初回セットアップなど、多数の細かな不具合が修正されています。
/claude-api cost-optimize ツールを試してみた
Claude Code に同梱されている claude-api スキルのサブコマンドの一つで、「既存の Claude API 呼び出しコードの実行コストを、出力品質を落とさずに下げる」ための対話型の監査・改善ワークフローです。
**結論を先に言いますが、Claudeのプロジェクト(リポジトリ)を調査して、Claude API 呼び出しコードの実行コスト最適化ではありませんでした。**やり方が悪いかもしれませんが、以下のとおりです。しかし、これはこれで良い機能だと思います。
タブは対話 UI のため、手順は次のとおりです。
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/claude-api cost-optimizeを実行する
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スキャン結果からスコープを選択(
2. genu54のGenUを対象にする)
-
Claudeのプロジェクト(リポジトリ)が調査され、レポート出力されます。

上記では自動的にartifact-desiginスキルが実行され、ブラウザが起動し以下のようなレポートが表示されました。(何度か実行したのですが、Artifactでレポート出力するかを問われる場合もあります。)

最後に
/claude-api cost-optimizeツール の追加と Sonnet 5 の auto-compact 1M 化で、日々の使い勝手が一段上がったリリースだと感じます。1M コンテキストを使い切る長いセッションを回している方には、特に体感しやすい変更ではないでしょうか。
hook やサブエージェントを日常的に使っている方、マネージド設定で組織展開している方は、それぞれ該当する修正・変更を確認したうえで、アップデートして試してみてはいかがでしょうか。
参考文献










