Slack CLI の api コマンドで Slack API を直接呼び出せるようになりました

Slack CLI の api コマンドで Slack API を直接呼び出せるようになりました

Slack CLI に追加された api コマンドを使って手軽に Slack API を呼び出す方法をご紹介します。Slack CLI のインストールから実際にメッセージを投稿するまでの手順をまとめました。
2026.08.29

Slack CLI v4.1.0 から slack api コマンドが追加され、任意の Slack API メソッドをターミナルから直接呼び出せるようになりました[1]

何が嬉しいか

例えばチャンネルにメッセージを投稿したい場合、curl では次のようなコマンドになります。

$ curl -X POST https://slack.com/api/chat.postMessage \
    -H "Content-Type: application/json; charset=utf-8" \
    -H "Authorization: Bearer $SLACK_BOT_TOKEN" \
    -d '{"channel":"C0123456789","text":"test"}'

このように、エンドポイントの URL、Content-TypeAuthorization ヘッダーなどを原則毎回書くことになり、手間がかかる上に間違えやすいです。

一方で、slack api コマンドを使うと次の 1 行で済みます。

$ slack api chat.postMessage channel=C0123456789 text=test

トークンは CLI がログイン済みの認証情報から解決するため、エンドポイントの URL やトークンの文字列等は不要で手軽です。

平易なコマンドで呼べることは、AI エージェントに Slack の操作を任せたい場合にも嬉しいポイントです。
また、AI にトークン等の認証情報を渡す必要がなくなるという利点もあります。

本記事では、Slack CLI のインストールから、実際にチャンネルにメッセージを投稿するまでの手順をまとめます。

前準備

前提条件として、Node.js のインストールが必要になります。

また、有料版のワークスペースか、Slack Developer Program で発行できる無料サンドボックスのワークスペースも必要です。

1. Slack CLI をインストールする

インストール手順は OS ごとに異なります。公式のガイドをご参照ください。

https://docs.slack.dev/tools/slack-cli/guides/installing-the-slack-cli-for-mac-and-linux/

https://docs.slack.dev/tools/slack-cli/guides/installing-the-slack-cli-for-windows/

2. ワークスペースに CLI を認証する

slack login を実行すると、/slackauthticket から始まるスラッシュコマンドがターミナルに表示されます。

$ slack login

表示されたスラッシュコマンドを、対象ワークスペースの任意のチャンネルまたは DM に貼り付けて送信します。権限を確認するモーダルが開くので承認すると、チャレンジコードが表示されます。

権限確認のモーダル
チャレンジコードが表示された画面

チャレンジコードをターミナルに貼り付けると認証が完了します。認証済みのアカウントは slack auth list で確認できます。

$ slack auth list
test-0828 (Team ID: XXXXXXXXXXXX)
User ID: XXXXXXXXXXX
Last Updated: 2026-08-28 20:40:14 +09:00
Authorization Level: Organization

3. アプリを作成する

slack create にアプリ名を渡して実行します。省略すると自動で生成されます。

$ slack create my-app

作成するアプリの種類を選ぶプロンプトが表示されるので、Starter App → Bolt for JavaScript を選びます。

4. マニフェストにスコープを追加する

チャンネルへのボットの招待を省略できるよう、プロジェクトルートの manifest.json からスコープに chat:write.public を追加します。

"oauth_config": {
  "scopes": {
    "bot": [
      "channels:history",
      "chat:write",
      "chat:write.public",
      "commands"
    ]
  }
}

5. ワークスペースにインストールする

プロジェクトディレクトリに移動して slack app install を実行します。

$ cd my-app
$ slack app install

対話形式で、Deployed → Create a new app → インストール先のチーム選択 → 付与したいワークスペース選択 を実施します。

注意点として、最後の付与先では Organization ではなく特定のワークスペースを選ばないと、トークンが CLI で自動解決できないことがあります。

6. chat.postMessage を実行する

プロジェクトディレクトリの中で下記コマンドを実行します。

$ slack api chat.postMessage channel=C0123456789 text=test

すると、指定したチャンネルにメッセージが投稿されます。

投稿されたメッセージ

まとめ

初期設定さえ完了してしまえば、非常にシンプルなコマンドで Slack API を実行できます。

本記事ではセットアップまでを中心に扱いましたが、次回は応用編として Slack CLI ならではの便利な使い方をご紹介予定です。お楽しみに!

脚注
  1. Slack CLI v4.1.0 リリースノート ↩︎

この記事をシェアする

関連記事