Agile CRMを少し触ってみた

CRM分野のサービスではsalesforceが有名ですが、他のサービスにどのようなものがあるか気になり、調べてみました。 その中で今回はAgile CRMを話題にしてみたいと思います。

Agile CRMとは

ウェブサイト上に特徴のようなものが書かれておりますので、その言葉をお借りします。

1. All-in-One CRM

セールス、マーケティング、サービス機能といった一通りの機能

Automate your sales, marketing, and service in one platform. Avoid data leaks and enable consistent messaging.

2. Affordable

お手頃価格

Make the most of Agile's modern features & integrations, easy implementation and great support at an affordable price.

3. Next-Generation

クラウドベース、利用のしやすさ

Cloud based SaaS service that is mobile-ready, fast, and simple to use.

最近のトレンドですと、この他にAIといったキーワードが入ってくるものもありますが、Agile CRMには特には無いようです。

主な機能

それでは実際の画面を見ながら、どのような機能があるか見ていきます。 Agile CRMには一部の機能が制限されたFree Planがあるため、今回はそれを使いました。

ちなみに、残念ながら2019年5月17日現在ではメニューや項目の日本語表示には対応しておりませんでした。 通貨設定やタイムゾーンを変更することは可能でした。

sales(セールス)機能

ホーム画面はこんな風にダッシュボードのウィジェットを貼り付けることができます。

メニュー構成

Contacts(顧客、企業の担当者など)、Companies(取引先企業)、Deals(商談)、Documents(ファイル共有)、Inbox(メール管理)、Online Calender(カレンダー)、Activities(活動履歴)、Reports(各種レポート)、Automations(自動化)といったものがあります。

Contacts(顧客、企業の担当者など)

顧客、企業の担当者などの管理機能です。

Contact情報の登録はCSV形式ファイルの他には、

salesforceからの登録や、

googleなど、他の連携可能なサービスからの取り込みに対応しており、決済サービスのStripeにも対応しているため、Stripe上で管理している顧客(Customer)をAgile CRM上のContactとして取り込むこともできるようです。

360 Degree Contact View機能は見やすく、Timelineも今風です。

Companies(取引先企業)

取引先企業の管理機能です。

企業に紐付く各情報の表示は、Contactと同様の体裁です。

企業の担当者一覧画面です。

Deals(商談)

下記のように商談のマイルストーン毎の表示や一覧表示も可能です。

画面上の操作もしやすいです。

Automations(自動化)

各リソース(ContactやDealなど)が登録された等をトリガーに何かをするといったワークフローのような機能です。

処理フローはGUIで作成。

service(サービス)機能

コールセンターなどで使用する機能になると思うのですが、CRM製品によくあるCase(ケース)は存在しないようで、Ticket(チケット)で管理していくようです。

ホーム画面はこんな風にダッシュボードのウィジェットを貼り付けることができます。

メニュー構成

Help Desk(ヘルプデスク機能、つまりはチケット管理画面)、Knowledge Base(FAQ)、Live Chat(チャット機能)、、Activities(活動履歴)、Reports(各種レポート)などがあります。 Groups、Labelsなどは設定画面のメニューの一部でした。

チケット管理画面は、このようなものになります。

Viewsで各チケットの表示条件の作成ができるようです。

marketing(マーケティング)機能

Marketing Automationツールにあるような機能がAgile CRMにもあるようです。

ホーム画面は他の機能と同様にダッシュボードのウィジェットを貼り付けることができます。

メニュー構成

Contacts(顧客、企業の担当者など)、Campaigns(キャンペーン管理)、Triggers(キャンペーンのイベント駆動管理)、Email Templates(メールテンプレート管理)、Videos(動画の作成)、Forms(ウェブサイトに埋め込む各フォームの作成)、Landing Pages(ランディングページの作成)、Web Rules(各ウェブパーツの設定)、Push Notifications(ブラウザへのプッシュ通知の作成)、Social(ソーシャルアカウント連携)、Visitors(ウェブサイト訪問者管理)、、Activities(活動履歴)、Reports(各種レポート)といったものがあります。

Contacts(顧客、企業の担当者など)

sales機能と同じものです。

Campaigns(キャンペーン管理)

ニュースレター、ソーシャルキャンペーン、A/Bテスト、ECサイトのカゴ落ちフォローなどの予め定義されたキャンペーンの他に、独自に定義することができます。

ソーシャルキャンペーンの場合

ECサイトのカゴ落ちフォローの場合

メールキャンペーンの場合

Triggers(キャンペーンのイベント駆動管理)

例えばEメールの場合ですと、メールを開いたら、対象のcontact(顧客や見込み客)に対して、どのキャンペーンを発動させるか?といったことを設定できます。

Third Party Integrationsというものがあり、Stripeの場合はStripe側で発生したイベントをトリガーにAgile CRMで管理しているキャンペーンを発動させることができるようになります。

Email Templates(メールテンプレート管理)

各Eメールのテンプレートの作成、管理を画面上で行うことができます。

Forms(ウェブサイトに埋め込む各フォームの作成)

ウェブサイト上に埋め込む各フォームの作成ができます。

Landing Pages(ランディングページの作成)

画面上のページビルダー機能でランディングページの作成ができます。

Social(ソーシャルアカウント連携)

Free Planですとtwitterのみ使用できるようです。連携したアカウントのツイートやDM管理などができます。

Web Rules(各ウェブパーツの設定)

モーダルのポップアップウィンドウなど、ウェブサイト上の各パーツの設定を行うためのページです。

外部連携について

Web to lead実現のための連携や

メール配信サービスとの連携などがサポートされております。

Telephony(テレフォニー)機能との連携については、twilioやAsteriskなどとの連携機能があるようですが、Amazon Connectとの連携機能は無いようです。

おわりに

ざっと画面をベースに見ただけですが、機能が色々とありそうな印象を受けました。

カスタマイズに関しては、データ項目については、カスタムフィールドを追加することはできるようですが、カスタムオブジェクトを追加することはできないようです。 業務ロジックについては、Agile CRM自体のロジックをカスタマイズしたりアドオンすることはできないようです。

そのため、追加したいデータモデルや機能が必要な場合は、それを担うシステムを別で構築して、Agile CRMのAPIやWebhookと連携させて使う方法が良いかと思います。

今回は画面を見て少し触った程度ですので、今後もう少し触っていきたいと思います。