IntegromatでWebhook用URLを手軽に組み立ててみた

細かなカスタマイズが行えるWeb連携サービスのIntegromatにてWebhook用URLの作成を試してみました。
2019.01.16

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アプリやWebサービス同士で連携させて自動化を図る仕組みとして、iFTTTやZapier等が存在します。

今回は細かい部分の調整が行いやすい感覚のあったIntegromatにて、WebHook用URL作成について書いてみました。

Integromatとは

Integromat

integrators社による、Web連携サービスです。対応しているサービスは勿論多いのですが、それ以上に連携時のカスタマイズで細かいところが特徴です。

integromatでの連携設定では、以下の図のようにパラメータに対して直接加工する選択肢があります。

また、一度受け取ったデータがキャッシュされているようで、メッセージの加工がとても手軽に行なえます。

Webhookでの通知受け取りをカスタムする

メジャーなサービスについては一通り対応されていますが、それでも使いたいサービスがフォローされていないかもしれません。

Backlogなど、指定したURLへHook通知を行える機能があるサービスの場合、通知を受け取る連携を作成することで対応可能となります。

  1. 左メニューから「Scenario」を選択し、右上の「Create a new scenario」を選択します。
  2. Webhookと入力して「WebHook」を選択します。
  3. 空のモジュールに「Webhook」を指定して、「Custom Webhook」を選択します。
  4. 「Add」を選択し、「IP restriction」にBacklogのWebhook通知用IPを入れます。
    Backlog Webhookサーバの情報

上記の手続きでBacklog用WebhookURLが生成されます。Backlogの「プロジェクト設定」の「インテグレーション」にてWebhookの追加を行い、生成されたWebhookURLを指定します。

必要に応じてWebhookにて受け取ったデータを送信するサービスを連結させていきます。

他のカスタム方法

Webhook以外にも、HTTP通信でのRequestからOAuth2.0でのリクエストにも対応しており、サービスが対応していない場合でも自力でカバーすることが可能です。

実行周期の制約があるために頻繁な更新には向かないかもしれませんが、一日数回の実行程度であれば十分な効果が期待できます。

まとめ

数ある連携サービスにて、パラメータの加工等を行うために独自にスクリプトを作成するのはよくあることです。

ただ、深く作り込むのではなくパラメータの一部補正等に収まるのであれば、Integromatも選択肢としては十分な手だと思いました。