【Alexa for Business】EchoからBlue Jeansの会議システムに参加する

2018.01.11

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

厳冬の候, 松の内も過ぎ、平常の生活になりましたが、お変わりなくお過ごしでしょうか、せーのです。
今日はAlexa for Businessの目玉機能のひとつ、会議システムへのログインをご紹介します。

概要

Echoは通常家に置いてあるものですが、それを職場で使えるようにしよう、というのがAlexa for Businessです。職場で音声を使ってやること、と言えば「電話会議」が思い浮かびます。Alexa for Businessでは現在ビジネスシーンでよく使われている以下の会議システム

  • Amazon Chime
  • BlueJeans
  • Polycom
  • RingCentral
  • Skype for Business
  • WebEx
  • Zoom

がプロバイダとして既に入っており、簡単な設定ですぐに適用できます。 ここに入っていない会議システムを使いたい場合は[Custom Conferencing Provider]というカスタム設定ようのプロバイダも用意されているので、こちらを使うとよいでしょう。

どの会議システムも基本は同じで

  • 会議に入るための電話番号
  • Meeting PIN(暗証番号)を使うかどうか
  • Delay time
  • SIP/H323 ダイアル用IP

を設定すればOKです。[Delay time]とは、実際に会議システムにAlexa for Businessから電話をかけて、そのレスポンスに合わせてMeeting ID(会議ID。会議システムは通常作成した会議にIDが振られている)やMeeting PINを入力する形になるので、いい感じでDelayしておくことでうまく連携が取れるわけです。

[SIP/H323]というのは会議システムの中でもハードウェアを設置するタイプのものでよく使うプロトコルで、インターネット回線を通じて相手の呼び出しと音声、映像のストリーミングを行うものです。電話だけでなく、IPからも呼び出せるようにこの項目は入力必須となっています。

やってみた

では早速やってみます。今回はBlue Jeansという会議システムを使ってみたいと思います。 まずはEchoを共有デバイスとしてAlexa for Businessに登録します。ここらへんは既にブログが上がっているのでこちらを参考にして下さい。

登録が完了したら、その共有デバイスをroomに追加します。[Add to room]をクリックし

追加したい部屋を選んで[Add]ボタンを押下します。

ポイントはデバイスを部屋に追加したら必ずデバイスをrestart(再起動)させることです。今回はEcho dotを追加しましたので単純にケーブルを抜き差しして再起動をかけます。

デバイスの設定が完了したら次は会議システムの設定です。[Conferencing]というタブを選択し、[Add provider]をクリックします。

まずはProviderの種類を選びます。今回は[BlueJeans]を選択します。

あとは必要事項を入力して保存すればOKです。今回はMeeting PINを使うので[Required]を、電話番号は現在USの電話番号しか使えないので、BlueJeansの電話番号一覧からUSの番号を選んで入力します。

これで保存すれば設定は完了です。既に複数のプロバイダを設定している人は何も指定しなければBlueJeansを使ってつなぎにいくように[set as default]ボタンでdefault設定をしておきます。

後はEchoから「Alexa, start my meeting」と呼びかけます。AlexaがMeeting IDとMeeting PINを聞いてきますので答えてあげて、繋がるのを待ちます。Meetingの画面には[Anonymous]と表示されていますが、これがEchoになります。

簡単ですね!

まとめ

いかがでしたでしょうか。非常に簡単な設定のみで会議システムにEchoから参加することができました。これなら通常業務でも普通に使えそうです。

現在Alexa for Businessはバージニアリージョンのみのリリースになり、発話も英語のみ、電話番号もアメリカの電話番号に制限されています。早く東京リージョンにも開放されるといいですね!

参考リンク