
Claude Code v2.1.204〜v2.1.205 の主要アップデート
クラウド事業統括本部の石川です。Claude Code の v2.1.204 〜 v2.1.205(いずれも 2026-07-08 公開)のアップデートをまとめてご紹介します。
アップデートサマリー
対象は 2 バージョン(v2.1.204 〜 v2.1.205、2026-07-08)です。件数の多くは不具合修正ですが、/doctor のセットアップ点検化や agent view の表示刷新といった使い勝手の改善、auto mode まわりのセキュリティ・安全性強化、そして Windows での worktree 削除に関するデータ消失リスクの修正など、実務に影響しうる変更が含まれています。
注目のアップデート
- 新機能・改善:
/doctorが問題の診断だけでなく修正まで行うフルセットアップ点検になりました(/checkupがエイリアス)。あわせて agent view(claude agents)の行表示が刷新されています(v2.1.205) - 不具合解消: Windows で worktree を削除する際、内部に NTFS ジャンクションやディレクトリのシンボリックリンクがあると worktree の外のファイルまで削除される問題が修正されました(v2.1.205)
- セキュリティ: セッションのトランスクリプト(会話記録)ファイルの改ざんをブロックする auto mode ルールが追加され、さらにトランスクリプト内に捏造された承認が実行されるのを防止するようになりました(v2.1.205)
対象バージョンと期間
| バージョン | 公開日 |
|---|---|
| v2.1.204 | 2026-07-08 |
| v2.1.205 | 2026-07-08 |
新機能・改善
/doctorがフルセットアップ点検に:/doctorが、問題の診断と修正までを行えるセットアップ点検コマンドになりました。/checkupはそのエイリアスです(v2.1.205)- agent view の行表示を刷新:
claude agentsの各行が、生のツールコールテキストではなく色付きの状態語と分類器が生成した見出しを表示するようになりました。ブロック中のセッションは peek(プレビュー)を開くと、正確な要求内容を含む完全なステータスが確認できます(v2.1.205) - agent view が既存 PR をリンク: 既存の PR に対して編集・マージ・コメント・push を行ったセッションが、
claude agentsでその PR をリンクするようになりました(v2.1.205)
セキュリティ・安全性
auto mode やバックグラウンド実行に関わる安全性の強化が入っています。
- トランスクリプト改ざんのブロック: セッションのトランスクリプト(会話記録)ファイルの改ざんをブロックする auto mode ルールが追加されました(v2.1.205)
- 捏造された承認の実行防止: バックグラウンドタスクの通知が「人間による入力は行われていない」ことを明示するようになり、トランスクリプト内に捏造された承認が実行されるのを防ぎます(v2.1.205)
- 解決できない変数への
rm -rfを確認: auto mode が、コンテキストから解決できない変数に対してrm -rfを実行する前に確認を求めるようになりました(v2.1.205)
パフォーマンス
- 自動更新時のメモリ使用量を削減: 自動更新のバイナリダウンロードを、メモリへのバッファリングからディスクへのストリーミングに変更し、アップデータのピークメモリ使用量を約 400MB 削減しました。通常利用時ではなく、アップデート処理時の改善です(v2.1.205)
修正(主要なもの)
安定性・操作性に関わる修正を中心に抜粋します。
- Windows の worktree 削除で外部ファイルまで削除される問題を修正: 内部に NTFS ジャンクションやディレクトリのシンボリックリンクがあると、worktree の外のファイルまで削除されていました(v2.1.205)
--max-turns到達時に送信済みメッセージが失われる問題を修正: Claude の稼働中に送信したメッセージが、--max-turnsの上限でターンが終わると無言で失われていました(v2.1.205)--json-schemaが無効時に無言で非構造化出力になる問題を修正: 無効なスキーマを指定されたときに無言で非構造化出力になる問題と、formatキーワードを使うスキーマが拒否される問題を修正しました(v2.1.205)- Windows でのクラッシュ2種を修正: コマンド実行中に起動元ディレクトリが削除・ロック・アンマウントされたときのクラッシュと、ディレクトリスキャンの進行中にファイルウォッチャーが閉じられたときのクラッシュを修正しました(v2.1.205)
- SessionStart フックのストリーミング不良を修正: ヘッドレスセッションの SessionStart フックでイベントがストリーミングされず、リモートワーカーがフック実行中に idle-reap(アイドル判定で回収)される可能性がありました(v2.1.204)
- Cowork の VM モードでのログイン失敗(回帰)を修正: VM モードのローカルエージェントセッションが、CLI 2.1.203 以降で「Not logged in · Please run /login」となり起動に失敗していました(v2.1.205)
claude attach/claude mcp add-from-claude-desktopの不具合を修正:claude attachがバックグラウンドエージェントのアップグレード再起動中にエラーになる問題(復帰を待つように変更)と、claude mcp add-from-claude-desktopがサーバー名に非対応文字を含むとスタックする問題(無効な名前を報告し、残りはインポートを継続)を修正しました(v2.1.205)- このほか、agent view・agent list の状態表示、Web/モバイルの Remote Control パネルの状態表示、セッションと PR の紐付け、プラグインの LSP サーバー初期化、プロジェクトの verify スキルの再生成など、多数の細かな不具合が修正されています(v2.1.205)
破壊的変更・非推奨
- MCP サーバー名「Claude Browser」「Claude Preview」の予約: Claude Desktop のペイン名変更に先立ち、「Claude Browser」MCP サーバー名を(「Claude Preview」とともに)予約しました。これにより、ユーザーが設定した MCP サーバーはこれらの名前で登録できなくなります。該当する名前で MCP サーバーを登録している場合は、名前の変更が必要になる可能性があります(v2.1.205)
最後に
v2.1.204〜v2.1.205 は不具合修正が中心のリリースですが、Windows での worktree 削除に伴うデータ消失リスクの修正や、auto mode まわりの安全性強化など、見落とせない変更が含まれています。また /doctor のセットアップ点検化や agent view の表示刷新は、日々の運用で効いてくる改善です。MCP サーバー名の予約による破壊的変更に該当する方はご注意のうえ、気になる変更があればアップデートして確認してみてください。
参考文献





