
【非エンジニアのためのClaude/ClaudeCodeシリーズ】 「毎回同じ指示」を卒業する。Claudeのプロジェクト機能を使ってみた
はじめに
こんにちは。名古屋オフィスで営業をしてます。さばです。
さっそくですが、Claude使っている方、こんな状態になっていませんか?
- 毎回同じ指示を最初に貼り付けている
- 「前回と同じ感じでお願い」が通じない
- チャット画面を開くたびにゼロからスタート
当たり前ですが、Claudeは何も設定しなければ毎回まっさらな状態で始まります。
でも、ちゃんと設定すれば話は変わります。
自分はこういった業務にはプロジェクト機能を使っています。
自分はよく使っている機能の1つなのですが、
【非エンジニアのためのClaude/Claude Codeシリーズ】 では、Claudeのプロジェクト機能に対する記事が少ないと感じていたので、この機会に簡単に紹介します。
プロジェクト機能を使うと、「この部屋ではこの仕事だけやってね」という専用のClaude環境が作れます。
用途によっては非常に便利なので、ぜひ使ってみてください。
そもそも、Claudeのプロジェクト機能って何?
一言で言うと、Claudeに専用の文脈や役割を記憶させた作業部屋です。
プロジェクトを作ると、こんなことができます。
- カスタム指示を設定できる:「あなたは議事録作成の専門家です」という役割を最初から持たせられる
- ファイルや情報を事前に登録できる:テンプレートや用語集をあらかじめ読み込ませておける
- 会話の文脈を引き継げる:同じプロジェクト内なら、前回の会話も参照できる
毎回同じことをお願いしなくていい、というのが最大のポイントです。
Claudeへの指示、との違いは?
Claudeに対する全体設定 「設定 → 一般 → プロフィール → Claudeへの指示」という欄、使っている方はいますか?
プロジェクト機能はこれとちょっと似ています。
ここで簡単に整理。
| プロジェクト | Claudeへの指示 | |
|---|---|---|
| 適用範囲 | そのプロジェクト内のみ | 全会話に適用 |
| 用途 | 特定業務・用途ごとに使い分け | 自分の基本スタイルや口調など |
| 複数設定 | できる(プロジェクトごとに) | できない(1つだけ) |
| ファイル添付 | できる | できない |
使い分けのイメージはこんな感じです。
- 「Claudeへの指示」:「私は営業職です。専門用語は噛み砕いて説明してください」など、どの会話でも共通するお願いを書く場所
- プロジェクト:「この部屋では議事録作成だけやってね」と用途を絞った専用部屋を作る機能
「Claudeへの指示」は全会話に効くグローバルな設定、プロジェクトは業務ごとに切り替えられる設定、と覚えると分かりやすいと思います。
Skillsとの違いは?
Skillsも似ている機能ですよね。
他の方のブログでもよく紹介されているので、ここでの紹介は省略しますね。
ただ、似ている機能のため、両者の比較だけさせてください。
私の理解では、この2つはこのように整理できます。
「プロジェクトは"何を知っているか"、Skillsは"どうやるか"」
ちょっと分かりにくいので噛み砕きますね。:
- プロジェクト:「この案件の背景情報・テンプレート・これまでの会話」をまとめておく場所。そのプロジェクトの中だけで有効
- Skills:「この作業はいつもこのやり方でやってね」という手順書。プロジェクトをまたいで、どの会話でも使える
| プロジェクト | Skills | |
|---|---|---|
| 一言で言うと | 知識のベース | やり方の手順書 |
| 有効範囲 | そのプロジェクト内のみ | どの会話・プロジェクトでも有効 |
| 設定方法 | GUIで直感的に設定できる | Markdownファイルで設定する |
| 技術知識 | 不要 | 基本は不要(高度な自動化はスクリプト知識が必要) |
| 共有範囲 | 自分だけ | 個人〜組織全体まで段階的に共有できる |
共有のしかたの違い
ここが結構大きな違いです。
プロジェクトの共有は、今のところ基本的に自分専用もしくは限られたチーム専用です。
チーム内での共有はできますが、「この案件用のClaude環境」を自分で作って自分で使う、というイメージです。
一方、Skillsの共有は、段階的に広げられます。
- 自分だけ:作ったSkillsを自分の環境で使う
- チーム全体:TeamやEnterpriseプランであれば、管理者がSkillsを全メンバーに一括配布できる(個人が各自でインストールしなくてもいい)
つまり、「部署全員に同じ議事録フォーマットを使わせたい」、「新しいワークフローを全社展開したい」という場合はSkillsが向いています。
これは主観ですが、自分一人で使うだけならプロジェクトで十分です。
ただ、社外や組織外への提供を見据える場合はSkillsが選択肢になります。
どちらを使えばいいか
判断基準はシンプルです。
同じ指示を複数のプロジェクトにコピーしているかで考えてみてください。
- 1つの業務・用途に絞って使う → プロジェクト
- 「どの案件でもこのやり方で」という手順がある → Skills
自分の作業を効率化したいだけなら、正直、プロジェクトで十分ですので、まずはプロジェクトから試してみてください。
プロジェクトが特に向いているのはどんな作業か
私見ですが、プロジェクトが特に力を発揮するのは、「やり取りを重ねるほど精度が上がる作業」です。
- 継続案件(過去の経緯や決定事項を踏まえて進める)
- 長期プロジェクトの議事録・進捗管理(前回までの文脈を引き継ぐ)
- 提案書のブラッシュアップ(フィードバックを重ねて磨く)
こういう作業は、プロジェクトにテンプレートと指示を登録しておくだけで、毎回ゼロから頼まなくてよくなります。
逆に、「答えが毎回違う壁打ち」や「アドホックな調査」はプロジェクトより通常のチャットのほうが向いていると思います。
用途に応じて使い分けるのがポイントです。
実際の使い方:文字起こしデータを議事録に変換する
私の場合、商談後に文字起こしデータを議事録に変換する作業にプロジェクト機能を使っています。
やったことはシンプルです。
- プロジェクトを作成する
- 指示とテンプレートを登録する:「以下のフォーマットで議事録を作成してください」+出力テンプレートを貼り付ける
- 使うときは文字起こしデータを貼り付けるだけ
文字起こしをそのままドバッと貼り付けると、Claudeが決まったフォーマットの議事録に変換してくれます。
当たり前ですが、毎回同じ指示をしなくていいので、めちゃくちゃラクです。
あと、このやり方だと、マウス操作のみで議事録作成までできるので、疲れたときに肩肘つきながら作業ができます。
(行儀悪いですね。笑)
その他Tips
① プロジェクトは用途別に分けると便利
- 「議事録作成」
- 「提案書レビュー」
- 「メール文案作成」
のように分けると、それぞれの文脈が混ざらずスッキリします。
② テンプレートはプロジェクトに登録しておく
自社や顧客のフォーマットをあらかじめ登録しておくと、毎回貼り直す手間がなくなります。
③ 指示はシンプルに書く
長すぎる指示はClaudeが混乱することも。「誰が・何を・どの形式で」の3点だけ書けばOKです。
まとめ:簡単なことは、Claudeを使ってもっと簡単にしましょう
Claudeには今回紹介したプロジェクト機能のほかに、「Claudeへの指示」「Skills」といった機能があります。
それぞれ対象者や用途が違いますが、共通しているのは**「繰り返しの手間を減らす」**という目的です。
| 機能 | 向いている人 | 用途 |
|---|---|---|
| Claudeへの指示 | 全ユーザー | 自分のスタイルや口調をClaude全体に反映させる |
| プロジェクト | 初級者以上 | 業務ごとに専用のClaude環境を作る |
| Skills | 中級者以上 | Claude Codeで本格的な自動化をする |
「Skillsは難しそう」「プログラムは書けない」という方でも、プロジェクト機能なら今日から使えます。
形式が決まっているアウトプット、毎回同じ指示を貼っている作業、テンプレートがある業務——。
そういった「簡単なはずなのに手間がかかっている作業」を、プロジェクト機能でまとめて片付けてしまいましょう。
Claudeは非常に多機能でできることも多彩です。
組み合わせなどにより難易度が高いこともできるようになります。ただ、無理に難しくする必要はないと思います。
まずは、自分ができていること、その業務をClaudeを使ってより簡単にすることからはじめてみませんか?
この記事が、みなさんのClaude活用の参考になれば幸いです。
以上







