
【非エンジニアのためのClaude/Claude Codeシリーズ】AI未経験で4月入社した営業が、3ヶ月半で「AI前提の1日」を組み上げた話
こんにちは!クラスメソッド 広域営業部の水上です。
私は2026年4月入社。前職ではAIをほぼ使ったことがなく、入社時点では「ChatGPTを使って軽く遊んだことがある」レベルでした。
それから3ヶ月半。Claudeの利用セッションは245回を超え、自作スキルは5本、毎朝の情報収集は自動実行、GmailもカレンダーもHubSpotもSlackもClaude経由で動くようになり、1日の仕事の組み立てそのものがAI前提になりました。
……と書くと使いこなしているようですが、正直、まだその実感はありません。触れているのはClaudeのごく一部で、失敗もたくさんしています。それでも「AI未経験の営業が3ヶ月半でここまで変わった」という記録には意味があると思うので、等身大のまま公開します。
この記事はこんな人向けです
AIを使ったことがない・自信がない営業の方(3ヶ月半前の私です)
個別のテクニック記事は読んだが、組み合わせ方が分からない方
「営業の仕事はAIでどこまで変わるのか」を具体的に知りたい方
まず装備から:3ヶ月半でここまで組めます
ポイントは、これを組んだのがエンジニアではなくAI未経験の営業(私)だということです。スキルは全て自然言語で作りました。コードは1行も書いていません。
全体像:ある1日のタイムライン

この日は商談が3本。正直、入社直後の自分なら準備と後処理だけで1日が溶けていたはずの日です。「AIが勝手にやる(青)」「Claudeと一緒にやる(緑)」「人間の仕事(オレンジ)」の3色で、順番に見ていきます。
タイムログ
・9:00 始業と同時にブリーフィングができている
Claudeのスケジュールが毎朝9時に自動で動き、今日のブリーフィングが完成しています。私はまだ何も操作していません。
今日の予定(Googleカレンダー連携)——この日は「商談3本」の並びが一目瞭然
未返信になっている顧客メール(Gmail連携)
今日やるべきタスクの一覧
これを見て、「メール返信は13時台にまとめる」「議事録は商談が終わった16時に3本まとめて処理」と段取りを決めました。商談が重なる日ほど、朝の自動ブリーフィングが効きます。 所要時間:0分(自動)
・10:30 A社ミーティングの最終確認——10分で「全部思い出す」
11時からは既存のお客様A社とのミーティング。準備自体は前日までに済ませてあります。私の運用は、自作の「ミーティング準備スキル」で過去の経緯・宿題・提案仮説まで一枚に出しておくスタイル。「過去の経緯を知らない」という新人最大のハンデは、この仕組みでほぼ解消しました。
・11:00 A社 ミーティング
担当就任のご挨拶を兼ねたミーティング。これは人間の仕事です。準備が仕組み化されているぶん、会話に集中できます。
・13:00 メール返信×4社
午後イチはメール返信のまとめ処理。この日は4社分。自作の返信下書きスキルで読んで文案を作り、私は詳細を確認、微調整して送信します。スキルには自分の言い回しを学習させてあるので、出てくる文面は「ほぼ私」。
入社1ヶ月目は1通に10分悩んでいましたが、いまは4社分を15分、確認込みで処理できます。商談に挟まれた隙間時間で終わるのがポイントです。
・14:00 B社 商談——テーマは「Claude活用」
2本目の商談は、お客様のClaude活用のご相談。自分が毎日使い倒しているので、機能説明ではなく「うちの営業はこう使っています」と実体験ベースで話せます。自分がユーザーであること自体が営業の武器になる、これはこの仕事ならではだと思います。
・15:00 C社 担当就任のご挨拶
3本目。担当交代のご挨拶ミーティングです。前任者とお客様の数年分のやりとりは、事前にHubSpot連携のリサーチで把握済み。「引き継ぎ直後なのに話が通じる」状態で臨めます。
・16:00 議事録3本→HubSpot登録まで一気に
商談ラッシュが終わったら後処理。文字起こしを自作の議事録スキルに渡すと、HubSpotのノート欄にそのまま貼れる形式で議事録が出てきます。この日は3本の議事録を合わせて約10分。
・16:40 NDA等の社内手続き
新規のお客様とのNDA手続き。入社したての人間は社内ルールが分からないことだらけですが、「人に聞く前にClaudeに聞く」を徹底しています。利用履歴を見ると、この「社内の調べ物」が私の用途の第3位でした。先輩の時間を奪わずに新人が動けるのは、地味に大きい効果です。
・17:30 日報
今日の活動をClaudeに渡して日報を生成。カレンダーの実績とメモから拾ってくれるので、商談3本の日でも書き忘れゼロ、約5分で完了です。
数字で振り返る
この日の事務作業はこう変わった

朝の情報整理、メール返信4社、商談前リサーチ、議事録3本、日報。この日の商談まわりの事務作業を入社直後の自分がやっていたら、合計で約195分(3時間強)かかっていたはずです。実際にかかったのは約40分。商談3本の日でも、記録も返信も当日中に全部終わりました。
自分のClaude利用履歴245セッションを、Claude自身に分類させてみました。

発見は2つありました。
全体の1/3は「自分で使っていない」。 最大の用途は毎朝の自動ブリーフィングでした。AI活用の最終形は「使いこなしている」ではなく「勝手に動いている」状態なのだと思います。
手動利用の約4割が顧客リサーチ。 営業のAI活用というと資料作成が注目されがちですが、一番価値が出るのは「相手を知る時間」の短縮でした。
AIが置き換えたのは「営業」ではなく「営業以外の仕事」

タイムラインを見返すと、AIに任せているのはすべて「商談の前後」です。この日、人間の仕事はほぼ「お客様と話すこと」だけでした。人と向き合う時間は、AIを使う前よりむしろ増えています。
入社前は「AIに営業の仕事が奪われるのでは」と思っていましたが、3ヶ月半使った結論は逆です。奪われたのは営業以外の仕事で、残ったのが営業の仕事でした。
まとめ
AI未経験の4月入社でも、3ヶ月半で「自動実行1本+自作スキル5本+4ツール連携」まで組める。コードは不要
商談が重なる日ほどAIが効く。議事録3本が当日中に約10分で終わる
定着の最終形は「勝手に動いている」。まずは朝のブリーフィングの自動実行から
新人に一番効くのは商談前のリサーチ。「過去の経緯を知らない」ハンデをAIが消してくれる
浮いた時間は、人と向き合う仕事へ
冒頭に書いたとおり、これで「使いこなせている」とはまだ思っていません。Live Artifactsでのダッシュボード作りは現在進行形で苦戦中ですし、スキルももっと磨けるはず。ただ、3ヶ月半でここまで来られたなら、半年後・1年後はもっと使い倒せる。そういうスタンスでこれからも試していきます。
これから入社される方、AIに自信がない方の背中を押せたら嬉しいです。








