[レポート]Activision Blizzard: Giving Call of Duty Gamers an Edge with Alexa and AWS #reinvent #GAM303
タケダノです。
Activision Bllizzardのコール・オブ・デューティで、使用されているAlexaの技術について聞いてきました。
概要
Activision Blizzard provides a real-time, immersive, second screen Alexa experience for Call of Duty WWII players in a first-to-market major title integration. In this session, we illustrate how Activision Blizzard leverages AWS services to power the Call of Duty Alexa skill, providing real-time, 1:1 personalized interactive answers and coaching. Participants gain an understanding of how AWS Lambda, Amazon CloudFront, Amazon S3, Amazon Polly, and Alexa skills and management are used to deliver AI-generated, customized responses to user requests at scale, giving Call of Duty Alexa users a competitive and fun advantage
スピーカー
Dhruv Thukral - Principal Solutions Architect
Mike Bleske - Sr. Manager, Marketing Tech, Activision
Diego Toledo - Associate Software Architect, Activision Blizzard
内容:
冒頭、Dhruv Thukral氏よりゲーム業界の近況として、年々顧客の獲得と維持が難しくなっているし、開発費も潤沢に使えるわけではないことが説明され、Mike Bleske氏とDiego Toledo氏の紹介がありました。
二人は長年にわたって一緒に仕事をしてきたということで、最初にCALL OF DUTYとは何か、という紹介映像が流されました。
(2017年11月3日になったWWIIのプロモーションPVです。)
これが今年2018年にAlexaを利用したゲームとなります。
続いて、アクティビジョンは何をする会社か、ということを、ブリザード、Kingと対比的に「CALL OF DUTY」の会社です。ということをアピールされました。
まずは、今回のAlexa技術の導入に至った経緯からの説明となります。
マーケティングの技術で、自分たちに何が出来るかというところから課題を設定し、Emailキャンペーンとか、WEBを使った広告、ゲーム内のメッセージなど意見が挙がる中でAlexaを使ってみるという話になったそうです。
・PRE-ALEXA ARCHITECTURE:
最初はあまり複雑なことをしない構成でした。
ですが、気付いたそうです。
「我々にはコーチが必要だ。」
理解は簡単だが、習得するのは難しい。
・どんなCall of Dutyのコーチとはどんな感じなのか。
・もっと夢中になって欲しい
・みんな何を装備したら良いのか、彼らは最適な装備を使えているのか?
・プレイに対してどんなフィードバックが欲しいのか、戦術的か?励ましか?たくさんアドバイスされるが何が一番大事なのか。
などが考えられました。
結局初期に考えられたチャットボット、ウェブサイト、ゲーム内メッセージは見送られました。
なぜ、アレクサなのか?
・自分たちのブランドを考えたとき、ウェブサイトでは伝わらないと思いました。
・コントローラーを停止させることなく、補助スクリーンのような遊び方を提供したいと思いました。
・隣に座っているメンターとか仲間のように感じさせたかった。
そしてそれが出来たのです。
(ゲームプレイのフィードバックをもらうデモンストレーション映像)
ゲームをする⇒アレクサにアドバイスをもらう⇒上手になる
これを繰り返してもらう。
目標設定をしました。
・(軍隊的な?)新人研修体験
・ゲームからリアルデータを取得する
・プレイヤーにコーチする機械学習モデル
・オフィスで人々を興奮させる
マルチプレイヤーモデルは以下のような感じとなります。
青色がデータで、緑色がモデル
つまり、データを入力して、幾つかのモデルを作り出し、さらにユーザーデータと組み合わせて推奨モデルを作り出すので、
- 入力データ
ユーザーデータ(リアルタイム)
対戦データ
ファクトとマイルストーン
コミュニティデータ(統計)
ウインドウの時間集約
地図毎、モード毎
週ごとに更新
- 出力されるモデル
スキル
どんな風に良いのか?
プレイスタイル
クラスではなく継続価値
お勧め(地図+モード+スタイル+スキル)
- チャレンジ-常に進化し続けるゲームを考えられました。
ゲームのバランスを取り直す、新しいフィーチャーを加える
メタゲームの変化
ディビジョンシステム
新しい試み
プレイヤーの変化
- 徐々に複雑になって来ます
どうやってスケールするか
毎回似たような反応にならないためにはどうすれば良いか
どのくらい多く、何の意図を持って反応をするか?
サポートするコンテンツの量
カスタムしたmp3の需要(より良い声で)
- 主な目論見は次の通り
対戦のサマリーと分析
統計検索
オーダーと契約
友人
新しい事と更新された事
ゲームイベントの案内
これらをPollyが読み上げます。声の質も男女複数人から選べます。
という紆余曲折を経て出来上がったアーキテクチャV2
Architecture バージョンアップ
さらに
DOCKER +ECS =VELOCITYを構成
この後に、ようやくプレイテストの段階に入りました。
・プレイテストから多くの事を学び始めました。
・会話のコツ
先駆けている
目的地に達するための流れが設計に組み込まれている
「あなたのXは10です。どうやって自分のプレイをよくするか聞きたいですか?」
「あなたは友達同士の中では一番精度が高いです。友達がオンラインになったら確認したいですか?」
・デザイン的な補足
・技術面での統計データ
顧客からの反応も上々でした。
最後に
Alexaのフレームワークです。
最後に
応用事例:Githubにサンプルリソースがあります。
以下4カテゴリの紹介がされました。
クイズゲーム https://github.com/alexa/skill-sample-nodejs-quiz-game
トリビアゲーム https://github.com/alexa/skill-sample-nodejs-trivia
アドベンチャーゲーム https://github.com/alexa/interactive-adventure-game-tool
デシジョンツリー https://github.com/alexa/skill-sample-nodejs-decision-tree
以下サイトもご参照ください
https://developer.amazon,com/alexa-skills-kit/gaming
いかがでしたか。
Alexaを使ったゲームをお考えの際には是非クラスメソッドへご連絡ください。
担当者が誠意を持って対応をさせていただきます。