#10 : Alteryxサンプルワークフロー「Tableau用にポリゴンデータを作成」- Alteryx & Tableau 連携 Advent Calendar 2018

2018.12.10

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当エントリは『Alteryx&Tableau連携 Advent Calendar 2018』シリーズの10本目のエントリです。

当エントリでは、Alteryx Designerの実行ワークフローサンプル「Creating Polygons for Tableau(Tableau用にポリゴンデータを作成)」の内容を紹介します。

目次

「本日のテーマ」概要紹介

AlteryxとTableauはそのツール特性から非常に相性が良く、製品間それぞれにパートナー企業としての(特集)ページが設けられています。

本日は、Alteryx Designerの「Sample Workflows」にて展開されている「Tableau Starter Kit」の中で、「Spatial Analytics」配下の「Creating Polygons for Tableau(Tableau用にポリゴンデータを作成)」というサンプルワークフローについて見ていきたいと思います。

ワークフローの全体像

サンプルワークフローの全体像は以下となります。

ワークフローを読み解く

まずは入力情報の設定から。このワークフローでは、Map Input Toolを入力元としています。

このツールでは、入力フォームとして用意された地図を介して点(Point)、線(Line)、ポリゴン(Polygon)の情報を設定する事が出来ます。(注意:ベースマップ(背景画像に表示されている地図情報)はcloudMadeから供給されており、インターネット接続が必要です)

サンプルワークフローでは、このツールを介して計4つのPointを指定しています。

処理過程でこの4つの点はSpatial Object(Ponit)として扱われます。

次いで登場するのはTrade Area Tool。指定されたポイントオブジェクトの周りの領域を入力ファイルに作成します。 商圏は、点の周囲に半径を定義するか、または drivetime によって、2つの方法のいずれかで作成されます。

今回のサンプルワークフローでは、このツールを使って、MapInput Toolで得られた入力情報を元に「半径5マイルのエリア」を作成するように指定しています。

生成結果は以下の様になりました。ポリゴン情報として、計4つのSpatialObjectが関連するデータに対応する形で生成されています。後続の処理では、得られた結果を「Polygon for Tableau Tool」に噛ました上でTableauワークブックに出力しています。

ワークフローの実行・Tableauワークブックの内容確認

画面右上の「Run」ボタン、または「Control」+「R」のショートカットでワークフローを実行。データを含む抽出ファイル(.tde)とそのファイルを使ったTableauワークブック(.twb)が出力されました。

出力されたTableauワークブックを開いてみます。以下の様な形で商圏エリアが重なる形で表示されていることを確認出来ました。

まとめ

という訳で、『Alteryx & Tableau 連携 Advent Calendar 2018 』10本目、「Creating Polygons for Tableau(Tableau用にポリゴンデータを作成)」のご紹介でした。

地理情報の準備ともなると若干手間が発生する作業ではありますが、Alteryxではその辺りも考慮されていて地図UIで情報を入力する事も可能となっています。数が多いとやはりそれでも手間となってしまいますが、分かりやすい形で任意の情報(点/線/ポリゴン)を用意出来るのは嬉しいところですね。

引き続き、明日もお楽しみに!

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