#20 : Alteryxサンプルワークフロー「MBAを使用した部品の故障傾向」- Alteryx & Tableau 連携 Advent Calendar 2018

2018.12.20

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当エントリは『Alteryx&Tableau連携 Advent Calendar 2018』シリーズの20本目のエントリです。

当エントリでは、Alteryx Designerの実行ワークフローサンプル「Part Failure Trends using MBA(MBAを使用した部品の故障傾向)」の内容を紹介します。

目次

 

「本日のテーマ」概要紹介

AlteryxとTableauはそのツール特性から非常に相性が良く、製品間それぞれにパートナー企業としての(特集)ページが設けられています。

本日は、Alteryx Designerの「Sample Workflows」にて展開されている「Tableau Starter Kit」の中で、「Predictive Analytics」配下の「Part Failure Trends using MBA」というサンプルワークフローについて見ていきたいと思います。

このワークフローでは、MB Rules ToolとMB Inspect Toolを使って様々な機械部品の不良パターンを分析し、その結果をTableauワークブックにエクスポートする方法について言及しています。

 

ワークフローの全体像

サンプルワークフローの全体像は以下となります。

 

ワークフローを読み解く

まずは入力データ。部品の故障データを含む情報が用意されています。マシンID(Machine)に故障パーツ(Part)、故障のレベル(Failure Class)、故障日(Failure Date)が紐づく形のデータ内容となっています。

分析ツールに処理させる前に、幾つかのツールを介して情報を整えています。

  • Sort Tool: 部品不良データをマシンID(Machine)及び故障日(Failure Date)の昇順で並び替え<
  • Multi-Row Formula Tool: 同一マシン上で14日以内に発生したパーツの生涯を、行間データを参照する事によりユニークな障害イベントに分類(Failure Eventという項目を新規作成)
  • Formula Tool: マシンID(Machine)とFailure Eventを使い、「失敗トランザクションID」(Failure Transaction ID)を生成

下準備が整いました。MB Rules Toolを使い、ルールを作成します。ツールの内容解説については下記のエントリでも触れていますので当エントリでは割愛します。

ツールの実行結果は以下の様な形となりました。


続いて実行結果をMB検査ツール(MB Inspect Tool)に渡しつつ実行。こちらも前述エントリで言及していますので詳細は割愛します。

分析結果は以下の様に出力されました。


MBツール2つを噛ましたデータに対し、Multi-Field Formula Toolで文字情報を加工してTableauワークブックに連携、で完了です。

 

ワークフローの実行・Tableauワークブックの内容確認

画面右上の「Run」ボタン、または「Control」+「R」のショートカットでワークフローを実行。抽出ファイル(*.tde)を用いたTableauワークブック(*.twb)が出力されました。

出力されたTableauワークブックを開いてみます。分析結果が可視化されたVizを参照する事が出来ました。

 

まとめ

という訳で、『Alteryx & Tableau 連携 Advent Calendar 2018 』20本目、「Part Failure Trends using MBA(MBAを使用した部品の故障傾向)」のご紹介でした。

引き続き、明日もお楽しみに!

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