Alteryxで2地点の距離を出力する

2018.10.01

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こんにちは。Alteryxサポートエンジニアとして勉強中のスズです。

今回はAlteryxで2つの地点の緯度経度の情報から距離を出力してみます。

2地点の距離を出力する

ワークフローの概要

以下のワークフローを作成します。

  1. Text Inputツールでデータを入力
  2. Create Pointsツールで位置情報を出力
  3. Cross Tabツールでデータを移動
  4. Distanceツールで距離を出力
  5. Browseツールでデータの確認

ワークフローの詳細

[In/Out]->[Text Input]を用いて以下の2地点の緯度と経度の情報を用意しました。「Location」には場所、「Latitude」と「Longitude」にはそれぞれの場所の緯度と経度のデータになっています。

まずは[Spatial]->[Create Points]を使用してそれぞれの位置情報を出力します。Create Pointsツールの[X Field (Longitude)]に経度、[Y Field (Latitude)]に緯度を設定します。

いったんワークフローを実行して結果を確認してみます。「Centroid」という列が追加されています。この列にPointという位置情報が出力されています。

ここでCreate PointsツールにBrowseツールを接続して結果を確認してみると、2つの地点がマークされています。画面右上のプルダウンメニューから地図を選択すると、地図上で2つの地点が表示されます。

次にCreate Pointsツールに[Transpose]->[Cross Tab]を接続して縦持ちのデータを横持ちに変換します。この後に接続するDistanceツールでは、2地点の距離を出力するためPointデータがある2列を選択しますので、データの持ち方を直してます。[New Columns Headers]に「Location」、[Values for New Columns]に「Centroid」を選択します。

各地点の列ごとにPointデータがあるように直しました。

Cross Tabツールに[Spatial]->[Distance]を接続します。[Point or Centroid Source]と[Point, Line or Polygon Destination]に場所を設定、[Units]には「Kilometers」を選択します。

実行して結果を確認すると、「DistanceKilometers」という列が追加され、キロメートル単位の距離が出力されています。

最後に

今回はAlteryxで2つの地点の距離を出力してみました。今後もAlteryxの機能をご紹介していきます。

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