[Alteryx]ポリビルドツールを利用してポリゴンを作成してみた

Alteryxの「空間」カテゴリのツールを触っています。今回は「ポリビルドツール」を利用してポリゴンを作成してみました。
2019.03.04

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はじめに

こんにちは。DI部の大高です。

Alteryxの「空間」カテゴリのツールを触っています。今回は「ポリビルドツール」を利用してポリゴンを作成してみました。

前提条件

Alteryx Designerは「Alteryx 非管理者 Designer / Version 2019.1.4.57073」で検証しています。

ポリビルドツールについて

「ポリビルドツール」を利用するとポイントから凸包、ポリゴン、ポリラインを作成することができます。

「ポリビルドツール」のヘルプページはこちらです。

ポリビルドツール

ワークフローの説明

「テキスト入力ツール」でサンプルの緯度と経度を入力し、「ポイント作成ツール」で空間オブジェクト(ポイント)に変換します。その後、「ポリビルドツール」でポリゴンに変換して「閲覧ツール」で地図に表示します。

「テキスト入力ツール」の設定

「テキスト入力ツール」では、以下のようなサンプル座標を設定しています。

Group

各「ポリゴン」を区別するための「Group」名を付けています。「Group」名はポリゴン1つに対してGroup1つです。

今回のサンプルではIwamotoHashimotoの2つのグループを作成しています。(弊社岩本町オフィスの1と2です)

Seq

「Group」におけるポイントのシーケンス番号を設定しています。今回のサンプルではセオリー通りに反時計回りにシーケンス番号を振り、始点と終点を同じ点として指定しています。

IwamotoのSeq17HashimotoのSeq15が同じ座標です。

「ポイント作成ツール」の設定

「ポイント作成ツール」の設定は以下の通りです。

Xフィールド(経度)、Yフィールド(緯度)

テキスト入力ツールのLonLatをそれぞれXフィールド(経度)Yフィールド(緯度)に設定します。

座標系

入力座標はWGS84の小数点データなので、「フィールドの値は緯度/経度地理座標系・Float(浮動小数点数)」を選択します。

「ポリビルドツール」の設定

「ポリビルドツール」の設定は以下の通りです。

ビルドメソッド

何を生成するかを「凸包」、「シーケンスポリゴン」、「シーケンスポリライン」の中から指定します。今回は「シーケンスポリゴン」を指定しました。

ソースフィールド

座標のソースとなるポイントオブジェクトを指定します。「ポイント作成ツール」で生成された「Centroid」フィールドを指定します。

グループフィールド

ポリゴンのグループフィールドを指定します。「テキスト入力ツール」で作成した「Group」フィールドを指定します。

シーケンスフィールド

「テキスト入力ツール」で作成した各ポリゴンにおける座標順を示す「Seq」フィールドを指定します。

「閲覧ツール」の設定

特に設定を行っていないので省略します。

実行結果

設定は以上です。実際にこのワークフローを実行すると「閲覧ツール」の「マップ」に以下のように作成したポリゴンが表示されます。

想定どおり2つのポリゴンが表示されています。

まとめ

以上、「ポリビルドツール」を利用したポリゴン作成のご紹介でした。

どなたかのお役に立てば幸いです。それでは!

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