[Amazon Connect] 東京リージョンとシドニーリージョンの料金比較
1 はじめに
AIソリューション部の平内(SIN)です。
先日、遂に東京リージョンに上陸したAmazon Connect(以下、Connect)ですが、日本の電話番号などが利用できたことから、既にシドニーでインスタンスを立ち上げている方もおられるかと思います。
今回は、日本国内で利用するという前提で、2つのリージョンの料金について比較してみました。
2 計算基準
Connectの利用料は、従量課金であり、初期費用、長期契約や最低月額費用はありません。
従量課金で発生する費用は、以下のとおりです。
- サービス利用料(分単位)
- 電話番号使用料(日単位)
- 通話料(着信・発信)(分単位)
分単位の時間は、エンドユーザーがサービスに接続している時間で決定されます。
また、一定期間の無料利用枠もあります。
3 無料利用枠
(1) 期間
利用開始から12か月間
(2) 内容
毎月90分間のサービスの使用及び、30分間の受信及び、発信
ただし、受信及び発信については、リージョンが存在する国に限られるため、日本でシドニーリージョンを使用した場合は、適用を受けられません。
4 料金計算
(1) サービス利用料(分)
サービス利用料に関しては、リージョンに差異がありません。
リージョン | |
---|---|
ー | 0.018 USD |
(2) 番号使用料(日)
リージョン | 直通ダイアル(DID) | 料金無料通話 |
---|---|---|
日本 | 0.10 USD | 0.48 USD |
シドニー | 0.13 USD | 0.48 USD |
(3) 受信料金(分)
リージョン | 直通ダイアル(DID) | 料金無料通話 |
---|---|---|
日本 | 0.003 USD | 0.1482 USD |
シドニー | 0.0056 USD | 0.2114 USD |
(4) 発信料金(日本に対して)(分)
リージョン | |
---|---|
日本 | 0.1000 USD |
シドニー | 0.1203 USD |
5 最後に
日本国内で利用する場合の、シドニーリージョンと東京リージョンの違いを比べてみました。 どれをとっても、東京リージョンが安いことが分かります。
また、システムを構築するには、テストなどを行うこともありますが、テストで発信する電話も、日本からシドニーを使用する場合、国際通話になってしまいますので、断然、費用がかかるでしょう。
これから始める方はもちろんですが、既にシドニーで展開しているシステムも移行を考えるべきなのかも知れません。
弊社では、「Amazon Connect」の導入を検討している方を対象とした無料相談会を毎週開催中です。
また、音声を利用した各種ソリューションの導入支援を行っております。お気軽にお問い合わせください。