AWS AthenaでODBC接続が可能になりました

AWS AthenaでODBC接続が可能になりました

Clock Icon2017.11.20

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

DI部の大滝です。Athenaへの接続はJDBCまたはAPIからのみでしたが、ODBCドライバーからの接続も可能になりました。 ということでODBC接続を試してみました。

ODBCドライバーの設定

ODBCドライバーをダウンロードして設定します。ドライバーはこちらからダウンロードできます。 ダウンロードしたらウィザードにしたがってインストールします。

インストールが完了したら、ODBCデータソースアドミニストレーターを開きます。 ユーザーDSNタブで「追加」ボタンをクリックします。一覧から「Simba Athena ODBC Driver」を選択し、完了ボタンをクリックします。

Setup画面で接続情報を入力します。 「AWS Region」はAthenaのリージョンを指定します。また「Schema」はデータベース名を指定します。 「S3 Output Location」は実行結果を出力するパスを指定します。

次にAuthentication Optionsをクリックし、接続情報を設定します。 「Authentication Type」は以下から選択できるようになっています。

  • IAM Credentials
  • Default Credentials
  • IAM Profile
  • Instance Profile

今回はIAM Credentialsで接続してみます。 Userにアクセスキー、Passwordにシークレットキーを設定します。以上で設定は終わりです。

エクセルから接続してみる

では作成したODBCの設定を使ってエクセルから接続をしてみたいと思います。 今回は事前にapacheのアクセスログを取り込んだテーブルを用意したのでそのデータを表示してみます。 エクセルを起動して「データ」->「その他のデータソース」->「データ接続ウィザード」を選択します。 一覧から「ODBC DSN」を選択し、次へボタンをクリックします。

先ほど作成したODBCデータソースを選択し、次へボタンをクリックします。

テーブル一覧が表示されるので選択して完了ボタンをクリックします。

適当にセルを選択してOKボタンをクリックします。

Athenaのデータをエクセルで表示できました。

まとめ

Athenaが発表された当初はJDBCでのみアクセス可能でしたが、API、ODBCとアクセスできる方法が増えてきました。 これでますますAthenaの活用方法が広がるのではないでしょうか。 今回は以上です。

Share this article

facebook logohatena logotwitter logo

© Classmethod, Inc. All rights reserved.