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[速報] さっそく新サービスAWS RoboMakerが発表されました #reinvent

Las Vegasにて開催されているAWS最大のイベントre:Invent。恒例の現地深夜のパーティMidnight Madnessにて、新サービスAWS RoboMakerが発表されました。速報で紹介します。
2018.11.26

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始まりましたre:Invent

いよいよre:Invent2018が始まりました。イベントの最初は、日曜深夜の「Midnight Madness」でスタート。日付がかわるカウントダウンとともに、いきなり新サービスが発表になりました。その名もAWS RoboMakerです。

発表の瞬間の動画です。カウントダウン直後から、Mr.Robotの曲にあわせてグループダンスしながらノリノリですww

AWS RoboMakerとは

AWS RoboMakerとは、クラウド環境とROS (Robot OS)を統合した、ロボットアプリケーションの開発やテスト、シミュレーションを行うための環境とのことです。ロボットを構築するためのOS:ROSをクラウドに接続し、計算リソースが必要な処理をクラウドにオフロード。さらに、クラウドで提供されているさまざまな高度なサービスと連携することを可能にするものです。連携するサービスとして次のようなものが挙げられています。

  • ビデオストリーミング用のAmazon Kinesis Video Streams
  • 画像およびビデオ分析用のAmazon Rekognition
  • 音声認識用のAmazon Lex
  • 音声生成用のAmazon Polly
  • ロギングおよび監視用のAmazon CloudWatch

AWS RoboMakerの構成要素

AWS RoboMakerは下記の要素で構成されるとのことです。

  • クラウド拡張:ロボット開発のソフトウェア開発フレームワークをクラウド拡張
  • 開発環境:Cloud9をベースとしたROSのための統合開発環境
  • シミュレーション環境:クラウドベースのシミュレーション環境
  • フリート管理:開発したアプリケーションをロボットに展開、管理するための管理ツール

目玉はシミュレーション環境

ロボット開発においては、テストや調整を繰り返すことが不可欠です。実機ではなく、シミュレーション環境の存在がロボット開発を促進することは間違いありません。AWS RoboMakerの一つの目玉は、このシミュレーション環境がCloudFormationで簡単にセットアップできるようになっていることです。

ライセンスと費用

AWS RoboMakerで提供されるROSへの各種拡張などはApache Software License 2.0となっており、無料で提供されるとのことです。シミュレーションに必要なインスタンスなどAWSの利用料は別途必要になりますが、開発やシミュレーション環境のライセンス費用は不要となっています。

Available Now!

対応リージョンは、N.VirginiaとOregon、Irelandとのこと。東京は近日中に予定されているそうです。

さっそくAWS RoboMakerのシミュレーション環境を試してみていますので、こちらは引き続き続報します。

さいごに

現地は深夜ですが、いきなりの新サービス発表で眠らせてもらえませんw

今回のre:Invent期間中にAWS RoboMakerのセッションやワークショップが開催されるとのことです。こちらも参加してご報告したいと思います。

参考

AWSによる紹介動画も公開されていますので、こちらもぜひご覧ください