Aurora PostgreSQL で Babelfish 2.1.0 が使えるようになりました
いわさです。
先日、Amazon Aurora で PostgreSQL 14.3 が使えるようになりましたね。
そして、Aurora PostgreSQL といえば、忘れてはいけないのは Babelfish ですね(?)
PostgreSQLの最新メジャーバージョンが使えるようになったわけですが、Babelfish もメジャーバージョンアップした v2.1.0
が使えるようになっています。
これまでは、v1.0.0
→ v1.1.0
→ v1.2.0
とマイナーバージョンアップを重ねて少しづつサポートされているT-SQL機能が増えてきたのですが、v2.1.0
で一気にサポート範囲が広がりました。
Babelfish がバージョンごとにサポートしている T-SQL 機能は以下の公式ドキュメントに列挙されていますので、こちらを是非ご確認ください。
せっかくなので、今日はこの中から、SSMSオブジェクトエクスプローラからの接続機能を確認してみました。
SQL Server Management Studio (SSMS) から接続
「え?出来なかったの?」と言われそうですが、出来なかったんですよ。
厳密には、SSMSからサーバーへの接続自体はv1.0.0
の頃から出来たのですが、オブジェクトエクスプローラー上でそれぞれのデータベースへの接続が出来ませんでした。
なので、これまではクエリエディターから対象データベースを接続してクエリ実行する必要がありました。
Windowsマシンに最新版のSSMS 18.12.1 をインストールし、以下のように Aurora Postgre 最新のv14.3
とひとつ前のv13.7
へ接続してみましょう。
Aurora PostgreSQL v13.7 (Babelfish v1.2.0)
今まではexpanding...
直後に、以下のようにエラーメッセージが表示され、失敗していました。
Aurora PostgreSQL v14.3 (Babelfish v2.1.0)
今回から接続出来るようになっています。
ただし、接続は可能なのですが、新規データベースのオブジェクトエクスプローラーからの作成は引き続き出来ません。
現時点ではまだSSMSは部分的なサポートという段階ですので、ご利用にあたってはご注意ください。
さいごに
本日はAmazon Aurora PostgreSQL で Babelfish v2.1.0 が利用出来るようになったので、最新でサポートされるようになった機能の一部を試してみました。
まだまだサポートされていない機能が多い印象ではありますが、今回のアップデートでSSMSのインポート/エクスポートウィザードもサポートされるようになったり、クロスデータベースのクエリなどもサポートされるようになりました。
現時点ではまだ見送りかなという状態だった方も、Aurora PostgreSQL がバージョンアップされる度に Babelfish アップデート内容を眺めてみるとおもいしろいので、是非みてみてください。いつの間にか使えなかったあの機能が使えるようになっているなんてことがあります。
また、サポートされていない機能もしっかり把握しておきましょう。
これらは以下の公式ドキュメントにまとまっていますので、こちらも是非ご参照ください。