
クラスメソッドテクノロジーズの2期目が終わりました — 振り返りと3期目に目指すこと
こんにちは、菊池です。
2026年6月末で、クラスメソッドテクノロジーズの2期目が終了しました。この記事では、2期目の振り返りと、3期目に目指すことをお伝えします。
前回の記事では、設立の経緯と私たちが目指すものについて書きました。
2期目の結果
まず、数字から。2期目(2025年7月〜2026年6月)の業績速報です。
- 売上:200.8百万円
- 売上総利益:83.1百万円(売上総利益率 41%)
- 営業利益:59.3百万円(営業利益率 30%)
- 社員数:期初7名 → 期末17名
期初に掲げた「売上2億円、営業利益率30%」という目標を、ほぼ達成することができました。
1期目がほぼギリギリ黒字だったところから、2期目で事業の形が明確に変わりました。社員も期初の7名から17名へ。1年で10名の仲間が増えました。
この数字は、メンバー一人ひとりがお客様に向き合い、信頼を積み重ねてきた結果です。数字の裏には、お客様や社内からの要望に対し、「やりましょう」と即答し、実行してきた結果です。入社2日目からお客様のプロジェクトに飛び込んだメンバーもいます。まず、信頼して任せてくれたクラスメソッドの営業、エンジニア、そして社内体制も制度も実績もないこの会社に入社し、結果を残してくれたメンバー、関わってきた全員にこの場を借りて感謝を伝えたいと思います。ありがとうございます。
2期目にできたこと
クラスメソッドテクノロジーズが支援した初めての事例を公開できました
2期目のハイライトの一つは、初の事例公開です。
▶ ヤマハ発動機様事例|システム200超のクラウド移行を支える全社AWS基盤
この事例は、私たちが目指す「顧客にDeepDiveする」支援のかたちをよく表しています。単発の構築案件ではなく、お客様の大きな計画の中に入り込み、共に考え、共に作る。技術の提供だけでなく、お客様の社内での意思決定や推進を支える。そういう仕事です。
公開できる事例はまだ一部ですが、同じように深く入り込んで支援しているお客様が着実に増えています。
待遇面
好業績に伴い、待遇面でもクラスメソッド本体と遜色ない水準を実現できています。
設立時から「親会社の下請けにはならない。給与・待遇も同等以上を目指す」と言い続けてきました。それが2期目、言葉だけでなく実績で示せる状態になりました。
私たちは、すべての支援を通じて、社員とその家族、顧客、会社——三者の成長と幸福を持続させることを掲げています。顧客が成功し、会社が成長し、その成果を社員に還元する。この循環が、目に見える形で回り始めました。
稼いだら、還元する。当たり前のことを、当たり前にやれる会社になってきました。
AI時代のSI支援を実行
2期目では、私たちが何を目指すのかを言語化する取り組みを進めました。
世の中では「SIer不要論」が語られ、「AIがエンジニアの仕事を奪う」と言われています。そんな時代に、なぜ私たちは新しくSIの会社を立ち上げたのか。
クラウドやAIでITの民主化が進んでも、顧客の課題は解決していないからです。変化のスピード、選択肢の多様化、正解の不透明さ。顧客の事業はITではない。何をすべきかわからない。学ぶ時間もない。人材もいない。この状況は、AIの時代になってむしろ深刻になっています。その中で、SIの必要性はかつてないほど高まっていると感じています。
顧客の事業の成功にコミットするSI。成果を納品ではなく、顧客の成功で測るSI。それを「新しいSIのかたち」と呼び、私たちの目指すものとして掲げました。
あわせて、行動指針として5つの価値観も定めました。「打席に立つ」「期待を超え続ける」「やり切る」「理想に妥協しない」「結果で証明する」。この辺りの詳細は、また改めて記事にします。
見えてきた課題:組織化
良い話ばかり書いてきましたが、同時に課題もあります。
事業の成長に対して、組織の成熟がまったく追いついていません。
社員17名になった今も、経営・営業・現場のマネジメントを代表の私が兼任しています。1年で10名増えた組織を、設立時と同じ体制で回している状態です。ここまではフラットな構造でなんとか機能してきましたが、この先の成長を考えると、マネジメント体制がボトルネックとなります。
チームの編成、リーダーポジションの配置、評価制度や育成方針の整備。3期目は、この「組織化」が最大のテーマになります。
3期目に目指すこと
3期目のはさらに高い目標をおき、事業をスケールさせることにチャレンジしていきます。
高い目標を設定するから、現状にとどまらない発想と挑戦が生まれる。as-isの延長で考えるのではなく、目標に向けて変化し続ける。これはクラスメソッドグループが続けてきたことであり、私たちも同じ考え方で経営しています。
現状の延長で届く目標ではなく、より高い目標があるからこそ、「今のやり方のままでいいのか」「もっと大きな価値をお客様に届けられないか」という問いが生まれます。
幸い、市場環境は追い風です。クラスメソッドがこれまで築いてきた基盤に、テクノロジーズとしてのケイパビリティが加わったことで、お客様からの需要は私たちの供給力を上回り続けています。あとは、私たち自身が変化し続けられるかどうか。それだけです。
エンジニアリングマネージャーを募集
というわけで、3期目の最重要ミッションは組織化です。
チーム体制を整え、各チームにリーダーを配置し、私が現場マネジメントから離れて経営とお客様との関係構築に集中できる体制を作る。そのために、エンジニアリングマネージャーが必要です。
チームの設計、メンバーの成長支援、評価制度や育成方針の策定——エンジニアリング組織の基盤そのものを、ゼロから設計する仕事です。「整った組織でマネジメントがしたい」という方には向きません。「組織を自分の手で作りたい」という方には、これ以上ない環境だと思います。
なにせ、評価制度がまだありません。つまり、あなたが作る評価制度が、この会社の評価制度になります。代表直下で、遮るものは何もありません。大きな組織では絶対に回ってこない裁量です。
変わらないもの
目標の数字は大きくなりますが、私たちの目指すものは変わりません。
顧客にDeepDiveする。お客様の課題にフォーカスし、深く・長期的に関わり、顧客以上に顧客を理解するパートナーになる。お客様の担当者が社内で評価される。昇進する。事業が成長する。それが私たちの成果の定義です。
そして、すべての支援を通じて、社員とその家族、顧客、会社——三者の成長と幸福を持続させる。この循環を回し続けることが、私たちの目指すことです。
一緒に新しいSIをつくる仲間を募集しています
まだまだ課題だらけの会社です。組織も仕組みも、完成にはほど遠い状況です。
でも、だからこそ、これから入ってくれる方は組織を「作る側」に回れます。チームの文化、技術基準、評価制度——こうしたものをゼロから一緒に作る経験は、完成した会社では絶対に得られません。
よりよい支援を目指し、新しいSIを一緒につくってくれる仲間を募集しています。
3期目のクラスメソッドテクノロジーズも、よろしくお願いします。









