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新型コロナウイルスのワクチンを東京の大規模接種会場で打ってきた

接種対象が広範囲に広がってきた新型コロナウイルスのワクチン。一刻も早く打っておきたい筆者が東京大規模接種センターで接種したレポートを書きました。2回目の接種が終わるまで更新を続ける予定で、まずは6月23日時点の1回目接種予約〜後日談をまとめています。
2021.06.23

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皆さん健康ですか。こちらはフルリモート生活で体重をしっかり増やしましたが元気です。できれば今後も無病息災を継続し、新型コロナウイルスにも感染したくないのでワクチンを打ちました。これから接種する方の参考にと、自分が東京大規模接種センターでワクチンを接種した流れをまとめました。

※本稿は接種の一例であり、予約方法やワクチンの反応等は人によって異なります。

コロナワクチンの接種券が届いた

ある日、ワクチン接種券が自宅に郵送されてきました。ひとつの封筒に家族全員分が入っているかと思いきや、実際は自分のものだけでした(1週間以上経ちますがまだ家族分は届いていません。同エリア在住の知人も同様だったので、一人ひとり配達スケジュールが違う模様)。封筒にはシール型クーポンのワクチン接種券と接種案内のほか、健康状態を記入する予診票、ワクチン(ファイザー製)の説明が入っています。

事前に調べていた接種情報では、高齢者に次いで基礎疾患を持っている私は優先的に打てそうでした。ちなみにここで言う「基礎疾患」の定義は病気や投薬とは別でBMI30以上、すなわち肥満の人間も該当しました。とても複雑な気持ちです。

しかし、さっそく自治体の予約サイトにアクセスするも、受付開始前で予約できず。私の自治体では接種対象スケジュール初日から受付日なので、当日予約して行くのが最短のようです。もう少し確実で早めに打ちたいなーと思っていたら「大規模接種会場」でならもう予約を受け付けているという情報が。やったろうやないか。

▶ 自衛隊 大規模接種センターの概要 予約サイト

大規模ワクチン会場ならすぐ?予約サイトへ

大規模接種会場のサイトにアクセス。たしかに東京大阪2会場の予約がWeb/LINE/電話でそれぞれあると書かれています。「券を持っている18歳以上の人で1回目の接種」ならば各会場で接種できるようです。TIPSとして、予約する際は市区町村コードの数字クーポンに書かれた接種券番号は毎ログイン時に必要なので、メモしておくと後々ラクです。

ログイン後の会場選択&スケジュール予約画面。東京は一見複数会場があるように見えますがすべて同じ住所です。6月23日現在2021年6月は全日埋まっていますし、予約当時もすごい速さで枠が埋まっていく争奪戦です。あと、ワクチンは自治体と異なりモデルナ製です。ファイザーと同じくmRNAワクチンですが、接種は2回とも同じものを打つ必要があるので2回目もここになりますね。

30分区切りで出てくる予約枠です。当時もっとも早い21日16:30の回にしてみました。キャンセルするとリアルタイムで枠が空くので「しばらく待てば早い時間いける?」と思ったのですが、予約変更は一度既存の予約をキャンセルしないと空きの照会ができません。空きを確認したばっかりに今ある枠がなくなり…というのは避けたかったので断念しました。

いざ東京大規模接種センターへ

さてワクチン接種当日です。いきなり余談から始めますが、特設会場なのにもうGoogle Mapが登録されていたことに驚き。スマホ片手にいざ会場へと向かいます。

最寄り駅の一つ、東京メトロ東西線の竹橋駅に到着しました。もう目の前の案内板からワクチン会場の張り紙があり…どころか張り紙も案内スタッフも数十メートル間隔で配備されており、絶対に間違えようがないわと安心しました。ちなみに、東京会場にはJR東京駅(徒歩数分のはとバス乗り場)から送迎バスも出ています。

竹橋駅の4番出口を出たら即会場でした。16:30の予約でしたが、写真の通り受付の時間帯は実際の予約枠より広めに受け入れています。時間より若干早くチェックインしました。

すごいオペレーション

以降、会場内は写真撮影禁止なのでテキストで。平日のオフィスアワーということもあってか、全体的にそこまで混雑を感じませんでした。それもあってか、接種の流れはとにかくスムーズ。接種後15分間の会場待機も含め、自分が入場から退場までにかかった時間をストップウォッチで計測したら「27分53秒」でした。ネトフリでアニメ1話観てからカップヌードル作る時間で完了するわ!と書いても早いかどうかわからないすね。

  1. 検温
  2. 接種券確認
  3. 受付
  4. 待機(移動はさんで複数回)
  5. 予診票確認
  6. 診察
  7. ワクチン接種
  8. 接種券の更新手続
  9. 2回目の接種予約
  10. 15分間の待機

書き出すとステップが非常に多い。入場→退場でこれだけの手続きがあり、それが流れ作業に次ぐ流れ作業でどんどん進むのはベルトコンベアに乗っているような気持ちになりました。接種後の待機時間中はソーシャルディスタンス配置の椅子がズラッと並んだ空間でひたすら待つのですが、待機場所のモニターに特殊詐欺防止キャンペーンの映像が流れていたのが「今!?」と不思議で面白かったです。あと会場は全体的に蒸し暑かったので、接種しやすさという意味でもノースリーブなど薄着をとにかくおすすめします。

2回目の予約はサクッと接種が終わった流れですぐ、対面で決めます。やはり2回目も先取制で日程や時間枠がどんどん埋まっていくため、急ぎたい人は予約時間より遅れないよう注意しましょう。あと2回目の場合、予約後のスケジュール変更は電話のみ受付だそうです。

注射も痛くなかったし、会場をあとにして帰宅してからは普通に仕事を再開しました。

ワクチン接種後の生活

滞りなく接種が終わり、翌日も普通に仕事開始です。注射した場所は見た感じ変化がないものの、筋肉痛よりひとつ強めの痛みを感じます。

問題は昼からです。時間とともになんとなく体調に変化が出てきました。最初は「日差しが強いし日射病…?」と思ったのですが、念のため体温計を当ててみると、あらあら。

なるほど、これが副反応か。

厚生労働省のサイト「ファイザー社のワクチンと、武田/モデルナ社のワクチンの安全性には違いがありますか」にはこのような記載がありました。

武田/モデルナ社のワクチンの方がこれらの副反応の発生頻度が5~20ポイント程度高く報告されているほか、接種から1週間くらい経った後に、接種した場所の痛みや腫れなどがみられることが報告されています。こうした症状の大部分は接種後数日以内に回復しています。

まあこれもワクチン接種のいちイベントということにしましょう。幸いなことに日付が変わる頃には体調が回復しました。これから予約する方は翌日のスケジュールに余裕をもたせたり、余っていたら有給取得も考えておくといいかもしれません。私も2回目はそうします。ちなみにクラスメソッド株式会社はワクチン接種翌日の著しい体調不良時は特別休暇を取得可能です。

以上、ひとまず1回目の予約から接種翌日までのレポートです。今後の変化や2回目の接種に関してもこの記事を更新してまとめていきますね。