Gemini の Nano Banana Pro で図解を作る
こんにちは。組織開発室に所属し、組織開発を担当しているてぃーびーです。
Gemini 3.0 および Nano Banana Pro のリリースによって画像生成の質がかなり上がりました。
Nano Banana Pro - Gemini の AI 画像生成&写真編集ツール
今までは複雑な図の出力には難があったり、日本語の出力が崩れやすかったのですが、このあたりの質があがり実用レベルで使える範囲が広がってきました。
そこで、この記事では、Gemini の Nano Banana Pro でどの程度の図解が可能か試してみます。
利用方法
Gemini で入力する際に『思考モード』『画像を作成』の両方を選択する。
図解の例
ベン図の作成
仕事における Will, Can, Must をベン図にします。
入力
仕事における Must(やるべきこと)、 Will(やりたいこと)、 Can(できること)のベン図を作成してください。
出力画像

特に指示していませんが、各要素が重なる部分の補足説明も追記してくれました。
プロセス図の作成
仕事の流れをプロセス図にします。
入力
一般的な仕事の流れとして、インプット→プロセス→アウトプット→アウトカムの流れを日本語の図にしてください。各要素の下には、各項目の例を添えてください。
出力画像

四象限
心理的安全性と責任の関連を四象限で出力します。
入力
心理的安全性について、縦軸を心理的安全性の高低、横軸を責任として日本語で四象限にしてください。
各象限には、内容に応じた見出しを命名し、その下に簡単な説明を添えてください。
出力画像

アイソメトリック
入力
プロダクト開発のチーム構成について、営業・開発・プロダクトマネージャーがバラバラの状態を左に、ワンチームになった状態を右にする形で、アイソメトリックで図にしてください。
出力画像

組織図
入力
人事統括室の下に、採用推進室・人事労務室・人材育成室・組織開発室という構成の人事の組織図を作成してください。
出力画像

入力
同じ構成の図のまま、各部門の役割を表すイメージを組み込んだ図に変更してください
出力画像

補足
インフォグラフィックの作成
組織開発室の Value をインフォグラフィックにしてみました。
入力
以下は、人事の組織開発室の Value です。この内容をインフォグラフィックにしてください。
1. 現場・人事で一体になって取り組む
組織の改善は現場のみ、人事のみでは実現することが難しい。
現場と人事が一体となって、組織の改善に取り組む。
■こうやるよ
定例ミーティングやタスクフォースなどで関係者と協力して課題解決に取り組む
■これはやらないよ
机上の空論のみで、組織施策を実施する
組織施策を実施した後に、現場の状況を確認しない
2. 素早く試行錯誤する
できるだけ小さく検証できる単位で組織施策を進める。
小さい単位で価値の有無を確認しつつ、大きく広げていく。
■こうやるよ
一部の部署で協力をいただき施策の試行を小さく開始する
■これはやらないよ
大きな取り組みを区切らずに長期間をかけて一気に進める
3. 組織の状態を見えるようにする
組織の課題や順調な部分などが見えることがすべての活動の前提になるため、組織の状態を見えるようにする。
■こうやるよ
組織に関する事実やデータに基づいて検討・判断を進める
■これはやらないよ
組織の状態が見えないまま、推測をもとに物事を進める
4. 組織に合った手法を選ぶ
エンジニアリングを主要事業とする組織の特性を踏まえた取り組み方を選ぶ。
■こうやるよ
自動化、効率化をしやすい仕組みで提供する
■これはやらないよ
ITリテラシーが過度に低いことを前提として過剰すぎるケアをする
5. 自分たちで試す
まずは自分たちの部門で施策の有効性を試す。それを踏まえて全社展開をしていく。
■こうやるよ
部内で試せることを試し、成功を確認してから全社展開をしていく
■これはやらないよ
何も試さずに、いきなり全社展開する
6. 仕組みで支える
個別介入ではなく、従業員個々人の成功を仕組みで支える。
■こうやるよ
個別の事例を情報源に仕組みで全体を解決する
■これはやらないよ
都度、個別介入を実施する
出力画像

なお、インフォグラフィックについては NotebookLM でも作成可能です。
実施方法は以下の記事を参照ください。
NotebookLM でスライドとインフォグラフィックを作成してみた | DevelopersIO







