デベキャンコミュニティで学習習慣を身につけよう!

2023.11.27

こんにちは(U・ω・U) DevelopersIO BASECAMP(以下、デベキャン)のプロダクトマネージャーをしている深澤です。

さて、デベキャンではIT技術を業務で活用したい方に向けて、参加者同士の交流によるモチベーション維持や自身の学習を記録して振返りを行える「デベキャンコミュニティ」を提供してきました。このデベキャンコミュニティを皆さんにどう活用いただきたいかを今回ブログにまとめてみました。

デベキャンコミュニティが目指しているもの

デベキャンコミュニティでは以下のビジョンを設定しました。

IT業界でスキルアップし成長したい人たちに継続して学習を続けられる習慣を身につける環境を提供することで成長を促進し、情報共有とコミュニケーションを通じて全ての人が新しいステージへチャレンジすることのできるプラットフォームを目指します

IT業界は流行りや廃りが多いと思っています。そんなIT業界で成長し続けるためには継続して学習を続けることが不可欠なのですが、これを一人でひたすらやり込んでもモチベーションが続かないというケースはよくあると思います。また急ぐあまり、理解が疎かになってしまい学習したはずのことがうまく定着していかないというのも、学習を続ける中でのよく悩みになるポイントだと思います。
こういった課題に対してデベキャンコミュニティでは学習を継続が大切だと考えていて、それを磨くためにデベキャンコミュニティでは参加しているメンバー同士の交流を通して高め合ってほしいと思っています。デベキャンコミュニティで得た成功体験をもとに、学習を継続する力を身につけ、それを通して「新しいことにチャレンジしよう!」と前向きな気持ちになっていただける。そんなプラットフォームにデベキャンコミュニティを成長させていきたいと考えています。

学習エンジン

学習を継続するにあたって、デベキャンコミュニティでは学習エンジンというのを推奨しています。学習エンジンというのは弊社のブログであるDevelopersIOをご覧いただいている読者の皆さんの中にはご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、自律的に学習を進める能力を表現する用語としてクラスメソッドでは親しまれてきました。学習エンジンについては以下のブログも大変参考になります。

インプットから検証、アウトプットのサイクルをなるべく早く、かつ反復することで多くの知識や技術をキャッチアップし知識として定着させることができます。これが行える能力を学習エンジンと呼んでいます。

学習エンジンの手法はラーニングピラミッドという読書や講義を受講するといった受動的な学習(パッシブラーニング)よりも仲間とのディスカッションや誰かに伝えるといった能動的な学習(アクティブラーニング)の方が学習の定着率が上がるというモデルにおいても支持されます。

ラーニングピラミッドについてはこちらのブログも大変参考になりますので是非ご覧ください。

学習エンジンを進める中で最も難しいとされるのがアウトプットです。インプットは日常的に行えても、その先のアウトプットまでは難しいと考えられている方も多いかと思います。そんな方はぜひアウトプットのハードルを下げることを意識してみていただければと思います。

アウトプットのハードル

アウトプットのイメージとして登壇、もしくはブログや書籍の執筆といったものを想像されがちなんですが、これは非常にハードルが高いです。資料や執筆にかける時間という問題ももちろんですが、他者からの強いフィードバック(いわゆるマサカリ)を想像し手が止まってしまうこともあると思います。ですが、アウトプットはもっと簡単なものから始めても問題ありません。まずは手元のノートに書き記すところから始め、そこから友達や職場の仲間に考えを伝えてみるというイメージで範囲を広げていき、それで自信がついたり物足りないと思った時にハードルが高いアウトプットにチャレンジするという形でも問題ないとデベキャンコミュニティでは考えていますし、皆さんに合った丁度いい範囲へのアウトプットを行いやすい環境をデベキャンコミュニティでは作っていきたいと思っています。このアウトプットの分類とステップアップについては以下のブログが参考になります。

アウトプットの範囲は広げていくメリットとしては、交流があります。アウトプットが自分に閉じている間はフィードバックがありませんが、仲間、誰かと広がっていくとそれだけフィードバックの量はもちろん、角度も様々になりモチベーションが上がっていきます。この成功体験をぜひデベキャンコミュニティで体験していただきたいです。

交流でモチベーションを上げよう

デベキャンコミュニティではいくつかアウトプットを通して交流が行える機能やイベントを用意しています。

コンテンツを観て雑談する会

1つ目はコンテンツを観て雑談する会です。「エクストリームリーディング」という参加ハードルをなるべく低くした読書会を毎週水曜日の夜に開催しています。現在は「AWS Cloud Practitioner Essentials (Japanese) (Na)」というAWS Skill Builderが提供しているコンテンツを題材にしています。前半はそれぞれ黙々と読み進めて、後半は気になったところや感想、疑問をアウトプットして、ディスカッションするという進行をしているので、事前準備必要なしでアウトプットのハードルも非常に低いのが特徴です。参加される方はいろんなバックグラウンドをお持ちの方なので毎回いろんな知見をいくことができ、自分もよく参加して非常に学びになっています。同じ志のメンバーとディスカッションしたい方はぜひ遊びにいきてください。

テキストコミュニケーションチャンネル

2つ目はテキストコミュニケーションチャンネルです。デベキャンコミュニティ自体はDiscord上で運営しており、コミュニケーションがとりやすいように目的別にチャンネルを用意してあります。代表的なものをいくつかご紹介します。

  • 技術質問
    • 技術的にわからない点や誰かからアドバイスをもらいたいときに質問を行うチャンネルです。
  • 雑談
    • 好きなことを自由に発信できるチャンネルです。雑談やイベントの感想をリアルタイムにチャットで言い合うスレなどを建てる際に活用しています。
  • ゆるふわブログシェア
    • 気になったITニュースやブログなどを一言感想を添えて投稿できるチャンネルです。もちろん新しいブログでなくても大丈夫です。

テキスト中心のコミュニケーションの方がアウトプットしやすい方、気になった技術情報などを気軽にディスカッションしたい方はぜひ投稿してみてください。

シェルパくんとデベフィート

3つ目はシェルパくんとデベフィートです。シェルパくんはデベキャンコミュニティ(Discord)に存在するボットで学習の記録や継続をサポートしてくれます。シェルパくんとはダイレクトメッセージでやりとりするため、内容を他の参加者に見られることはありません。

このアウトプット自体は自分にしか影響がないのですが、シェルパくんには取り組もうとしている学習の予定を設定できる機能もあり、目標として設定した期日よりも早く達成できるとデベフィートと呼ばれるポイントを集めることができます。多くポイントを集めた人は月に一回のデベキャンフィートアワードにて表彰させていただいております。

過去にはデベキャンフィートアワードに入賞された方をデベキャンコミュニティ内で定期的に放送しているデベラジオにお呼びしてゲスト出演していただいたことがありました。いずれは登壇といったアウトプットを検討されている方で話す練習がしてみたいという方はぜひデベキャンフィートアワードへチャレンジをいただきたいです。ゲストとしてご出演いただく際には運営がしっかりとサポートをさせていただくので、みんなの前で喋るアウトプットが初めての方でもご安心ください!

最後に

最後までお読みいただき有難うございました。学習の定着させる手法としては学習エンジンが有効で、なるべく早く、かつ反復することが大切です。最後のアウトプットはどうしてもハードルが上がりがちになってしまうので、その時は伝える範囲を調整することでアウトプットのハードルを下げてみましょう。また、これを習慣化し1人で回し続けるのには限界があると思っています。デベキャンコミュニティで用意されているアウトプットの機能やイベントを活用し交流することでぜひ皆さんのモチベーションアップに寄与できればと考えています。

IT業界でスキルアップし成長したい人たちに継続して学習を続けられる習慣を身につける環境を提供することで成長を促進し、情報共有とコミュニケーションを通じて全ての人が新しいステージへチャレンジすることのできるプラットフォームを目指します

デベキャンではこれからもこのビジョンを目指してやっていきます。またその様子はデベキャンだよりや公式Twitterを通してみなさんにお伝えしていきますね。

以上、深澤(@shun_quartet)でした!