【デブサミ福岡 B-5】セッション『クラウド名刺管理サービスSansanの舞台裏』を聴いてきました
はじめに
こんにちは、福岡オフィスIT推進室の井手です。今日はDeveloper Summit FUKUOKA 2019(デブサミ福岡)に参加したので、参加したセッションを簡単にご紹介いたします。
【B-5】 クラウド名刺管理サービスSansanの舞台裏
Speaker
- Sansan株式会社 楠原 由子氏
内容
- 発表の背景
- 前職では機能開発を行っていた
- Sansanではサービス提供を行っている
- その違いに驚き学びがあったので紹介
- Sansanについて
- 名刺は「営業活動のベースとなる企業の資産」
- 組織に眠った名刺をDB化し企業で活用する為の基盤を提供している
- 運用を支える組織
- Sansan事業部
- プロダクト開発部
- サポート部
- カスタマーサクセス部
- 上記の3つの部で運用をしている
- 毎日行うこと
- 毎日のエラーチェック
- 夜間にログを収集・集約しSlackへ通知
- 類似エラーが集約されて通知
- ツール上でも確認可
- 既存エラーをまとめる事もできる
- リアルタイムログはKibanaで閲覧
- 毎日のエラーチェック
- インシデントガイドライン
- Sansanではインシデントガイドラインが4冊あり、入社研修で読み合わせる
- 気づくための仕組み
- 毎日のエラーチェック
- アラート
- 監視
- Grafanaでインフラのパフォーマンスを可視化
- AWSの監視も利用(例えばSQSの処理時間)
- パフォーマンスレポート
- New Relicを利用してパフォーマンスを監視・分析
- ユーザからの問い合わせ
- 発生した場合
- 報告
- 社内SNSの報告グループに投稿
- テンプレートによる投稿
- 軽重判断せず報告
- 対応方針の決定
- インシデントガイドラインに従い決定
- インシデント種別
- インシデントレベル
- インシデント対応モード
- インシデントガイドラインに従い決定
- 対応
- 顛末管理
- 開発部内
- ポストモーテム
- サービス改善に繋げる
- 「事故からの学びを最大化し、サービス・組織の改善につなげる」
- 事業部
- インシデント報告書
- システム的観点に加え、顧客対応についても記録
- 開発部内
- 報告
- 学び
- 観点の変化
- いかに例外を発生させないようにするか
- 例外発生時に運用できるかどうかを意識
- ログを出すタイミング・レベル・内容
- 監視まで含めて一つの機能
- 観点の変化
- 機能改善の種
- Sansan Feedback
- 社内SNSのグループ
- 営業、CS、サポートがお客様の声をフィードバックしてくれる(機能要望、不具合、喜びの声 等)
- NPS(ネットプロモータースコア)
- 満足度分析
- New Relic
- 処理のボトルネックを見つける
- パフォーマンスのグラフを定期確認
- Sansan Feedback
- Sansan事業部
さいごに
セッションを聴いて、一番印象に残ったのはインシデントを軽重判断せず報告する所でした。割れ窓理論のように、小さな事から報告する文化によって重大インシデントの芽を摘む取り組み、考え方は参考になりました。また、ポストモーテムについて理解が無かったのですが、個人的にも調べてみたいと思いました。