【まとめ】絶対にチェックしてほしい激熱なデータ系SaaSのBEST5

【まとめ】絶対にチェックしてほしい激熱なデータ系SaaSのBEST5

Clock Icon2021.12.25

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どうも!DA事業本部の春田です。

「激熱!1日1製品!最強のデータ系SaaSはどれだ決定戦」アドベントカレンダー、ついに終幕となりました!

結果、以下のカテゴリ構成のアドベントカレンダーとなりました。

最終日の本記事では取り上げてきた23製品の内、以下の観点で個人的に良いと思った製品を5つピックアップします。

  • 顧客の課題を解決できそうな機能や仕様を設計しているか?
  • モダンで使いやすいUI/UXか?
  • 今後のロードマップを想起させるポテンシャルがあり、将来性が見込めそうか?

23製品の中にはSNSでよくシェアされた製品もありますが、SNSのシェア数=良い製品とは限りません。ぜひ、特に注目してなかった製品があればチェックしてみてください。

No.1 Satori

1つ目はDataSecOpsプラットフォームの Satori です。DWHへのエンドポイントをSatoriのエンドポイントに切り替えるだけで、センシティブデータのコントロールやマスキング、アクセス制御、ログ監視などを導入することができます。初期設定も最小限に抑えられており、精錬されたインターフェースも相まって、DataSecOpsへオンボーディングしやすい設計になっている点も魅力的です。ポリシーの作成はやや抽象的で難しいかもしれませんが、慣れれば強力なレイヤ構造によってデータガバナンスを実現することができます。

No.2 Datafold

2つ目はData Reliabilityプラットフォームの Datafold です。データカタログを謳う製品には、メタデータ管理以外の周辺機能が追加されることが多く、「結局それ何に使えるの?」と顧客の課題からズレてきがちになりやすいです。Datafoldは「データの信頼性」に焦点を絞った機能を提供している点が明快です。まさにDatafoldが提供しているテーブルの差分比較は、私の業務でも品質担保用に自動テストに組み込んでいたりするので、データエンジニアにとって嬉しい機能なはず。メタデータや統計情報の見せ方もわかりやすく、1つ1つの機能がしっかり作り込まれている点も好印象です。

No.3 ClicData

3つ目はBIプラットフォームの ClicData です。冒頭のグラフをNumbersで作っている通り、私自身はBIツールをあまり使いこなせていない人間なのですが、ClicDataはそんなBIが苦手な人間でも使ってみようと思える「楽しさ」に魅力を感じました。BIも製品として成熟してきたので、さらに高度で複雑な機能を提供するベンダが増えてきたように思えますが、そういったツールをBI初心者が扱うには極めてハードルが高かったりします。その点、ClicDataは入門用に向いている製品なのではないかなと思います。上の記事ではあっさりめに触ったくらいなので、ClicDataには高度な機能がないというわけではないはずです。その辺りはトライアルで実際に確認してみてください。

No.4 Ketch

4つ目はProgrammatic Privacy Softwareの Ketch です。こちらは仕様的にデータ分析基盤からは若干離れてしまいますが、3年後・5年後を見越したコンセプトと、提供するユーザー体験に可能性を感じたため選出しました。データやプライバシーに関わるユーザーの権利問題はGDPRをはじめとして厳格化されつつあり、企業は海外にサービスを展開する際はその対応が要求されるのですが、その労力やコストを自動化によって削減するというのがKetchの狙いです。そもそも「GDPR対応で何をすればいいかわからない」という企業にとって、コンサル等を雇うではなくSaaSで解決できるのはコスト的にもありがたいはず。今後の動向もぜひチェックしていきたい企業の一つです。

No.5 Google Data Catalog

最後はGoogle Data Catalogです。機能的には非常にシンプルなのですが、「メタデータ付与」と「検索」と「アクセス制御」ができれば、正直スタートラインとしては必要十分でしょう。Google CloudはやはりBigQueryを中心としたデータ基盤のエコシステムが非常に強力なので、Google Cloud環境でメタデータ管理もしたい場合は、まずはGoogle Data Catalogを使ってみることを推奨します。「こんな機能が欲しいんだけどGoogle Data Catalogにはない…。」となった時には、リッチなデータカタログSaaSを導入するのもありでしょう。データカタログの基本機能を抑えつつ、マネージドで提供している使いやすさもあって、Google Data Catalogを選出しました。

最後に

本アドベントカレンダーは、トライアル環境を提供している会社様の懐あって完走できたのも同然です。本当にありがとうございました。あと毎回接続ターゲットにされてたRedshiftちゃんもお疲れ様でした。

正直、本当に興味があった本命の製品は、ほぼ全て営業を挟まないとデモ環境まで辿り着けないこともあり、記事化できなかったことに悔いが残ります。そのため取り上げてきた23製品は、選出に偏りが出てしまっている点はご念頭に置いていただきたいです。

何が言いたいかと言いますと、今回取り上げた製品以外にも素晴らしいデータ系SaaSは絶対にあるということです!いやはや、やっぱこの業界は激アツですな☆

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