[アップデート] Amazon EFS の最小スループットが 1MiB/sec に向上しました

Lambda、CodeBuildなど利用の幅が広がるEFSに嬉しいアップデート
2020.07.02

本日のアップデートで、Amazon EFS の最小スループットが 1 MiB/sec に向上しました。

何がうれしいのか

従来の利用パターン

Amazon EFS をバーストスループットモードで利用する場合、ベースラインスループットは GiB あたり 50 KiB が提供されます。ベースラインスループットを超えた場合、バーストクレジットを利用してファイルシステムサイズに関係なく 100 MiB/sec までバーストすることが可能ですが、クレジット数はファイルシステムサイズに関連しますので、小さなファイルシステムサイズでは直ぐにクレジットが枯渇します。

バーストクレジットが枯渇するとベースラインスループットの性能に戻るわけですが、従来ベースラインレートは最小ファイルシステムサイズを 1 GiB として算出されています。つまりファイルシステムサイズが 1 GiB であれば 50 KiB/sec、5 GiB であれば 250 KiB/sec、10 GiB であれば 500 KiB/sec となります。

EFS のファイルシステムサイズは固定値として割り当てるのではなく、その利用状況によって自動的に伸縮しますので、ちょっとしたファイル共有としてバーストスループットモードの EFS を使うと、「何やねん、EFS めちゃめちゃ遅いやんけ」 となるわけですね。そのため、このようなケースではプロビジョニング済みスループットモードでスループットを確保して使われていたことかと思いますがプロビジョニングするスループットは GiB あたり $7.20(東京リージョン) のコストが発生します。

サイズに関係なく最小スループットが 1 MiB/sec に!

これまでの辛みを思い出していただいたところで本題です。

今回のアップデートによりファイルシステムサイズに関係なく、最小スループットが 1 MiB/sec となりました。よって、利用されているファイルシステムサイズが 10 GiB でも 1 MiB/sec、5 GiB でも 1 MiB/sec、1 GiB でも 1 MiB/sec で EFS が利用可能となります。

利用の幅が広がっている EFS

最近、EFS は Lambda や CodeBuild に対応するなど利用できる場面が増えてきています。

大量のデータを保存している場合、最小スループットはそれほど気にならなかったと思いますが、Lambda や CodeBuild のように小さなファイルシステムサイズで良いのに、スループットが全然でない・・・という場面で効いてくるかもしれません。

とはいえ、1 MiB/sec どの程度のスループットが本当に必要なのか見極め、不足があるのであればプロビジョニングスループットモードを検討しましょう。

注意事項

最小スループットとしてはサイズに関係なく 1 MiB/sec となりましたが、ベースラインレートの算出に利用されるのは変わらず GiB あたり 50 KiB のままです。バーストクレジットの消費などを算出される場合はお間違えないように。

さいごに

最近、利用の幅が広がる EFS にとって嬉しいアップデートですね!

これまでお試しに 5 GiB 程度ののファイルシステムサイズで EFS を使ってみて、「うーん、EFS 遅ない?」と思って諦めた方、泣く泣く 1 MiB のプロビジョニングスループットを購入されていた方には朗報ではないでしょうか。

とはいえ 1 MiB/sec ですので、求める性能によってプロビジョニングスループットモードを利用するのか、バーストスループットモードを利用するのか、よくご検討ください。

以上!大阪オフィスの丸毛(@marumo1981)でした!

参考