従業員エンゲージメントを支える10個の要素 – 3. 強みの活用

2023.04.13
こんにちわ。従業員体験( EX )の向上がミッションのエンジニアリング統括室に所属しているてぃーびーです。
従業員エンゲージメント(Employee Engagement)は、従業員が組織についてポジティブに捉え、共感し、強くコミットして働くような状態です。従業員エンゲージメントが高いと、事業成果に向けたパフォーマンスが高まるとされています。
従業員エンゲージメントに関する代表的な10個の要素を1記事につき、1項目ずつ紹介していきます。
他の要素が気になる方はまとめ記事をどうぞ。
今回は「強みの活用」です。

「強みの活用」とは?

強みの活用は、従業員が日々強みを発揮できていると感じている状態です。
強みを持つ領域への没頭は楽しさを伴います
強みを発揮できると、貢献をしやすくなります
貢献をすると、成果を実感し、顧客や同僚から感謝されやすくなります。
結果として、成功体験から自己肯定感が高まりやすく、さらなる挑戦に踏み出しやすくなります
強みはこういった好循環を生み出すことで、エンゲージメントを高めることになります。

「強みの活用」できていないとどうなるか?

強みを活用できないと、本来の実力を発揮した場合に比べて貢献の機会が減りやすくなります。
貢献の機会が経ると、成果の実感が減り、顧客や同僚から感謝されにくくなります。
結果として、成功体験の減少から自信を損ないやすく、自己肯定感が低下しやすく、挑戦に及び腰になりやすくなります。
もちろん、強み以外でもそつなく成果を出し、感謝される人もいます。これは強みを発揮した場合と比べての相対的な話しになります。一方で、常に安定して成果を出せて、周りから感謝されているのであれば、それは自覚がないだけで強みなのかもしれませんが。

従業員が強みの活用するために必要なこと

強みを育てる

明確な強みがある人ばかりではありません。これから強みを伸ばす人もいます。
その場合、様々なことに取り組み、活動をふりかえり、適性を確認することで強みを探すことになります。
ここで周囲が支援できることは、
  • 様々なことに取り組む機会を提供すること
  • 第三者から強みに見える部分を伝えること
  • その人が強みを用いた貢献に感謝を伝えること
です。
処世術の観点も踏まえると、意図的に強みを作る「ポジション取り」の視点も重要です。
強みは本人の中での相対性もありますが、経験機会の目線で考えると所属組織、所属チームの中での相対性もあります。
同じ環境で一番レベルの高い人に、さらなる機会が集まりやすいためです。
自身の関心・特技と環境における対象領域に関わる人の層の厚さを対比して、ポジションを決めるのも一手でしょう。
一方で、一番重要なのは本人が本気で取り組みたい領域であるかどうかなので、「ポジション取り」のような作戦を取らずに、思うがままに進むのも一手です。
このあたりは「ラストマン戦略」が参考になります。

強みを認識する

実は強みを持っているが、本人に自覚がないケースがあります。
この場合、強みの自覚を持つことが必要です。
強みを把握するには
  • 過去の経験をふりかえること
  • 普通にやっているだけだが、成果を出せる。周りから感謝される取り組みを探す
  • 第三者からその人へ強みを伝えること
などの方法があります。強みと言うと何か1つの領域を想像しやすいかもしれませんが、複数領域の掛け合わせにレアリティがあり、強みになる場合もあります。
なお、自分では気づけていないからこそ、強みに自覚がないのですから、コーチングで第三者が整理をお手伝いするとよいでしょう。

既存の強みをさらに強化する

すでに強みを持っている場合は、さらに強化するのが理想です。
強みを活用できる業務のアサインを増やすことで、貢献機会を増やしつつ、強みを伸ばすことになります。
例えば、クリエイティブなことが得意な人のアサインがほぼ定型業務のみになっていたら、宝の持ち腐れです。
アサインを調整して、クリエイティブな業務の比率を上げるのが理想です。

強みの認知を広める

強みに関わる認知が広がると、強みを活用する機会が広がります。
該当領域の問題解決が必要な場合、その分野に強い人として第一想起される人にお声がかかるためです。
社内に名が知れ渡っていれば、社内の機会が集まります。
社外に名が知れ渡っていれば、社外の機会が集まります。
本人ができることは、
  • 強みで成果を出し続けること
  • 情報発信をすること
  • 周囲を助けること
です。
情報発信により、「XXに強いYYさん」の評判が広がります。
周囲を助けることにより、「XXについてYYさんに助けてもらった」という情報が広がり、他の人からも助けを求められるようになります。
結果として、強みに関わる新たな機会が訪れやすくなります。
周囲ができることは、
  • その人の強み、活躍を周りに伝えること
  • その人の強みに関わる機会を提供すること
です。