Talend Integration Cloudを試してみようか。

2018.10.10

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こんにちは、DI部の兼本です。

先日、Talend Integration Cloudの日本リージョンでのサービス開始がアナウンスされました。

(外部リンク)データ統合基盤のTalend、東京DC新設で“クラウドファースト化”推進

個人的にもTalendとは長いお付き合いがあり、ちょっと気になったので試用版を触ってみました。

アカウント作成

Talend Integration CloudはiPaaSとして提供されているので、利用するには最初にアカウントを作成する必要があります。

以下のサイトにアクセスして、無償試用版のアカウントを作成します。

(外部リンク)Talend Integration Cloud

アカウント登録に必要な情報を入力して「Complete Registration」ボタンを押下すると登録したメールアドレス宛に「Talend Cloud - Trial Registration」という表題のメールが届きます。

メール本文中に「Complete Registration」というボタンがあり、これをクリックすることでトライアルアカウントの作成が完了するようです。

Talend Integration Cloudへのログイン

アカウント登録が完了すると、Talend社から「Talend Cloud Account Confirmation. Save This Email」という表題のメールが届きます。文中にあるリンクからポータルサイトにアクセスします。

ログインにはアカウント登録時に指定したメールアドレスとパスワードを使用します。

ログインすると以下のような画面が表示されます。

最初に表示されるページでは各ツールの使い方や紹介動画が表示されています。左上に「アプリの選択」というフローティングメニューが設置されており、クリックすると4つのメニューが表示されます。

  • Integration Cloud
  • Talend Studioで作成したジョブをデプロイしてクラウド上で実行できます。製品版でいうところのTalend Serverのジョブ管理機能に相当すると考えられます。

  • Data Preparation
  • いわゆる「データ準備」を行うためのツールです。面倒で時間のかかるデータの準備プロセス(前処理)を簡素化、迅速化することで、データサイエンティストやビジネスユーザの作業時間を大幅に短縮できます。

  • Data Stewardship
  • データアセットをクラウドで管理することができるアプリケーションです。重複データ削除、分類、またはキュレーション作業を行うことができます。

  • Management Console
  • Talend Integration cloudを利用するユーザの作成、ユーザのグループやロールの管理を行います。Talend Serverのアカウント管理機能に相当すると考えられます。

試しに、Talend Data Preparationを使用して日本語のデータを表示したところ、Shift-JISのデータは文字化けしましたが、UTF-8に変換すれば正しく表示することができました。

これまでETLはオンプレミスあるいはクラウド環境に構築が必要でしたので敷居が高い印象をお持ちの方も多いと思いますが、Talend Integration CloudのようにiPaaSとして提供されることで、DWHの構築がよりスムーズに行えるようになることが期待できます。

最後に

今回はTalend Integration Cloudのアカウント作成からログインまでをご紹介しましたが、次回は各機能についてもう少し詳細をご紹介できればと考えています。