Lookerで作成されたLookをHightouchでModelとして定義してみた

2023.09.29

さがらです。

Lookerで作成されたLookをHightouchでModelとして定義してみたので、本記事でその内容をまとめてみます。

ドキュメント

HightouchでのLookerの設定については、下記のドキュメントにまとまっています。

事前準備

Looker上でLookを定義

まず、HightouchでModelとして定義できるのはLookerのLook(一つのグラフ)ですので、事前にLookを定義しておきましょう。

Lookに使用しているDWH・DBをHightouch上でSourceとして定義

続いて、HightouchでLookerのLookをModelとして使用するには、Lookが参照しているDWH・DBをSourceとして定義しておく必要があります。

今回はSnowflake上のデータを使用したLookのため、対象のSnowflakeのデータベースをSourceとして定義しました。

設定

Looker上でAPI Keyを取得

HightouchからLookerに接続するにはLookerのAPI Keyが必要となります。

Looker上で、AdminUsers→対象のユーザーの画面を開き、API Keysの項目でEdit Keysを押します。

すでにAPI Keyを発行している場合はそのClient IDClient Secretを確認します。新しくKeyを作る場合にはNew API Keyを押します。

Client IDClient Secretがいつでもコピーできる状態になったら、Lookerでの準備は終わりです。

Hightouch上でLookerの設定を行う

Hightouchでは、Lookerの設定はExtensionsという形で行います。

HightouchのメニューからExtensionsを押し、LookerSet up extensionを押します。

Configurationタブに切り替え、以下3つの情報を入力し、Connectを押します。

  • URL:`https://.looker.com`の形式で入力
  • Client ID:Looker上で確認したClient IDを入力
  • Client secret:Looker上で確認したClient Secretを入力

下図のように表示されれば、無事にLookerの設定ができたことになります!

LookerのLookをModelとして設定してみる

ここまでで設定は完了したので、実際にLookをModelとして設定してみます!

Add modelを押した後、Lookが使用しているデータベースを参照しているSourceを選択します。

次にどのようにModelを定義するか選ぶ画面になるのですが、ここでLooker modelが選べるようになっているはずです。このLooker modelを押します。

Lookを選択する画面が出てくるので、使いたいLookを選択します。※一度にすべてLookが表示される仕様ではないみたいなので、検索窓も活用して使いたいLookを探しましょう。

Previewを押すと、そのLookで集計されたデータを表形式で見ることも出来ます。

あとは通常のModel定義と同じように設定を進めればOKです!

最後に

Lookerで作成されたLookをHightouchでModelとして定義してみました。

Looker Actionでも一部Hightouchと似たようなことはできるのですが、Reverse ETLに特化しているHightouchの方が楽に多様なソフトウェアにデータをSyncできると思います。

Looker Actionで少し困っている方にも、ぜひHightouchを触ってみてほしいですね!