Hightouch上でセグメンテーションした顧客リスト(Audiences)に対して更なる分析を行える「Insights」機能を試してみた

2023.08.28

さがらです。

Hightouch上でセグメンテーションした顧客リスト(Audiences)に対して更なる分析を行える「Insights」機能を試してみたので、その内容を本記事でまとめてみます。

事前準備

この機能は事前にHightouch上で「Audiences」を定義しておくとより活用できる機能であるため、事前に下図のようにAudiencesを定義しておきます。

Audiencesの定義方法については、下記のブログで一度試していますので参考になると幸いです。

試してみた

まず、任意のAudiencesを開きます。その中で、右上にShow Insightsがありますのでこれを押します。

すると画面の右側にInsights機能の画面が展開されます。以下、それぞれのタブについて説明します。

Members

Membersタブでは、現在Audiencesで設定されているFilterで抽出された顧客リストが出てきます。

この状態で任意の顧客をクリックすると、使用しているModelにおける該当顧客のすべてのカラムの値が表示されます。

Overlap

Overlapタブでは、別のAudienceと組み合わせたときにどれだけの人数が重複しているかを確認することが出来ます。

まず別のAudienceを追加する必要があるため、+ Add audienceを押します。

別のAudienceを設定する画面に切り替わるため、Select an audience to compareからAudienceを追加し、Continueを押します。

すると、2つのAudienceを比較し、どれだけのレコードが重複しているかを確認できるグラフが出てきます!願わくば、グラフ上をクリックすることでAudienceが重複している顧客リストをまとめて表示できたりすると尚良いと感じたのですが、その機能は2023/8/28時点ではなさそうです。

Breakdown

Breakdownタブでは、Filterで絞り込みを行っている顧客リスト(Audiences)に対して、更に別のカラムを指定して、そのカラムの値が該当Audiencesにおいてどれだけの割合を占めているか確認出来る機能です。

まず、+ Add Breakdownを押します。

カラムを選択する画面が出てくるので、Select a column to breakdownを押して任意のカラムを選択し、Continueを押します。

すると、現在のAudiencesに対して、指定したカラムの値がどれだけの割合を占めているかがわかるグラフが表示されます。

SHOW ASから3つのグラフを指定できるので、それぞれのグラフでどのように見えるかを確認してみます。

Bar chart

Bar chartでは、棒グラフの形式で分析することが可能です。

SWITCH AXESを押すと、グラフの縦横を切り変える事が可能です。

PERCENTAGEを押すと、グラフ上の表記をパーセント表記にすることが出来ます。

Pie chart

Pie chartでは、円グラフの形式で分析することが可能です。

Table

Tableでは、表形式で分析することが可能です。

Top 10以外も表示する

対象のカラムが11個以上の値を持つ場合、HightouchのBreakdown機能はデフォルトでTop 10しか表示されていません。

この場合はグラフのタイトルの横にtop 10が追記されます。

このとき、SHOW ALL DATAというオプションがBar chartでもPie chartでも共通で表示されます。これを押すと、Top 10以外の値がどれだけあるかがOtherという形で表示されます。

複数のグラフをまとめて表示

また、最下部の+ Breakdownを押すと、別のカラムを用いたBreakdownも可能です。

最後に

Hightouch上でセグメンテーションした顧客リスト(Audiences)に対して更なる分析を行える「Insights」機能を試してみました。

Hightouch上でセグメンテーションを行う際に、「もう少し絞りたいんだけど、どのカラムのどの値で絞り込めば良いのかな…」というもう一押しをしたいときに役立つと思います!