【写真40枚】ヒルデスハイム紹介、ハノーバーメッセの宿は近郊都市が狙い目 #HM26

【写真40枚】ヒルデスハイム紹介、ハノーバーメッセの宿は近郊都市が狙い目 #HM26

ハノーバーメッセ2026の宿泊拠点に選んだのは、近郊の小さな街ヒルデスハイム。世界遺産の聖堂や木組みの街並み、会場までの交通、泊まったホテルやごはんまで、写真40枚で紹介します。会期中のハノーバーは宿が高い…と悩んでいる、来年の参加者の宿選びの参考に。
2026.06.10

「おぉ、ヒルデスハイム。俺は気に入ったぞ。来年はまた来ます。ほんとに」

2026年のハノーバーメッセ、クラスメソッドから参加した二人は、メインの宿泊場所としてヒルデスハイムを選びました。結論としては、「非常に良かった!!」という気持ちが満載なので、ヒルデスハイムがどういった街だったのか?なにが嬉しいのか?というところを、写真多めで解説します。

ほぼ主観の塊のような記事ですが、来年のハノーバーメッセ参加に向けて宿泊場所の選定に迷っている方の参考になればうれしいでございます。

ヒルデスハイムという街について

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(聖アンドレアス教会の勇姿)

ざっと、ヒルデスハイムの歴史と現在を振り返ってみます。

ヒルデスハイム(Hildesheim)は、ドイツ北部・ニーダーザクセン州の都市です。州都ハノーバーから南東へ約30km、インネルステ川沿いに位置しています。人口は約9万8千人(2024年末時点)と、決して大きな街ではありません。

歴史はかなり古く、街の始まりは815年。フランク王国の皇帝ルートヴィヒ1世(敬虔王)がこの地に司教座(ヒルデスハイム司教区)を置いたことに端を発します。中世には交易の拠点として栄え、1249年に都市権を獲得、1367年にはハンザ同盟にも加盟しました。

街を象徴するのが、2つの教会建築です。聖マリア大聖堂と聖ミカエル聖堂は、1987年にユネスコ世界遺産に登録されました。とくに聖ミカエル聖堂は1010〜1022年に建てられた初期ロマネスク建築の傑作として知られています。また、大聖堂の壁面には「1000年のバラ」と呼ばれる、樹齢1000年とも言われるノイバラ(ドッグローズ)が今も花を咲かせています。

一方で、この街の歴史を語るうえで欠かせないのが第二次世界大戦の傷跡です。終戦間際の1945年3月22日、イギリス軍の空襲によって旧市街は壊滅的な被害を受けました。建物の29%が全壊、45%が損傷し、かつて約800棟あった木組みの家(ハーフティンバー)のうち残ったのは約200棟だったと言われています。

戦後はまず住宅の再建が優先され、歴史的な街並みは一度失われました。それでも主要な教会は元の様式で再建され、街の中心であるマルクト広場(歴史的市場広場)の木組み建築群も、1980年代以降に時間をかけて復元されていきます。なかでも1529年建造のクノッヘンハウアー・アムツハウス(肉屋ギルドの会館)は、高さ26m・7階建てというドイツ屈指の木組み建築。戦後はホテルに建て替えられていましたが、市民の声を受けて1986〜1989年に伝統工法で忠実に再建されました。今のマルクト広場は、戦災を乗り越えて街が取り戻した「リビングルーム」とも呼ばれています。

ヒルデスハイムとハノーバーメッセ展示会場との交通手段

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ハノーバーメッセの会場(Messegelände)の最寄り駅は、ハノーバー中央駅ではなく、会場に隣接するハノーバーメッセ/ラーツェン駅(Hannover Messe/Laatzen)。ヒルデスハイム中央駅からこの駅までは約21km、列車で 乗り換えなし、所要23〜33分 ほどで着きます。双方主要駅でSバーンが、それぞれの駅を繋いでいます。

Sバーン - Wikipedia

ハノーバーメッセの宿泊場所をあれこれ探している中で、近隣都市としてGeminiに推薦されたのがヒルデスハイムでした。少し遠く感じる人もいるかもですが、基本的に会場近くは宿泊場所やレストランはほとんどなく、近隣都市から来ている人がほとんどです。そう、千葉の幕張メッセのような便利な場所を想像していたら全然違います。

一番アクセスが便利なハノーバー中央駅付近は、会期中のホテルの相場が 一泊7〜8万円 なので、なかなか予算が厳しい…ということで、ヒルデスハイムは悪くない選択肢だと思います。

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普段このハノーバーメッセ/ラーツェン駅は、ハノーバーSバーンのS4系統(ヒルデスハイム〜ベネミューレン)が乗り入れる程度の駅です。ところがハノーバーメッセやCeBITのような大規模見本市の期間中は様子が一変し、通常は通過する地域列車や長距離列車(ICEやIC)まで軒並みこの駅に停車します。

ただ、ヒルデスハイム駅発着のS4は1時間に一本の運行で、かつ、会期中20〜30分遅延することも頻繁にあり、時間には余裕を持って移動することを推奨します。まじで、15分程度の遅延は普通でした…

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そして地味に便利なのが、ハノーバーメッセ/ラーツェン駅と会場をつなぐ全長340mのスカイウォーク(屋根付きの歩行者用ブリッジ)です。雨の日でも濡れずに、駅から会場の入口まで歩いて移動できます。ヒルデスハイムからの列車を降りて、そのまま会場に吸い込まれていく感覚でした。

町並みをランニングしながら巡ってみた

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会期最終日、なんとか時間を作って、朝ランニングをしながら、ヒルデスハイムの街を巡ってきました。STRAVAのログですが、これで、だいたい3.2km程度。主要部分はコンパクトな都市ですね。

宿泊場所から南にずっと行きつつ、三叉路にて。改めてですが、こういった町並み、日本だとテーマパークにしかないと思うんですが、 こういう雰囲気が当たり前に街として存在している のが、ヨーロッパ、そしてドイツという都市ですね。普通に歩いているだけで、素敵だなぁと目尻が下がります。

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こういう高い建物の下に通り抜けるトンネルがあるような構造って、それこそオープンワールドゲームでしか見たこと無いと思うんですよ。

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名前は忘れたけれど、何かの教会。

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道すがらにあった、レーマー・ペリツェウス博物館。エジプトものの博物館ではかなり人気で有名なようです。参考:2026年 Roemer- und Pelizaeus-Museum Hildesheim

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恐らく、ヒルデスハイムで一番有名であろう教会の聖ミカエル聖堂。

参考:ヒルデスハイムの聖マリア大聖堂と聖ミカエル聖堂 - Wikipedia

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早朝で中には入れなかったので、外観だけ。その存在感と圧倒的なスケールは息を呑みます。運が良ければ早朝でも、中にはいって塔を登ったりすることも可能なようでした。

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そこからほど近くにある、聖アンドレアス教会。個人的には、聖ミカエル聖堂よりもこちらの教会のほうが、さらに趣が深く歴史のずっしりとした重みを感じる尊厳な雰囲気を感じました。

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プレートに刻まれた歴史。

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鳩。鳩はどこにいても鳩だなぁと(当たり前)。

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マルクト広場。町並みの中に、こういった広場があるのがヨーロッパの特徴なんでしょうね。市民の憩いの場として親しまれているようです。

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お世話になったホテル「バーガーマイスターカペル」

ハノーバーメッセ会期中は、本当にどこもホテルが高くかなり宿泊場所探しには苦労したんですが、ヒルデスハイムで非常に宿泊体験が良かったのが、このバーガーマイスターカペル。 朝食付き4泊5日で8万円ほど ですみました。よござんす!

HOME - Hotel Bürgermeisterkapelle

駅から徒歩13分ほどと少し歩くのですが、慣れてしまえば特に問題ない。ヒルデスハイムの町並みが素敵すぎて、会期中全然苦になりませんでした。ホテル自体はこじんまりとしていて、客室数も多くはないのですが、チェックインも荷物預けなども非常にアットホームに親切に対応いただき素晴らしかったです。

シンプルかつ清潔なフロント。予約を取っていた日本人が自分達だけだったらしく、顔を見合わせた途端に「ハマコーさん?」と声がけいただきました。こういうのなにげに嬉しいすね。

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飲み物は自由にとってOK。飲み放題ではなく、後で個別に自己申告で精算してね、というスタイルでした。

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朝食ビュッフェ。会場は非常に清潔で綺麗、かつ全てが非常に美味しかったです。毎日のことだけれど、やっぱり朝食がついていると朝は楽ですね。一日のやる気がでる。流石に朝からビールはなかったけど。

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パンはどれも美味しく。全部のパンが硬かったらどうしようと思ってたんですが、種類が豊富でまたレパートリーも毎日変わっていたので、飽きることは全然なかったです。

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出張していると、生野菜を食べることが少なくなりがちなので、毎朝新鮮な野菜を食べることが出来て本当にありがたかった。

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チーズやベーコン、ハムの種類も豊富。全部美味しかった。

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ショッピングモール「Arneken Galerie」

ヒルデスハイム、地方都市なのでお店の数がものすごく豊富というわけでは無いのですが、店舗数が非常に多いショッピングモールも有りました。「Arneken Galerie(アルネケン・ガレリー)」というモールで、写真の看板で目立っているTK Maxxをはじめ、H&Mやスーパーのアルディ(ALDI)など、有名どころのテナントが一通り揃っています。

Arneken Galerie

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非常に広い店内。店はそれこそハイブランドから日用品スーパー、お土産ショップなどなんでもあるので、ここにくれば買い物には全く困ることはなさそうです。とりあえず、なんか困ったらここにくると良いんじゃないかなと。

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水よりも安いビールが大量に!!

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ドイツの伝統的な白ワインのリースリングもお安く買えました。

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建物が素晴らしく、内装も最高な素敵なレストラン「KA7」

基本的に夕食はヒルデスハイムで取っていました。折角なので、気に入ったお店も紹介しておきます。

KA7 Restaurant im Knochenhaueramtshaus Hildesheim

お店は、このブッチャーズギルドホール(肉屋ギルドの会館)の中に入ってます。冒頭の「街について」で触れたクノッヘンハウアー・アムツハウスその人。戦災で一度失われたあと、市民の声を受けて1980年代に伝統工法で忠実に再建された、ヒルデスハイムを象徴する木組み建築です。

観光名所となるぐらいの有名な建物で、木組みで出来た細かな装飾が長年の歴史を圧倒的に物語ります。マジでこんな建物みることほとんど無いかと。素晴らしい。

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内装。この写真だけだとあまり伝わらないかもですが、店内吹き抜けになっていて最高でした。

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Googleマップの写真一覧を見てもらえれば素敵さが伝わるかと。

KA7 店内写真 Google map

1点だけ、上記Googleマップより引用させてもらいます。こんな雰囲気。我々が通されたのは2階でした。

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現地アテンドしてもらっていた、森永さんと。

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野菜の王様、白アスパラガス。この時期のドイツは丁度白アスパラガスが食べれるときで、美味しくいただきました。高かったけど…

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詳細は忘れましたが、なにかの肉。まぁ何を食べても美味しかったです。お店が良いってのもあるけれどね。

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イタリア風アメリカンレストラン的なそれ「Death By Pizza」

先述のショッピングモール「TK Maxx」のすぐ近く、たまたま寄ったお店。名前が相当アレな感じですが、めっちゃ美味しかったのでご紹介。

Death by Pizza Hildesheim

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夕食はずっと飲んでた田中さん。

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自分が注文したのは、「甘じょっぱさがクセになる」という触れ込みの、ベジタリアンマカロニチーズ。BRIE & PEAR。正直英語のメニューもあんまり意味がわからなかったのでノリで頼んだんですが、ボリュームが多すぎて泣きそうになりました。まぁドイツ全般そんな感じですね。

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Geminiの解説。

チーズの濃厚さに、洋梨とはちみつの甘さ、そしてコケモモの酸味が合わさった、非常にヨーロッパらしい組み合わせの料理です。ドイツではカマンベールやブリーにコケモモジャムを添えるのが定番なので、そのスタイルをマカロニチーズにアレンジしたものと言えます。

デザート感覚とまではいきませんが、かなりリッチで満足感の高い一皿になりそうですね。

デザートなわけないだろうとGeminiにつっこみながら、頑張って食べました。正直残り3分の1ぐらいはきつかったんですが、なかなか日本では食べれない感じのメニューだったので、これはこれで良い経験でした。美味しかったです。

ものすごい地元雰囲気が漂うファーストフード店「BEIRUT TASTE」

連日夕食が豪華すぎてちょっと胃もたれ気味だったということもあり、ある程度軽めの感じで良いのでは?と話しながらはいったのが、このファーストフード店。ヒルデスハイムは、気軽に食事できるお店も沢山あるので、「店が全然あいてなくてスーパーのサンドイッチしか食べるものがない!」という夕食難民には基本的にならないので、そのあたりは嬉しいところ。

今検索してみたんですが、しっかりチェーン店である程度店舗数も多いみたいですね。中のオペレーションは非常にのんびりした雰囲気でしたが、その分リラックスして食事できました。

BEIRUT TASTE | Bestes libanesisches Restaurant in Hildesheim Mitte

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各自注文してでてきたのはこんな料理。どれをとってもたっぷりした量で当初の目的「今日は軽めで…」は全く達成できなかったですが、十分に美味しかったので良かったです。

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結論「ヒルデスハイムは良いぞ」

というわけで、ヒルデスハイムという街をざっと写真を中心に紹介してみました。4泊5日の滞在ということと昼間はほとんどハノーバーメッセに行っていたので、非常に断片的な情報しか無いかもしれませんが、雰囲気は味わっていただけましたでしょうか。

地方都市ならではの、人が多すぎない雰囲気と、綺麗な町並み。道中ゴミもほとんどなくて、しっかりと食事するところや買い物するところもあり、滞在中何をするにしても不便を感じることが殆どありませんでした。

もちろん、ハノーバーメッセに行くのであれば、ハノーバー中央駅近くのホテルをおさえておくのが至便性という観点では間違いないのですが、先述した通り、ハノーバーメッセ会期中のホテルは軒並みどこもめちゃくちゃ高いです。会場から少し離れますが、平和な雰囲気で ある程度リーズナブルに会期を楽しめる ヒルデスハイムも宿泊場所として悪くない選択肢かなと思います。

来年以降、ハノーバーメッセに参加される方に少しでも参考になれば幸いです。

それでは今日はこのへんで。濱田孝治(ハマコー)でした。

あわせて読みたい・参考資料

ハノーバーメッセそのものや、現地での過ごし方の実用Tipsについては、一緒に参加した田中の記事が詳しいです。とくに攻略ガイドには、交通・食事のコツがまとまっています。

街の歴史・世界遺産・交通については、以下を参考にしました。


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