Lookerの認定資格「LookML Developer」に合格したので感想とか書いていく #Looker
奈良県でリモートワーク中の玉井です。
Lookerの認定資格「LookML Developer」に合格したので、試験に関するアレコレを書いていきたいと思います。
ちなみに、私が日本国内第1号(Lookerの中の人以外で)とのことでした。
LookML Developerとは
「LookML Developer」は、Looker社による認定資格のうち、LookMLの開発に関する認定資格となります。公式の解説を抜粋します。
LookML code development, maintenance, troubleshooting, caching policies, and data modeling best practices. Please be comfortable with SQL and have 3+ months of experience with these skills before you register.
0からの開発だけでなく、運用保守やトラブルシューティング等といった、Lookerを実際に使っていく上でのLookML全般に関する知見が問われる内容になっています。
上記によれば、受験の目安として「データセットやLookMLを扱った経験が3ヶ月以上あり、SQLやBIツールに精通している開発者」とあります。
私のLookerスキルについて
受験当日時点の私のLookerに関するスペックは以下の通りです。
- Lookerを初めて知ってから半年くらい経過
- 仕事で本格的に触り始めたのは3ヶ月ほど前から
加えて、基本的なSQLの知識と他BIツールの経験(Tableau)があるので、受験対象者としては丁度よかったのかもしれません。
試験の申込み
申し込みは上記のページ下部の「Register」から試験システムに登録します。登録後の流れは下記と全く同じです(試験システムが全く同じ)。
試験システム(Webassessor)について
前述した通り、同じ試験システムについて書かれている上記記事をご覧ください。
受験日までにやったこと
各種トレーニングの受講
オンサイトのトレーニング
昨年の秋頃、Lookerをゼロから理解するため、オンサイトのトレーニングを受講しました(東京出張)。
各種Bootcamp
今年の2月頃、Looker社のBootcampというトレーニングを受講しました。ビリーズブートキャンプじゃないですけど、がっつりLookerの一連の機能や使い方について学びます。こちらはオンラインで受講しました(奈良県の自宅から)。
Looker University
いわゆるセルフペースラーニングというやつです。詳細は下記参照。
下記を実施しました(言うほどやってなかった)。
- Getting Started with Looker
- Getting Started with LookML
- Building Explores Users Will Love
試験勉強
下記を実施しました。
- 受講したトレーニングの復習
- 試験ガイドに記載されているドキュメントの確認
- すぐに理解できないところは実際にやってみてブログ執筆
受験当日の感想など
前述した記事にもありますが、Webassessorの試験はオンラインで実施します。
本来であれば外部接続のWebカメラが必要な試験なのですが、2020年4月現在、ラップトップPCの内蔵カメラでも受験することができました(新型コロナウイルスの影響で自宅受験しかできない人が一定数いることにより、試験システムの会社側が特別措置をしてくれている模様)。
私は普段のリモートワークで使っている自宅の一室で受験しました。Webカメラ越しに監視され続けますが、特に何も言われませんでした(「お前の部屋汚いな」とかは言われませんでした)。
ちなみに、受験中、試験システムに関するトラブルは特になく、スムーズに受験することができました(一回だけ「Webカメラの信号が弱い」ということで中断が入りましたが、すぐに回復しました)。
…で、結果ですが、何とか合格しました(めちゃくちゃギリギリ合格)。「LookMLを正しく運用管理する」みたいな感じの、一番大事そうなセクションが一番成績が悪かったのですが、まあ合格は合格ということで…。
勉強しておいた方がよいところ
当然ながら「試験でどんな問題が出たか」っていうことを、ここに書くわけにはいかないのですが、細かい仕様を聞かれるというよりは。「実際にLookerを使っていく上で"X"という要件があった時(LookMLを)どうするのがベストか?」という感じでした。
基本は試験ガイド
比較的新しめ(?)の認定資格のため、ググっても都合よく過去問っぽい情報とかは見つかりません。ですので、愚直に試験ガイドに記載されている事項と、それに関連するドキュメントの内容の把握に努めるしかないと思います。
個人的にチェックしておいてよかった…と思ったところ
下記の2つは「勉強しててよかった」と思いました。
- 派生テーブル関係
- Git統合
個人的にもっとチェックしておけば…と思ったところ
各種フィルターの使い分け
下記のフィルタがそれぞれどう違うのか、どういう時にどれを使うのか、それぞれ理解しておくといいと思いました。
LookML上での権限の取り扱い
「適切なユーザーに適切なデータを見せる」っていうあたりは抑えておいた方がいいと思いました(実際に使っていく上でもよく出る要件なので)。
結合まわり
Exploreのjoinにおけるベストプラクティスや、定義できるパラメータはもっとちゃんと見ておけばよかったと思いました。
おわりに
もう一つの認定も取得したい気持ち