隙間時間を活用してAWS Certified Solutions Architect – Professionalを一発で合格した 勉強法
データアナリティクス事業本部の武田です。
クラスメソッドに入社して1年経過し、2023年9月にAWS SAPに合格しましたので、勉強法を振り返ってみます。
私の業務との関係
現在の業務とのSAPはあまり親和性がなく、「業務上の経験から身についた」という要素は、ほぼゼロです。 つまり、仕事をしていたら自然と身につけられるものじゃなく、自分から掴みに行った資格になります。
全部持っている人がたくさんいるクラメソですが、私自身は今の業務に直接関係があるものを最優先と思って取り組んでいます。
私の業務は、直接SAPとの親和性はあまりないのですが、レスポンスが遅かったり、セキュリティ設定が原因で繋がらなかったりといった時、AWSの知識が役に立つことがあります。
今までそういった場面では、有識者に質問してなんとかしていたんですが、自分自身でできるようになりたい、応急処置だけでもやれたらいいなという思いがあり、SAPにトライしました。
私の保有資格とスペック
2022年9月に入社して、associate資格を3つ、specialityはSecurityとData Analyticsを取りました。 その間にTableau認定資格も2つ入っているので、大体1−2ヶ月に1度は何らかの資格試験を取得しているペースです。
下記に詳しく書いていますが、私はクラメソに入社する前は「Amazon QuickSight以外触ったことがありません」というAWS初心者です。
システム系の仕事はしてましたし、IPAの資格も取っていたので、前提のITの土台知識はある程度あったと思いますが、クラウドは私が専業主婦をしていた10年の間に出てきた技術ですので、「なにそれ?」状態でした。
隙間時間を活用した私の勉強法
2人の子持ちですので、正直、家庭と仕事を両立するだけで精一杯です。平日朝は分単位で動いてますし、土日は家庭の繁忙期です。平日は隙間時間をかき集めて30分、土日に4−5時間が限界値です。
そして、今は子供の学校への送迎が必要なので、送迎のために毎日2-3時間かかっています。夫に「私、そろそろ限界。倒れるかも?」と言ったのは1度や2度ではありません。(そして夫に晩御飯の片付け係を任命しました。)
なので、学校までのバス待ち時間2-3分、先生を待つ2−3分をかき集め、スマホで勉強していました。 机に向かえる時間はとても貴重なので、机でしかできないことに集中するようにしました。
勉強期間はトータル2ヶ月くらいでしたが、まずは市販本を読んで、模擬試験を何度も繰り返しました。これは私の高校時代からの持論なんですが、「どんな勉強でも、同じ本を3回やり直せば、なんとかなる」と思っています。なので、間違えたところは3回繰り返しました。
また、どの分野なのかを分類して、苦手分野がどこかを特定して、そこだけを集中してやるようにしました。これで、私はネットワークがとても苦手だとわかりました。
ネットワークの問題は、とにかく図を書くことが一番効果がありました。わからないところを社内の有識者に質問して、図で書くとどういうことなのかを聞いたり、他の選択肢はなぜ違うのかを教えてもらっていました。
勉強した教材
私が使っていた市販本は「AWS認定ソリューションアーキテクト -プロフェッショナル 試験特性から導き出した演習問題と詳細解説」です。
こちらは、試験でどういう点が問われるかが丁寧に解説されている本です。
(この本は、AWSの各サービスの仕様を順番に体系的にまとめられていないので、体系的にまとめたものが必要な場合は別の本を当たった方がいいと思います。)
演習問題が多めで、「長文読解」が必要なことを実感しました。
問題文を読む時は、下記を分解して読むようにしていました。
本文のどこに上記の説明があるかを線を引いておくと、頭に入りやすくなりました。その上で、図を思い描く(机に向かっている時は実際に書く)ようにしてました。
合格するために必要な3つのポイント
長文を読んでもへこたれない忍耐が必要です。 とにかく文章が長いです。
3時間集中し続けられる体力が必要です。 この3ヶ月くらい、Switchのフィットボクシングを毎日30分以上続けているので、体力はついてきただろうと思っていたんですが、全く違う分野の体力が必要でした。
挫けそうになった時に自分を支えてくれる存在です。質問もたくさんしましたし、泣き言も愚痴もたくさん言いました。言うことでスッキリして前に進めるなら、いくらでも言っていいと思います。次は私が聞く番です。
ふりかえりとこれから
AWS認定資格の最難関と言われるだけあって、久しぶりにしんどい試験でした。 3時間たっぷり時間がかかる試験で、体力も必要でした。
子供の送迎しながら、「なんで、私、今受けようとしてるんだろう」と何度も思いました。 社内の有識者に質問すると、本当に丁寧な解説がもらえて、ここで挫けるわけにはいかないと自分を奮い立たせていました。
SAP合格後、しばらく放心状態になってましたが、またボチボチ次を考えていきたいと思います。