AIエンジンを搭載した次世代のAPM Dynatraceを触ってみた #reinvent
こんにちは。re:Invent現地参加組のきんじょーです。
re:Inventのとあるワークショップで、DynatraceというAPMを触ったのでこの記事でご紹介します。
Dynatraceとは
AIでデータから洞察を得るためのオブザーバビリティとセキュリティを提供するプラットフォームです。
1つのプラットフォームで以下の機能を提供します。
- インフラの監視
- アプリケーションとマイクロサービスのモニタリング
- アプリケーションセキュリティ
- モバイル・WebのUIとAPI、ユーザーセッションのリプレイなどのデジタル体験
- ビジネス分析
- クラウド運用の自動化
Dynatraceを導入することで以下のようなメリットがあります。
- 開発
- DevOpsパイプラインを自動化して、より優れたソフトウェアを迅速に開発し、イノベーションのための時間を早出する
- 運用
- AIを活用した正解な洞察で、ユーザーへ影響が及ぶ前に問題を予知して解決する
- 顧客体験
- ユーザーセッションをモニタリングして最適化することでコンバージョンと収益を高める
コアとなる技術
- Dynatrace OneAgent
- クライアントへインストールするAgent
- PurePath
- 分散トレーシングとコードレベルの分析
- ≒X-Rayのトレース
- Smartscape
- アプリケーションマッピング
- ≒X-RayのService Map
- Grail
- Dynatraceクエリ言語(DQL)を用いて分散クエリで分析
- Davis AI
- OneAgent、Smartscape、Pure Pathから収集したデータをもとに推論するAIエンジン
デモ
触っていた環境が期間限定だったため、Free Trial Dynatraceで参照できるデモ動画の抜粋をご紹介します。
各アプリケーションのヘルスやユーザー体験、個々のマイクロサービスやDBのヘルスとパフォーマンスが一覧化されています。
リクエスト・レスポンスのパフォーマンスを集計し、特定の国やリージョン毎の状況を可視化しています。
Real User Monitoringでユーザーセッションをリアルタイムで可視化しています。
ユーザーセッションのリプレイで、実際にクライアントサイドで起きた事象を再現しています。
まとめ
re:Inventではじめて知ったサービスでしたが、直感的なダッシュボードでとくに説明もなく触ることができました。
ただのパフォーマンスの監視だけではなく、リクエストの予測、コードレベルでの障害原因箇所の特定など、AIならではの機能が搭載されており気になるサービスでした。
試してみたい方は、こちらからフリートライアルができます。
以上。CX事業本部、Delivery部のきんじょーでした。