AIエンジンを搭載した次世代のAPM Dynatraceを触ってみた #reinvent

2022.12.01

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こんにちは。re:Invent現地参加組のきんじょーです。
re:Inventのとあるワークショップで、DynatraceというAPMを触ったのでこの記事でご紹介します。

Dynatraceとは

AIでデータから洞察を得るためのオブザーバビリティとセキュリティを提供するプラットフォームです。
1つのプラットフォームで以下の機能を提供します。

  • インフラの監視
  • アプリケーションとマイクロサービスのモニタリング
  • アプリケーションセキュリティ
  • モバイル・WebのUIとAPI、ユーザーセッションのリプレイなどのデジタル体験
  • ビジネス分析
  • クラウド運用の自動化

Dynatraceを導入することで以下のようなメリットがあります。

  • 開発
    • DevOpsパイプラインを自動化して、より優れたソフトウェアを迅速に開発し、イノベーションのための時間を早出する
  • 運用
    • AIを活用した正解な洞察で、ユーザーへ影響が及ぶ前に問題を予知して解決する
  • 顧客体験
    • ユーザーセッションをモニタリングして最適化することでコンバージョンと収益を高める

コアとなる技術

  • Dynatrace OneAgent
    • クライアントへインストールするAgent
  • PurePath
    • 分散トレーシングとコードレベルの分析
    • ≒X-Rayのトレース
  • Smartscape
    • アプリケーションマッピング
    • ≒X-RayのService Map
  • Grail
    • Dynatraceクエリ言語(DQL)を用いて分散クエリで分析
  • Davis AI
    • OneAgent、Smartscape、Pure Pathから収集したデータをもとに推論するAIエンジン

デモ

触っていた環境が期間限定だったため、Free Trial Dynatraceで参照できるデモ動画の抜粋をご紹介します。

各アプリケーションのヘルスやユーザー体験、個々のマイクロサービスやDBのヘルスとパフォーマンスが一覧化されています。

リクエスト・レスポンスのパフォーマンスを集計し、特定の国やリージョン毎の状況を可視化しています。

Real User Monitoringでユーザーセッションをリアルタイムで可視化しています。

ユーザーセッションのリプレイで、実際にクライアントサイドで起きた事象を再現しています。

まとめ

re:Inventではじめて知ったサービスでしたが、直感的なダッシュボードでとくに説明もなく触ることができました。

ただのパフォーマンスの監視だけではなく、リクエストの予測、コードレベルでの障害原因箇所の特定など、AIならではの機能が搭載されており気になるサービスでした。

試してみたい方は、こちらからフリートライアルができます。

以上。CX事業本部、Delivery部のきんじょーでした。