データ連携画面・データ出力画面でリネージ情報が表示できるようになりました。 #CSアナリティクス
先日、クラスメソッドが提供するデータ分析基盤サービス「CSアナリティクス」(以下CSA)のプロダクト「Job Management Console」(以下CSA JMC)において、新しいバージョン「v5.12.0」をリリースしました。
当エントリではCSA JMC v5.12.0で追加した、データ連携画面・データ出力画面のリネージ情報表示について紹介します。
概要
CSA JMCでは「ジョブや構成要素がどこのジョブから呼び出されているか」を表すリネージ情報を、ジョブの詳細画面から参照する機能がありました。詳細については以下のエントリを参照ください。
データ分析基盤「CSアナリティクス」でジョブと構成要素のリネージ情報が辿れるようになりました。#CSアナリティクス
このリネージ情報を、データ連携画面・データ出力画面で表示できるようになりました。以下、それぞれの画面について紹介していきます。
なお、データ連携・データ出力についての詳細は以下のエントリを参照ください。
データ統合基盤 CS アナリティクスでデータ出力機能をリリースしました
データ連携画面でのリネージ情報表示
「ジョブA」というジョブからデータ連携を行う構成要素を呼び出す例です。データ連携の構成要素は作成済みであるものとして、ジョブを作成します。以下のようにジョブ一覧から「ジョブの追加」を押下し、ダイアログにてジョブ名を入力して「追加」ボタンを押下します。
「ジョブA」の詳細画面が表示されるので、構成要素の「編集」を押下し、ダイアログから任意の構成要素を追加して保存します。今回は「public.sample」というテーブルからデータ連携を行う構成要素を追加しました。
ジョブの構成要素に「public.sample」テーブルからデータ連携を行う構成要素が追加されました。
ここまではジョブの作成・編集の手順でした。今回追加となったリネージ情報を見ていきたいと思います。ヘッダーの[構成要素] - [データ連携]を押下し、データ連携の構成要素一覧を表示します。
一覧に表示された構成要素の鉛筆ボタンを押下し、データ連携の詳細画面を表示します。
画面下部に今回追加した「データ連携リネージ情報」が表示されます。「ジョブA」からデータ連携の構成要素が呼び出されていることが確認できました。
データ出力画面でのリネージ情報表示
データ出力画面のリネージもデータ連携画面と同じとなります。「ジョブB」というジョブからデータ出力を行う構成要素を呼び出す例とします。データ連携の構成要素は作成済みであるものとして、ジョブを作成します。以下のようにジョブ一覧から「ジョブの追加」を押下し、ダイアログにてジョブ名を入力して「追加」ボタンを押下します。
「ジョブB」の詳細画面が表示されるので、構成要素の「編集」を押下し、ダイアログから任意の構成要素を追加して保存します。今回は「sample-output」というデータ出力を行う構成要素を追加しました。
ジョブの構成要素にデータ出力を行う構成要素が追加されました。
ここまではジョブの作成・編集の手順でした。今回追加となったリネージ情報を見ていきたいと思います。ヘッダーの[構成要素] - [データ出力]を押下し、データ出力の構成要素一覧を表示します。
一覧に表示された構成要素の鉛筆ボタンを押下し、データ出力の詳細画面を表示します。
画面下部に今回追加した「データ出力リネージ情報」が表示されます。「ジョブB」からデータ出力の構成要素が呼び出されていることが確認できました。
まとめ
データ連携画面・データ出力画面でのリネージ情報表示についてでした。リネージ情報を参照することで、データ連携・データ出力が、どのジョブから呼び出されているかが一目で確認できるようになりました。こちらの機能を使い、CSA JMCを活用して頂けると幸いです。