Kiro で OpenAI GPT-5.6 Sol / Terra / Luna がサポートされたので試してみた

Kiro で OpenAI GPT-5.6 Sol / Terra / Luna がサポートされたので試してみた

Kiro で OpenAI GPT-5.6 Sol / Terra / Luna が選択できるようになりました。Claude など従来モデルとあわせて利用できます。今回は GPT-5.6 Sol で CLI ヘッドレスの動作確認を行いました。
2026.07.14

はじめに

2026年7月14日、Kiro で OpenAI の GPT-5.6 Sol / Terra / Luna を選択できるようになりました。

https://kiro.dev/changelog/models/gpt-5-6/

本日 Amazon Bedrock でも GPT-5.6 が GA になりましたが、Kiro でも同日サポートです。Bedrock 側の詳細は以下の記事にまとめています。

https://dev.classmethod.jp/articles/bedrock-openai-gpt56-sol-terra-luna/

従来 Kiro で選択できたモデルと、今回追加されたモデルの比較です。

区分 モデルファミリー
従来から選択可能(Claude + オープンウェイト) Claude Opus / Sonnet / Haiku、DeepSeek / MiniMax / GLM / Qwen
今回追加(+ OpenAI) 上記に加え GPT-5.6 Sol / Terra / Luna

GPT-5.6 は、難易度や利用頻度に応じて Sol、Terra、Luna の3ティアから選択できます。

ティア 用途 クレジット倍率 コンテキスト ベンチマーク(CAI)
Sol 最難関マルチステップ 2.4x 272K 80
Terra 日常的マルチステップ 1.2x 272K 77.4
Luna 高頻度・スループット重視 0.6x 272K 74.6

CAI(Coding Agent Index)は Kiro のモデルドキュメントに掲載されているベンチマーク指標です。

Kiro のクレジット倍率と Bedrock の USD 従量課金は別体系です。

ステータス リージョン 対象プラン
Experimental us-east-1, eu-central-1(クロスリージョン推論) Pro / Pro+ / Pro Max / Power

Kiro の公式モデルドキュメントでは、GPT-5.6 の動作スタイルとして次の特徴が紹介されています。

https://kiro.dev/docs/models/#gpt-56-openai

  • Hidden chain-of-thought(内部推論は表示せず、最終出力のみを返す)
  • 軽量プログラム生成による tool coordination(必要に応じて中間結果を処理するプログラムを生成し、ツール連携の往復を減らす)
  • 透過的な利用(Bedrock では Responses API が必要だが、Kiro ではモデル名を指定するだけで利用できる)

検証内容

今回は GPT-5.6 Sol を Kiro CLI のヘッドレス実行で指定し、正常に動作することを確認しました。Terra・Luna を含む全ティアの比較検証は対象外です。

IDE と CLI でのモデル選択

IDE のモデル選択画面でも GPT-5.6 の3ティアが表示されています。

Kiro IDE のモデル選択画面。GPT-5.6 Sol、Terra、Luna が表示されている

CLI でも /model コマンドから GPT-5.6 の3ティアを選択できることを確認しました。

Kiro CLI のモデル選択画面。GPT-5.6 Sol、Terra、Luna が表示されている

GPT-5.6 Sol をヘッドレスで実行する

--modelgpt-5.6-sol を指定して、Amazon Bedrock の概要を尋ねました。

kiro-cli chat --no-interactive --model gpt-5.6-sol "Amazon Bedrock とは何ですか?3文で簡潔に説明してください"

次の応答が返されました。

Amazon Bedrockは、AWSが提供する生成AIアプリケーション開発向けのフルマネージドサービスです。複数の主要な基盤モデルを統一
APIで利用でき、用途に応じたモデルの評価・カスタマイズ・検索拡張生成(RAG)が可能です。AWSのセキュリティや各種サービスと連携
し、生成AIシステムを効率的に構築・運用できます。

フッターにはクレジット消費と実行時間が表示されました。

 ▸ Credits: 0.10 • Time: 3s

まとめ

Kiro で Claude と OpenAI の両方が選べるようになり、タスクの性質に応じてモデルを使い分けられる環境になりました。個人的には、セカンドオピニオンとして GPT-5.x の回答を得たいときに Codex CLI を経由していましたが、これが Kiro のモデル切替だけで完結するようになったのは嬉しいです。ステータスは Experimental(今後変更される可能性がある段階)ですが、まずは実際のタスクで使いながら、Claude との出力傾向の違いや GPT-5.6 各ティアの特性を把握していきたいと思います。

参考リンク


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