エンジニア採用における求人票を掘り下げる – リンク編

エンジニア採用における求人票を掘り下げる – リンク編

Clock Icon2023.12.13

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こんにちわ。組織開発がミッションの人事グループ・組織開発室に所属しているてぃーびーです。
採用における入り口である求人票。
この記事では、エンジニア採用の求人票における「リンク」について整理します。

求人票におけるリンクの意義

求人票におけるリンクは、求人票のボリュームは最小に抑えつつ、より詳細に知りたい人だけに向けた導線を用意する意味があります。
求人票の情報量があまりに多すぎると候補者さん全体にとっての負担が大きくなります。
一方で、候補者さんによっては一部の情報について更に掘り下げて知りたい人もいます。また、知りたい情報も人それぞれです。
そこで、詳細情報や追加情報へのリンクを用意することで「見たい人は見る。見たくない人は見ない」という選択を可能にすることができます。
例えば、転職軸として会社文化を重視いている人は会社文化に関する詳細な情報を知りたいでしょうから、会社文化に関わる詳細情報や社員の実体験などの情報があれば見たいでしょうし、逆に会社文化は重視していない人からしたら求人票に直接記載してある概要レベルの内容で十分でしょう。

求人票におけるリンクの例

求人票におけるリンクの例を紹介します。

会社紹介スライド

会社紹介スライドへのリンクを提供します。
採用ピッチ、カルチャーデックなど呼び名は様々ですが、いわゆる「会社紹介スライド」を作る企業が増えています。
この会社紹介スライドを求人票に添えることがあります。
補足として、通常は求人ページは
  • 採用トップページ - 個別の求人に関わらない会社全体の求人に関わる情報
  • 個別求人ページ - 個別求人ごとの情報
のような構成になっています。
個別求人に会社紹介スライドをのせる意義としては、採用トップページにはなくて、会社紹介スライドのみに存在する情報がある場合、掲載する点があります。
逆に、ほぼすべての情報が重複している場合は、リンクを追加しなくてもよいでしょう。

Entrance Book

Entrance Bookへのリンクを提供します。
Entrance Bookは求人に関心を持ったあとの候補者さんにより詳細な情報を提供することを目的とした資料です。会社紹介スライドは、興味が強くなるよりもっと前段階を想定しているため、Entrance Bookよりは詳細度が低く、概要レベルの情報量になっていて、その点が用途を踏まえた内容の違いになります。
カジュアル面談からスタートする場合はカジュアル面談の案内段階でEntrance Book提供されるのがよくある利用例です。
一方で、カジュアル面談を経由せずに応募する方もいるので、そういった方にとっては応募の流れとして求人票からリンクでEntrance Bookを辿れると、より詳細な情報が得られることになります。
なお、これ以降の項目は、単体としてリンクが提供されることもありますし、Entrance Bookの一部としてまとめられ、求人票からのリンクとしてはEntrance Book一つに集約される場合もあります。

企業文化

企業文化に関して確認できる情報源へのリンクを提供します。
転職軸として自分が所属する企業の文化を重視する候補者さんにとって必要な情報です。
よくある内容の例としては
  • 代表や経営陣からのメッセージ
  • 企業文化の成り立ち
  • 企業文化を体現した人たちのエピソード
などがあります。

サービスのホームページ

入社者が実際に関わるサービスのホームページへのリンクを提供します。
転職軸として自分が関わる事業の内容を重視する候補者さんにとって必要な情報です。

ビジネスモデル

入社者が実際に関わる事業のビジネスモデルに関する情報がまとまったページへのリンクを提供します。
転職軸として自分が関わる事業の勝ちパターンや、それを踏まえた未来の有望さなどを重視する候補者さんにとって必要な情報です。

今後の計画

入社者が実際に関わる事業の今後の計画に関する情報へのリンクを提供します。
転職軸として自分が関わる事業の未来の有望さなどを重視する候補者さんにとって必要な情報です。

開発ブログ

開発ブログへのリンクを提供します。
大抵の場合、自分が所属することになる企業の発信内容を通して
  • 技術的な取り組み
  • 組織的な取り組み
  • どんな同僚がいるか?
などを知りたいケースが多いでしょうから、リンクを提供しておくとよいでしょう。

労働環境に関わる情報を掲載しているページ

入社者がどんな働き方ができるかに関する労働環境や福利厚生に関する情報などへのリンクを提供します。
この部分は候補者さんにとっては、
  • 転職先に求める必須要素が満たされているか確認できる
  • 転職先としての加点要素が確認できる
側面があります。
例えば、家庭の都合や居住地の都合で勤務条件に制約がある場合などは、転職先選びの必須条件の確認になるところです。

求人に関わる個別のブログ記事

求人に関わる個別のブログ記事へのリンクを共有します。
ここは色んなバリエーションの情報がありえますが、考え方としては
  • 候補者さんが知りたい現場や人に関わる情報の提供
  • 候補者さんが求める転職軸への訴求になる可能性のある情報の提供
などがあります。
例えば
  • 候補者さんと同じ職種の人の1日の過ごし方
  • 候補者さんと同じ職種の人のインタビュー
  • 所属予定のチームの技術的な発信
  • 所属予定のチームの事業に関わる発信
  • 所属予定のチームの組織に関わる発信
などです。
ただし、情報が多すぎると目移りしてしまうので、1〜2記事程度に絞りたいところです。

まとめ

この求人票における「リンク」について整理しました。
求人票のボリュームを抑えつつ、候補者さんが詳細を知りたいと思ったときに見ることができる追加情報、詳細情報を提供するためにリンク形式での情報を添えましょう。
また、需要を把握する意味で、候補者さんが何を求めているか、入社に至った人が何を決め手に入社したかなどは継続的にリサーチしておきましょう。

 

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