[小ネタ]Lookerで別のユーザーに成り代わる方法 #looker
こんばんは。大阪オフィスの玉井です。
タイトルだけ読むとすごい裏技感がありますが、そうではなくて、実は、Lookerには、別ユーザーに成りすます機能があります。ってわけでそいつをご紹介します。
sudo
unixコマンドにsudo
ってのがありますよね。別のユーザーの権限(大体はroot権限を使いたいとき)で何かしらの操作を実行するコマンドです。
実はLookerにもsudo
があります。といっても、CUIではなくLookerのいつものGUIで使用することができます。これを使うことで、Looker上で別ユーザーとしてLookerを操作することができるようになります。
sudoを使うための条件
- 下記の権限を持つ必要がある
- see_users
- sudo
管理者の場合は、普通のユーザーだけでなく、他の管理者としてもsudo
できます。上記権限を持った非管理者ユーザーは、管理者としてはsudoできません(一般ユーザーには成り代わることができる)。
Lookerの権限自体については、下記エントリのロールの項をご覧ください。
やってみた
ユーザー管理画面で、成り代わりたいユーザーの欄のsudo
ボタンを選択するだけです。
画面上部に「あなたはこのユーザーとしてLookerを見てますよ」って感じのメッセージが表示されています。このメッセージが表示されている間は、そのユーザーとしてLookerを操作できます。
Stop Sudoingをクリックすると、sudo
をやめることができます。
ユースケース
以下のような時に使うと便利かと思いました。
- そのユーザーの権限設定が正しいかどうか確認したい時
- 閲覧可能なダッシュボードと閲覧できないダッシュボードが正しく設定されているかどうかなど
- そのユーザーが作業している内容を確認したい時
- 開発モードから公開していないものは
sudo
しても見れません
- 開発モードから公開していないものは
- アクセスフィルタの挙動を確認したい時
おわりに
難しい操作は一切なしで他ユーザーとしてLookerを確認できるのは非常に便利です。ただ、そのユーザーに影響を及ぼす操作を(通知なしに)ガンガンやっちゃうのは危ないので注意しましょう。