Amazon Q Developer の運用上の調査機能が東京リージョンでも使えるようになりました
いわさです。
AWS re:Invent 2024 前後で登場した Amazon Q Developer の様々な機能のひとつに「運用上の調査」というプレビューの機能があります。
ワークロードで問題が発生した際、様々な関連メトリクスを調査したり時系列の整理などを行って行って根本原因の特定を行う必要がありますが、Amazon Q Developer がそれらを支援してくれるというものです。
この機能の初回リリース時点では米国東部 (バージニア北部) リージョンと米国西部 (オレゴン) リージョンでのみ利用可能だったのですが、今朝のアップデートでいくつかのリージョンが追加されており、その中に東京リージョンも含まれていました。
東京リージョンで使ってみましたので紹介します。
なお、リージョン追加はされましたが、サービスのステータスとしてはまだプレビューのままですのでご注意ください。
CloudWatch コンソール(東京リージョン)の確認
東京リージョンの CloudWatch コンソールにアクセスしてみましょう。
とある組織のメンバーアカウントで確認しています。
CloudWatch のメニューに、新たに「AI オペレーション」が追加されていることが確認できると思います。
東京リージョンで使えるようになりました、いえーい。で終わりでも良いのですが、せっかくなので有効化して適当な新しい調査を追加してみます。
設定から調査グループのセットアップを行います。
今回は CloudWatch メトリクスの適当な Lambda 関数のエラーが増加しているタイミングがあったので、メトリクス画面から新たな調査を行ってみます。
調査が開始され、まずは Amazon Q Developer の運用調査エージェントによって観察結果が確認されました。エラーレートがあった時間に Duration も増加しているということのようです。
もうしばらく待つと、今度は仮説の提案をしてくれました。
こういう理由で Lambda が停止し、これらのメトリクスが同時に変化していたぞということを言ってくれています。
仮説からアクションの提案を受けることも出来ます。
確認してみるとインシデント発生前後の CloudWatch ログのエラー情報の確認と、Lambda のデプロイ履歴、サービスヘルスのチェックなどを提案されました。なるほどね。
最近 Amazon Q Developer が日本語対応したことで、こちらの機能も日本語になってるかも。と期待したのですがこちらはまだでした。
さいごに
本日は Amazon Q Developer の運用上の調査機能が東京リージョンでも使えるようになったので使ってみました。
この機能は Amazon Q Developer の中で珍しく開発者向けに閉じない機能で、多くの方にとって活用しやすそうでとても期待しています。
まだプレビュー中ですが、東京リージョンで使うことができるようになったのでぜひ試してみてください。