AWS re:Invent Workshopセッション参加のすすめ #reinvent

2022.12.17

こんにちは、CX事業本部 IoT事業部の若槻です。

今回は、先日ラスベガスで開催されたAWS re:Invent 2022Workshopセッションにいくつか参加してきたので、その際に参加にあたって必要だと感じたコツや注意点についてまとめました。

Workshopとは

イベント公式ページに概要があったので引用します。

Workshops are two-hour interactive sessions where you work in teams to solve problems using AWS services. Workshops organize attendees into small groups and provide scenarios to encourage interaction, giving you the opportunity to learn from and teach each other. Each workshop starts with a short lecture (10–15 minutes) by the main speaker, and the rest of the time is spent working as a group. There are additional AWS experts in the room to make sure every group has the assistance it needs. Come prepared with your laptop and a willingness to learn! We will provide any AWS credits you may need.

(日本語訳)
ワークショップは、AWS のサービスを使用してチームで問題を解決する 2 時間のインタラクティブなセッションです。ワークショップでは、参加者を小さなグループに編成し、相互作用を促進するシナリオを提供して、お互いから学び、教え合う機会を提供します。各ワークショップは、メイン スピーカーによる短い講義 (10 ~ 15 分) から始まり、残りの時間はグループでの作業に費やされます。部屋には追加の AWS エキスパートがいて、すべてのグループが必要な支援を受けられるようにしています。ラップトップと学習意欲を備えて参加してください。必要な AWS クレジットを提供します。

先にまとめ

  • 事前準備
    • セッションを予約する
    • 参加したいWorkshopが公開済みか確認する
  • セッション参加時
    • 2時間の長丁場。飲み物と食べ物の調達、トイレは済ましておく
    • モバイルディスプレイを持参して使う
    • 開始後2,30分は講義タイム
    • 講義タイム後にハンズオン環境のURLやアクセスコードが共有される
    • ハンズオン手順のページをローカルに保存する
    • Workshopはスピード勝負
    • ハンズオン画面のスクリーンショットを取りまくる
    • 不明点はすぐ質問
    • プラスアルファの質問もしたい
    • 大抵は時間内に終わらない。退出後も廊下などで可能な限り粘る
  • Workshopは楽しい
    • Builders' SessionやGamified Learningも面白そう

事前準備

セッションを予約する

なにはともあれセッションの予約です。re:Invent 2022では、2022/10/12(開催の1ヶ月半前)から予約開始となりました。

re:Invent参加者は、AWS Eventsのアカウントを作成し、ポータル画面からセッション予約を行います。

[Session type]でWorkshopでフィルターして参加したいWorkshopセッションを予約します。

ちなみに私は今回がre:Invent初参加のゆえ勝手が分からなかったので、予約をしだしのが開催の1週間前くらいでした。その際に参加したいと思ったWorkshopは予約がすでに埋まっていたものがほとんどだったのですが、re:Invent期間中も予約状況をウォッチしていたら前日や当日に空きが出たものがあったので半ば飛び入りで参加することができました。(人気のセッションはリピート開催されることもあります)

事前のセッション予約はするに越したことはないですが、できなくても粘っていれば結構なんとかなります。

参加したいWorkshopが公開済みか確認する

セッションとして開催されるWorkshopの中には、ハンズオン手順がすでに公開されているものあります。(FWM306など)

公開済みの場合は、セッション番号でググるとヒットします。

この公開済みのハンズオン手順で予習していくのも良いですが、セッション内で結局同じことをやるので、re:Inventでの参加対象から省くという手もありです。

余談として、Workshopの作業環境は「AWS Hosted Event」と「Bring Your Own AWS Account」の2種類から選べます。re:InventのWorkshopの場合は「AWS Hosted Event」として周辺リソースが予め作成されたAWSアカウントが使用できます。

セッション参加時

2時間の長丁場。飲み物と食べ物の調達、トイレは済ましておく

Workshopセッションの所要時間はほぼすべてが2時間となります。長丁場となるので飲み物と食べ物を事前に調達しておき、トイレも済ましておくようにしましょう。

セッションの合間には会場廊下で軽食や飲み物がデプロイされるので、それらを持ち込むのでもいいでしょう。

またお昼の時間帯には会場で昼食として配られるランチボックスをWorkshopに持ち込んでいる人も結構いました。写真の通り広い机が使えるのである程度ものを広げても大丈夫です。

モバイルディスプレイを持参して使う

Workshopの手順ドキュメントを見ながら、AWSのマネコンを触って作業をすることになるため、1画面だけだとウィンドウをいったり来たりするのがしんどいです。できればモバイルディスプレイを持参して使いましょう。

私は次回参加までに下記のようなモバイルディスプレイを買ってラスベガスに持っていこうと思います。

ラップトップの1画面だけだとしんどくなっている図。

開始後2,30分は講義タイム

セッションの開始後2,30分はAWSの担当者の人が登壇して、使用するサービスや作成するアーキテクチャや、Workshopで作るものによりどんな課題が解決できるかなどを説明する講義タイムとなります。

Workshopアジェンダ例。この時は現実にある課題とその解決方法などについて説明がありました。

壇上で講義をしている様子。

この講義タイムでだけ見られるスライドが結構出てくるのでその写真を逃さずに撮りつつ、文字起こしや自動翻訳を駆使しても良いのでしっかり聞くようにしましょう。

講義タイム後にハンズオン手順や環境のURLやアクセスコードが共有される

講義タイム後にハンズオン環境のURLやアクセスコードが共有されるので、ここから始めてWorkshopのハンズオン手順や環境が確認できるようになり、ハンズオンが開始できるようになります。

手順や環境へのアクセス方法はセッションによってまちまちです。(下記は実際のアクセス画面例)

ハンズオン手順のページをローカルに保存する

ハンズオンに取り掛かる前に、手順を一通り見ながら各ページをローカルに保存しましょう。

なぜならWorkshopセッションが終了するとハンズオン手順のページはアクセスできなくなってしまうからです。(アクセスし続けられる場合もあります)

下記のように手順ページを開いていても自動で追い出されてしまいます。

ページの保存方法は色々あると思いますが、Command + P手順のすべてのページをPDF形式でローカルに保存するのが簡単だと思います。

Workshopはスピード勝負

ここが一番重要です。

手順を一通り見てやることの大まかな流れを確認できたら、即座にハンズオン環境にアクセスしてWorkshopに取り掛かり、てきぱきと手順をこなしていきましょう。

なぜならWorkshopで実施するハンズオンを完了させるまでの所要時間は2時間から4時間なのですが、セッション中にハンズオンに割ける時間は賞味で1時間半程度のため、まったく時間が足りないからです。

例えばWorkshopFWM306の所要時間は「約2から3時間」となっています。

Workshopセッションは2時間の長丁場という体力勝負であるのに加え、時間に追われながらハンズオンをこなしていくスピード勝負でもあります。

ハンズオン画面のスクリーンショットを取りまくる

ハンズオンを進めながら、Command + Shift + 3(Macの場合)で作業画面のスクリーンショットを撮りまくりましょう。復習をしたりブログ執筆や報告資料を作る際に役に立ちます。

繰り返しますがWorkshopはスピード勝負なので、逐一スクショ画像を確認しながらどこかにペタペタ貼ったりクリッピングしたりしている余裕はありません。Command + Shift + 3ショートカットで画像ファイルを次々とローカルに保存し、整理するのはセッションが終わった後にブログを書く際にやりましょう。

下記のようにデスクトップがスクショ画像で埋め尽くされますが気にしない。

不明点はすぐ質問

何度でも繰り返しますがWorkshopはスピード勝負なので、ハンズオンを進める上で不明点があり詰まる箇所があったら、スタッフ(AWSエキスパート)にすぐに質問しましょう。10人弱程度の彼ら/彼女らが場内を巡回しているので手を上げればすぐに誰かが来てくれます。私も不明点があった時に質問をして以下のようなことを解決できました。

  • 選択するAWSリージョンが間違っていた
  • コピーしたリソース名の文字列にスペースが入っていた
  • IoT TwinMakerのコンソールでキャッシュが悪さをして、画面更新をしないとリソースが表示されなかった
  • Workshopのハンズオン手順自体に間違いがあった

ちなみに冒頭で示したWorkshopの概要にあったように、参加者同士のコミュニケーションも推奨されているので簡単なことであれば積極的に教え合うようにしましょう。

プラスアルファの質問もしたい

余裕があればスタッフの方にプラスアルファな質問をしてみましょう。Workshopに関係することでも良いし、他に気になっているサービスのことでも良いでしょう。特にWorkshop終盤になれば、徐々にセッションを抜ける人が出てきて、スタッフの方も手持ち無沙汰になっているので捕まえやすくなります。

AWSエキスパートの方と1対1でじっくり話ができるまたとない機会なので、むしろハンズオンを進めることよりも優先した方が良いかも知れません。

私はWorkshopセッションENU301で壇上にあった風力発電装置はミニチュアについて聞きたかったのですが、躊躇してしまい叶わなかったので後悔しました。来年はできるようにしたいです。

大抵は時間内に終わらない。退出後も廊下などで可能な限り粘る

はい。大抵の場合はセッション時間内にハンズオンは完了まで間に合いません。

それでも諦めないで下さい。セッション後に手順へのアクセス権とハンズオン環境は削除されてしまいますが、数十分後から数時間後は猶予があるので、セッション会場から退出後も会場の廊下の隅などに座って可能な限りハンズオンを進めましょう。

削除前にハンズオンが完了させられたのであれば、そのままブログ執筆も廊下でやってしまいましょう。ブログを書く際に実際のハンズオン環境を見返せると捗ります。

Workshopは楽しい

Workshopは終了後の追い込みも含めて1セッションにつき3-4時間を要し体力もスピードも求められますが、あまり使ったことのないサービスや面白いアーキテクチャを短時間で作って実際に動かすところまで持っていけるので力が付きますしとても楽しいです。

後日にオンデマンド配信がされるLeadership SessionやBreakout Sessionよりも、実際に手を動かしてその場限りの体験ができるWorkshopの方が私は好きです。

re:Invent 2022では4つのWorkshopに参加しました。それぞれレポートを書いているので良かったら御覧ください。

またWorkshop以外だと、少人数の参加者同士でコミュニケーションをしながらハンズオンを進めるBuilders' Sessionや、参加者同士で課題解決力を競うGamified Learning(Game Day)も面白そうだと思ったので、来年はこれらにも参加してみたいと思います。

以上