リファラル採用への4ステップ
こんにちわ。従業員体験( EX ) の向上がミッションのエンジニアリング統括室に所属しているてぃーびーです。
ITエンジニアの採用が激化する中、他の採用方法に比べて成功率が高いとされるリファラル採用はどの企業にとっても魅力的な選択肢です。リファラル採用の紹介に至るまでの4つのステップを整理します。
第1ステップ - 紹介したいと思える会社であること
まず、友人・知人を紹介したいと思える魅力的な環境である必要があります。
必要となる魅力の程度を一言で言うのであれば
- 働き続けたいと思える環境であること
になります。自分がやめる前提の会社に友人・知人を誘いたいとは思えないですから。リファラル紹介は今いる社員の充実が土台です。
第2ステップ - 紹介したいと思える相手がいること
次に、紹介したいと思える相手がいる必要があります。
紹介者が継続的に社外交流を増やしているかどうかによって紹介候補の継続有無が変わります。
社外での関わりが増えていないと、元々の友人・知人や元同僚に声をかけきったら新たな声掛け対象がなくなります。
逆に、社外で継続的に交流を広げている場合は紹介相手が継続的に増えていきます。
ただ、社員の社外交流に対して会社が介入することはできません。できるとしたら、間接的にそういった行動がしやすいように
- 業務量が増えすぎないようにして、社外活動の時間を残しておけるようにする
- 社外勉強会の参加を業務時間中にできるようにする
などの面で支援することです。
第3ステップ - 誘う対象に求める条件や提供できるメリットが開示されていること
次に、紹介に関わる各種条件を把握している必要があります。
大きく分けて
- 誘う対象に求める条件
- 提供できるメリット
の2つが必要です。
誘う対象に求める条件
どんな人を誘えばいいのかを社員が把握している必要があります。
まずは、自社が求めるカルチャーマッチの条件を理解している必要があります。つまり、社員自身のカルチャー理解度が高い必要があります。
次に、個別の求人としてどのような職種があって、それぞれどのような要件で募集しているのかを確認可能になっている必要があります。
基本的には外部に公開されている求人ページにある各種求人票がわかりやすく記載されていればそれを確認できれば問題ないです。内部のみに公開している社内限定公開求人もある場合はその情報も共有されている必要があります。また、細かなことはわからなくても少なくともカルチャーマッチしている可能性が高そうな人がいるのだが、マッチする求人枠があるかどうか気軽に社内確認できれば問題ありません。
提供できるメリット
こちらから見て誘いたい人がいた場合に、誘う相手にとって自社が魅力的かどうかを説明する必要があります。そのため会社、ビジネス、職種、環境など自社が持つ様々な魅力や特徴を説明できる必要があります。
とはいえ、採用が主業務ではない人がそのすべてを記憶しておくことも楽ではないため、自社が持つ魅力である EVP や、その他にどのような環境であるかを説明できる情報が1箇所にまとまっていると理想的です。最近だと採用ピッチや Entrance Book などが定番です。
第4ステップ - 紹介の流れがわかりやすいこと
最後に、紹介を行い、面談や選考に取り次ぐまでの流れがわかりやすく、手間がかからないと気軽に話を取り次ぎやすくなります。
紹介者は採用以外の業務も抱えているため、ここで過剰に時間がかかると次回から紹介に及び腰になる可能性があります。
まとめ
リファラル採用の4ステップとして
- 紹介したいと思える会社であること
- 紹介したいと思える相手がいること
- 誘う対象に求める条件や提供できるメリットが開示されていること
- 紹介の流れがわかりやすいこと
という流れを紹介しました。
自社のリファラル採用においてどの部分に不足があるかを見極め各ステップが円滑に進んでいけるようにしましょう。