[レポート] 『CM re:Growth 2022 〜技術者による技術者のためのAWS re:Invent ふりかえり勉強会〜』に参加しました #reinvent #cmregrowth

2022.12.07

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昨日2022年12月06日(火)、東京会場(岩本町ツインビルオフィス)とオンライン会場同時開催という形態で、先日開催された「AWS re:Invent 2022」に関する"技術者による技術者のためのAWS re:Invent ふりかえり勉強会"である『CM re:Growth 2022』が開催されました!

当エントリではこのイベントに関する(リモート視聴観点での)全体レポートをお届けしたいと思います。

目次

セッションレポート

プログラム終盤、亀田 治伸氏以降のセッションは当日発表された内容の概要を、それ以外のセッションについては発表者個人による登壇ブログのリンクを展開する形でお届けします。

イベント全体の司会進行はたいがーが務めました。

また、イベントの関連ツイートに関しては下記Togetterにまとめています。

 

セキュリティ系まとめと地味だけど今すぐ設定すべきモニタリングアップデート

  • 登壇者:臼田佳祐 (AWS事業本部コンサルティング部 シニアソリューションアーキテクト)

 

Amazon Verified Permissions について妄想を膨らませる

 

KeynoteからみるAWSのこれから

  • 登壇者:しがひ (Classmethod Europe マネージングダイレクター)
※発表エントリが公開され次第連携します。

 

DevelopersIO BASECAMPで扱うサービスのアップデート紹介

  • 登壇者:深澤俊 (AWS事業本部コンサルティング部 ソリューションアーキテクト)

 

公開情報のみで AWS Supply Chain を掘り下げる

  • 登壇者:いわさ (AWS事業本部コンサルティング部 ソリューションアーキテクト)

 

Analytics系サービスのアップデートまとめ

  • 登壇者:suto (データアナリティクス事業本部インテグレーション部 エンジニア)

 

re:Invent 2022 AWSの方向性や社会的貢献雑感

  • 登壇者:亀田 治伸氏 (アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社 シニアエバンジェリスト)

ここからは視聴レポートの形で私がざっくり内容をお届けしたいと思います。

アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社 シニアエバンジェリスト 亀田 治伸氏による「re:Invent 2022 AWSの方向性や社会的貢献雑感」では、クラスメソッド福岡オフィスよりリモート登壇頂く形で(今回2022年はクラスメソッド特製イベントジャケット着用での発表でした。ありがとうございます!)、亀田さんに今年のイベントで感じたことを述べて頂きました。内容的には以下のトピックでした。

  • 再生可能エネルギーに関するAWS(データセンター)の取り組み
  • 今回のキーノートの特長:No Migraion/クラウド上で動いているシステムをどうやって効率化させるか?というところが世の中的には主戦場になっている
    • Nasdaqの事例:めちゃくちゃオンプレミスに投資、単純にパブリッククラウドを使ってコスト削減をしている、という訳ではない。AWSには仮想化基盤のテクノロジであったり、運用の自動化手法そのものの開発をアウトソースする部分に期待をしている
  • 新サービス新機能に関する解説と所感
    • Geospatial ML with Amazon SageMaker
    • AWS SimSpace Weaver
    • Amazon DataZone
    • AWS Clean Rooms 

そしてこれは余談ですが、亀田さんの発表終了後は司会のたいがーが後を引き取る流れだったのに暫く反応が無く、暫く間が開いた後に亀田さんが思わず「...あいつおらんやないか!」とツッコミを入れる一幕がありました。(実際は配信状況の都合で音声がスムーズに連携出来ていなかった模様) イベントでの交流などで既に親交のある両者の関係性ならではのコメントでしたが会場は大爆笑。開催会場が良い雰囲気に包まれた瞬間でありました。

(※社内で早速コラ画像が作られ、それをたいがーが亀田さんに共有。亀田さんも早速Twitterでシェアされていました)

 

「SI Partner of the Year - GLOBAL」受賞について

続いては代表取締役 横田聡による発表。

今回のAWS re:Invent 2022でクラスメソッドは「AWSにおけるSIer世界一」の称号となる「SI Partner of the Year」を受賞するに至った訳なのですが、その受賞に至るまでの裏側をドキュメンタリー形式で述べていく内容となりました。

受賞の知らせが来たのはAWS re:Invent 2022開催直前の11月下旬。そこからAWS re:Invent期間中に「痺れるシチュエーション」で英語でのスピーチを行うことになる訳ですが、その過程についてどのような心理状態でどのようなアクションを行い、周囲の協力を得ながらどうやって場を切り抜けていったのかについて熱く語りました。

横田自身はAWS re:Inventへの現地参戦は皆勤賞。続ける事の重要さが説得力を帯びる発表内容でもありました。(ちなみに英語スピーチ発表のタイミングはちょうどサッカーW杯、日本vsスペイン戦が行われたタイミングでもありました。曰く「サッカーもめちゃめちゃ楽しみにしてたけど、こっち(英語スピーチ)の方が緊張感ありまくりでそれどころでは無かった」とのこと)

 

re:Invent皆勤賞、クラウド二刀流 Top Engineerらが語るAWS re:Invent 2022総まとめ

イベント最後のセッションはクラメソメンバー数名によるパネルディスカッション。駆け足な感じではありましたが、それぞれイベントで印象に残ったポイントを語ってもらいました。

  • Q1.今回のイベントで印象に残ったことは?
    • ワーナー(Dr. Werner Vogels/CTO)のキーノートが尊かった。過去イチ。(濱田)
    • サプライチェーンのサービスが出て来たこと。これまで業界寄りのサービスはあまり出ていなかったので。ヘルスケア関連のサービス等の特定業界向けのサービスが出始めて来たところも興味深いと思った(大栗)
    • Day1、アダム(Adam Selipsky/CEO)のキーノートが印象に残った。特定分野の説明をしておしまいというのではなく、それらの分野に対応する新サービスを出したよ、という形はこれまでのキーノートには無かったので新鮮だった(大瀧)
    • 2日目の発表ではデータのサイロ化を防ぐ/No ETLに関する発表があったが、間を埋めるようなものをAWSがどんどん出してきた、というのが「成熟してきたな」と。あと、個人的にはAWS re:Inventは2012年から参加しているが、当時のセッションレポートを見てみると結局言っていることは今とあまり変わってなかったりする。AWSは当時からビジョン・方針がブレてない、変わっていないんだなぁというのは感じた。(横田)

  • Q2.来年行きたいひとへのアドバイスを。
    • 個人的にre:Inventで一番面白いコンテンツは「Chalk Talk(チョークトーク)」だと思っている。セッションを聞くだけじゃなくて、ソリューションアーキテクトの方から「お前らこれどう思う?どう設計する?」みたいなコミュニケーションがある。インタラクティブな会話がある。日本だとそういう空気感は無いのでそれが凄い興味がある。DynamoDBのベストプラクティスに関するChalk Talkに参加して、1割5分くらいしか理解出来なかったけどめちゃくちゃ楽しかった。英語力を鍛えてそういう場所にDeep Dive出来るとすごいいい経験になると思う。(濱田)
    • 英語は出来た方が絶対に良い。英語がわからないとマニアックな部分も理解しにくい部分は確かにある。個人的に(社内で)英語の論文を読む会を行っているのだが、先日発表されたRedshiftの内容はその論文を読んでいたおかげで(英語が分からずとも)内容を理解出来た。自分が興味あるサービスについて論文が出ているのであれば、サービスへの理解も進むので読み進めてみるのも良いと思う。(大栗)
    • 過去現地参戦したことがあり、今回はリモート参戦だったがやっぱりキーノートのあの現場の盛り上がりは体感してみて欲しい。(大瀧)
    • 経営者的に言うと、来年(2023年)の参加を検討するのであれば今のうちから色々仕込んでおくべき。参加するということは「(自分が参加することで)これだけのメリットが会社にありますよ」ということを、エビデンスを積み上げていかなければならない。「行ったらレポート書きます」は事後報告。行く前にもアウトプットする、登壇する等のエビデンスを積み上げて「どう見ても私、行きますよね?」みたいな状況を作り上げていくのが大事。(横田)


(※素材感のある動きでキーノートの興奮を表現する一部パネリスト達)

まとめ

という訳で、技術者による技術者のためのAWS re:Invent ふりかえり勉強会『CM re:Growth 2022』の開催レポートでした。

今回はオフライン(東京会場)&オンライン併設での開催という事もあり、また多元的に中継を繋ぐ(リモート登壇&別オフィス登壇)という事も行っていた事もあり、開催には多くのスタッフ、関係者の方の協力があって無事開催が出来、また当日も運用が進められていたところがありました。登壇頂いた皆様、現地ご参加の皆様、またイベントに御協力頂いた皆様、ありがとうございました!