社内イベント『 DevelopersIO ブログ勉強会2023 #3 』を開催しました。

2023.11.07

2023年11月02日(木)、DevelopersIO著者(=クラスメソッドグループの社員の皆さん)を対象にした社内イベント『DevelopersIO ブログ勉強会2023 #3』を開催しました。

イベントの関連記事一覧はこちら:

当エントリでは、開催したイベントのセッション内容について概要レポートをお届けします。

目次

 

イベントの趣旨・経緯・背景など

社内イベントとして展開している『DevelopersIO ブログ勉強会 2023』。趣旨や経緯、背景などに関しては下記エントリを御参照ください。

 

イベントレポート

シリーズ第3回となる今回は個別セッション発表回。Zennに携わってDevelopersIOとはまた違ったブログメディアのあれやこれやを見てきている和田祐介さん、そして現在はクラメソを卒業されていますが、在籍中は非常にクオリティの高い、反響の大きい、『仕事に繋がる』ブログを多数アウトプットされていた吉井亮さんの御二方にお話をして頂く形となりました。

 

『Zennにみる「いい記事」その秘密を解き明かす』 by 和田祐介

1人目の発表は新規事業部より和田祐介さん。2021年7月:新規事業統括部Zennチームへ参加、以降メンバーと共にZennの運営に携わっています。

このセッションはZennチームとしてブログメディアを見てきた和田さんの視点から、DevelopersIOの著者にノウハウや知見として何か横連携、共有出来るものが無いか?とオファーして実現したものとなります。

  • Zennのこれまでの歴史を紹介
  • Zennを運営管理していく中で『良いコンテンツ』として見えてくるものがある(注:以下述べていく内容は和田さん個人の主観でまとめたものである、という但し書きが入ります)
  • いい記事が満たしている要素とは?大きく2つある
    • 1.正しい日本語(母国語)で書かれている
    • 2.ISSUEが切り離されている
  • Zennの場合、コンテンツをPublishした先にあるゴールは「ブランドの確立」。ブランディングがうまくいくと以下の効果も期待出来る。
    • 仕事が見つかりやすくなる
    • 転職や就職が有利になる
    • 自分の商品が売れる
  • いい記事とは、ブランディングの助けになるもの
  • 著者というブランドを技術記事というコンテンツで育てる、と考える
    • 最初から著者に興味を持ってもらえる訳ではない。記事から少しずつ著者へ興味を持ってもらう流れを作る
  • どうやって育てていくか。大きなポイントは「もったいないことをしている可能性を、できるだけ無くす」こと。
    • 正しい日本語で書かれていないと、読者は何も言わず黙って立ち去ってしまう。
  • 「損をしない」ための具体例
    • サービス名・固有名詞を正しく書く
    • 支持が得られやすい言葉を選ぶ
    • スラング・ミームを回避する
  • 「ISSUEの切り離し」について
    • 記事の質はISSUE(課題)の質で決まると言ってもいい
      • 解決したい不満や問題から「ISSUE」を抽出し、本題はISSUEへ集中させるべき。
      • ISSUEは読者と共有しているため、同じISSUEを抱える読者も記事に集中出来る。
    • 下記記事を「ISSUEの切り離し」が出来ている好例として紹介。
    • これが出来ると、誰が読んでも気持ち良い記事となり、結果著者への親近感も増し、エンゲージメントやブランディングの向上にも繋がる。
  • そうは言っても実践方法が良くわからない...そんな時はのんピさんの記事構成を参考にしてみる(ISSUEのみに集中する=のんピメソッドと和田さんは命名)のもアリ。

 

『吉井流 ブログを書くモチベーション』 by 吉井亮

2人目の発表者は元クラメソ、クラメソOBの吉井さん。久々にお会いする方が多いのかな?と思った一方で、吉井さんとコミュニティ界隈で繋がっている方々からすると『1日振りの再会』であったことが判明しましたw (※後述hX投稿を参照)

  • クラスメソッドには約5年間在籍(2018.07〜2023.06)
  • 今日話すこと
    • 何をモチベーションにブログを書いていたか
    • 卒業してからというもの
  • 何をモチベーションにブログを書いていたか
    • 5年間で166本=月平均2.76本書いていた
    • 記事には色々なタイプがある
    • 記事の「伸び方」にも色々タイプがある
    • ベースにある考え方はこれだった:すなわち「顧客に貢献、社会に貢献」し、「貢献と経験」を得ることを目的としていた。

  • 卒業してから
    • 卒業してもブログを書いています
    • AWS Community Builder獲りました
      • みんなも申請バンバン出して取っていこう!
    • DevelopersIO BASECAMPのお手伝いもしています
    • コミュニティ活動やっています
  • 愛すべきクラメソのエンジニアへ
    • "ブログの向こう側"へ行こう!
    • 下記ブログで言及されている『黄色い円の部分』=ブログや社外勉強会への登壇など。
    • 社外の勉強会などでクラスメソッドの名前を聞くことは殆どない。これはこれで寂しい。
    • みんなもっと外側、外側に行こう!
    • AWS界隈をクラメソで埋めよう!

 

まとめ

という訳で、社内イベント『DevelopersIO ブログ勉強会2023 #3』開催の概要レポートでした。

和田さんのセッションも吉井さんのセッションも、実はそんなに難しいことを言ってないとは思うのですが、そんなベーシックなことこそ大事であり、また守っていく、継続していくことが大変な部分でもあるなぁと改めて実感した次第でした。

そして吉井さんのセッションの最後『クラメソのみんな、もっと外(のイベント)に出ていこうぜ!』という激励。これはこれで、私自身もクラスメソッドに入る前はそれこそ毎週の様に社外勉強会に参加していた→クラスメソッドジョインを機にパッタリとその頻度が減ってしまった(大きなイベントを除いて、社外のイベントに参戦することがほぼ無くなってしまった)、という経緯というか状況の変化があったので『あぁ、確かに...』と思う部分がありました。刺激を求める、変化を求めるという意味でも吉井さんのコメントにあるようにクラスメソッドとしてもっと外に打って出ていく、アピールしていくというのはアリなのかも知れませんね。

当イベントは引き続き開催を予定しています。開催後には改めてレポートをお届けしたいと思います。